オレ達 召喚獣で驚かせてしまった村に謝りに行ったら、またトラブルに遭遇しちゃったよ。
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
レオンが召喚契約をしたワイバーンに乗って、
リヴェンデイルの町までやって来たルミナス・トリニティーの3人。
ただ、その近くの村の上空を飛んでいて、村人を驚かせてしまった為、
3人はその村へ謝罪に向かうことにします。
ところが、そんな彼らを待ち受けていたのは・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「この先は、歩いて行こう。ウルフで行ったら、それもまた怖がられちゃうし」
「ホントにもう~、レディにこんな砂利道を歩かせるなんてぇ~」
「セーラってレディなの?」
「ちょっと黙りなさい!ノエル」
そんなことを言いながら、オレたちは一旦ウルフから降りて、村まで歩くことに。
そして数分後・・・
「あれが、さっきの村だね」
「小さな村よね~、家なんて20軒位しか無いんじゃない?」
この辺りの川沿いは渓谷になっていて、川の両サイドは崖だったんだけど、
村の辺りは、北側の崖が無く、緩やかな傾斜となっていて、
そこに何軒もの家が立ち並んでいる。
村の周囲には、一応、丸太を並べて立てて作られた柵は有るんだけど、
高さは3メートルほど、強度的にも大した強さは無さそうで、
精々、E級かF級の魔物を防げる程度かもしれない。
村の入り口には木製の門(扉?)があるようだけど、
その門は今閉ざされていた。
オレ達よそ者が、入れて貰えるか、ちょっと分からなそう。
村の様子が見え始めて、そんな事を考えていたら・・・
その門が開いて、3人の若者が出て来る。
彼らはちょっと元気なさ気に見えたんだけど、
少し歩いて、オレ達3人の姿を確認すると・・・
「お、お前達!なんでこんな所へ?」
そんな事を言うんだ。
ん?誰だっけ?
こんな所に、知り合いは居ないハズ・・・
瞬間、オレは彼らの事を思い出せなかった。
けど・・・
「ねえレオン、あの子って、昨日退治した盗賊団の・・・?」
「えっ?」
セーラの言葉に、昨日の出来事を思い出す。
彼らはあの時、帽子を被り、口元はマスクのような布を付けていたけど。
「あぁ!確かにあの時のリーダー!」
そうか、彼らはこの村の人間だったのか!
それにしても、セーラは良く分かったな。
「兄ちゃん、どうする?また退治する?」
「いやいや、それは無いだろ?ノエル」
そんな事をオレ達3人が話してたら・・・
「オイ、お前ら、この村に来ちゃダメだ!
ちょっとこっちへ来い!」
盗賊団もどきのリーダーが、そんな声を上げて、オレ達の腕を掴んで、
逆方向へ引っ張って行ったんだ。
「ちょっとぉー、アンタたち、何すんのよぉ~!」
20~30メートルほど引っ張られて、セーラがキレる。
オレもノエルも、訳が分からない状態だ。
「ちょっと、ここに隠れてくれ。村からアンタたちが見えるとヤバイからな」
村からは崖の陰で見えない場所まで移動させられると、
盗賊団もどきのリーダーが、そんなことを言うんだ。
一体、何がヤバいって言うんだろう。
「昨日はすまなかったな。オレの名はカレブ 18歳だ。
そこの名もない村で生まれ育った者さ。
そして、コイツが弟のジェイス16歳、こっちはその下の弟 レミ15歳だ」
カレブと名乗った男に紹介され、弟とされる2人も、少しだけ頭をペコリと下げていく。
「じゃあオレも、改めまして、"ルミナス・トリニティー"のB級冒険者 レオン13歳です」
「私は"ルミナス・トリニティー"のセーラ、もうすぐ13歳で今はC級よ」
「ボクはノエル。レオン兄ちゃんの弟で12歳、ボクもC級冒険者だよ」
「そうか、レオンはB級か。道理で強い訳だな」
「ホントはね、兄ちゃんはS級クラスの実力があるんだから!」
「コラコラ、ノエル。そういうのは今は良いから」
「は~い」
ちょっとだけノエルを嗜めるオレ。
だって、そう言う事を今言っても、話しが混乱するだけだし・・・
「で、どうして、あの村に近づいちゃダメなんだい?」
「っていうか、お前ら、どうしてこの村に来たんだ?」
まあ、そりゃそうだよな。
街道から外れたこの場所に、わざわざ来る理由って、あまり無いんだろうね。
「ええと、さっき召喚獣のワイバーンで上空を飛んでたら、
村の人を驚かせちゃったみたいで、その・・・ちょっと謝っておいた方が・・・ってね」
「あぁ・・・さっき、アイツらが何か騒いでたな」
「兄貴、俺、見てたぜ。アイツら、攻撃魔法で、そのワイバーンを攻撃してたんだ」
「うん、何かアイツら、随分慌ててたよね」
どうも、彼らの話を聞いていると、"アイツら"という単語が繰り返し出て来る。
「キミらの言う"アイツら"って? それ、村人じゃないの?」
ちょっと気になったので聞いて見たんだ。
すると彼らは、この村の状況を話してくれたんだ。
どうも一ヶ月ほど前に、謎の宗教関係者が5人ほど、村に突然やって来て、
あっと言う間に、村を支配してしまったらしい。
その宗教関係者は、司祭とその配下らしく、
手始めに村長宅から村長一家を追い出し、家を占領。
更に村人に上納金と上納品を強要。
たった一ヶ月で、村が危機的な困窮に瀕しているそうなんだ。
奴らには格闘士、更には魔道士らも居て、
マトモに戦える者が居ない、ここの村人達では、全く勝ち目が無いらしい。
そしてカレブ達、村の若者は、奴らの命令によって、
昨日のような盗賊まがいの事をさせられ、その昨日は、敢え無く返り討ちに。。
そして今も奴らは、村人に更なる上納金・品を強要し続けているらしいんだ。
10日ほど前、夜中にコッソリ逃げ出そうとした一家が、奴らによって見つけられてしまい、
見せしめに4人とも殺害されてしまう、痛ましい事件も起きて、
村人は今、恐怖と絶望に打ちひしがれている状態なんだそうだ。
何て酷い奴らなんだろう。
そして今も、カレブと弟達は、親を人質に取られながら、
リヴェンデイルの町で、お金を盗んでくるように命令されているそうだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
乗っていた召喚獣のワイバーンで驚かせてしまった村へ
謝罪に向かったレオン達3人でしたが、
意外にも、先日撃退した盗賊の若者達と出くわすことになりましたね。
そして彼らの話では、村に悪者たちが入り込み、
彼らの命令で盗賊行為をさせられたとのこと。
となると、正義感の強い3人のこと。
当然、悪者たち時に乗り出していくことになるでしょうね。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




