第三話「林間学校一日目~他人の恋は応援するもの、茶化すもの~」
大変長らくお待たせいたしました。無事大学入試を終え、結果待ち
となり、また壊れてネットが繋がらなかったPCが直り、ネット環境が
整いましたので、これからは随時更新していきたいと思います。
やあ、黒斗だよ。今日から3泊4日の林間学校だ。
すっげぇ楽しみ!!…なわけねえよ。ぶっちゃけめんどい。
今は、林間学校へ向かうバスの中だ。割とみんな
盛り上がっているようだ。
そんな時、そういえば、、、と裕人が話を切り出した。
「朝の太一君たち、夫婦みたいだったね」
「あん?」
「あー、あれか、、、」
そう、それは今朝、俺たち男5人が寮を出た時だった。
「太一~」
「んあ?おぉ愛梨か」
声をかけてきたのは太一の彼女と噂される
持月愛梨先輩だった。
「何しに来たんだよ」
「見送り。今日から林間学校でしょ?」
「いいよ別に、、、」
「気にしないで、私が好きでしてることだから、、、
あーもう、ネクタイ曲がってる」
「ああもう、いいって」
「いいから、じっとしてて」
そう言いながら望月先輩が太一のネクタイを
整えた。
「んしょっと、よし出来た!」
「お、おう、さんきゅー」
「うん、いってらっしゃい!」
「ああ、行ってきます」
そんな会話を少し遠くから見てる俺たち
「なあ圭高、、、」
「ああ、なんかな、、、」
「夫婦みたいだね」
「裕人と同意見」
なんともイラッとくるシチュエーションを
朝一で見てきたのだった。
「というか、今思い出したらすげぇ恥ずかしい」
「いいじゃないwww心温まるエピソードよwww」
「天野さん、笑いながらじゃ説得力ないよ」
「もう、、、やめてくれ、、、」
そうして俺たちはニヤニヤしながら林間学校へと
向かった。
☆★☆★☆★☆★
程なくして林間学校の宿泊場に着き点呼を終えると
各班、割り当てられたログハウスへ向かった。
この宿泊場は山の山頂付近にある林の中に作られてあり
空気も澄んでいて夜なんかは星もきれいに見れるらしい。
「夕食まで時間あるからそれまで自由らしいぞ」
俺たちもログハウスに入り各部屋に荷物を
置いてリビングに集まると俺はそう言った。
「よっし、みんなでトランプ大会しよーぜ」
「いいな、女性陣のみんなは?」
「参加するよー」
「私も~」
「あれ?黒斗くんは?」
「俺はいいや。ログハウスん中みてぇから」
「そっか、わかった」
ログハウスの中は思ったより広くなかなか楽しいものだった。
しばらくして俺が外で風にあたっていると隣に誠樹が来た。
「なあ、黒斗」
「ん?どうした?」
「相談があるんだ。ちょっと歩かないか?」
「ああ、いいぜ」
真剣な顔つきの誠樹にちょっと疑問を抱きつつも
付いて歩く。
「んで、相談って?」
「ああ。同じ班に海、いるだろ?」
「いるな」
「俺とあいつ、幼なじみでな、昔から何かと世話焼いてくれんだよ。
でな、俺、気づかないうちにあいつのこと、好きに
なっちまったんだよ」
「ほうほう。んで?」
「出来たら付き合いたとは思ってんだがな、今の仲のいい
関係を壊したくないんだよ。なんかいい案無いかな?」
「そうだな、、、今ここでポッとはでねぇな、、、。
そうだ、夜に男集めて作戦会議しないか?
そっちのほうがいい案出るかもしれないからな」
「それもそうだな。よし、夜までに声かけとくわ」
「おう。んじゃ、戻るか」
「ああ」
そして俺たちはログハウスへ戻っていった。
因みに黒斗くんたちのログハウスは2階建ての7LDKです。




