オレ、朝からセーラに文句を言われてしまう・・・そして初めての大空へ!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
レオンは弟のノエル、近所に住むのセーラの3人で新冒険者パーティー
を結成し、初めての護衛依頼を受注。
途中、色々とありながらも、何とか無事その依頼を完了させます。
そんな翌日。
朝からセーラと顔を合わせたレオンでしたが、
いきなり彼女から文句を言われてしまうようで・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
そして翌日・・・
「レオン!アンタ、なんで黙ってたのよ!」
「何の事?セーラ」
朝、彼女と顔を合わせた途端、オレは文句を言われてしまう。。
「アンタ、ワイバーンと召喚契約したんだって?」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「夕べ、父さんと母さんから初めて聞いたわよ!」
「兄ちゃん、ボクもそれ、今初めて聞いたよ?」
う~ん、そうだっけ?言ってなかったか。
でも、ワイバーンと契約したからと言って、何かあるんだろうか?
「出して!今すぐ!」
「ワイバーン?」
「そうよ!私、空を飛んでみたいの!だから!」
「でも、街の中で出したら、みんながパニックになっちゃうよぉ」
ということで、オレ達は街の南門から外に出て、
ちょっと離れ場所まで移動していく。
みんなが見える場所で召喚獣を出すことが、
凄く悪い事をしているみたいに思えたんだ。
「この辺で良いでしょ?」
「わかった、わかった。今出すからさぁ。
行くよ! 召喚【ミスト・ワイバーン】!」
"ギャオーンッツ!"
「すっごぉーい!想像してた以上にデッカイわ~!」
「兄ちゃん、マジで凄すぎる~!」
流石に体長12メートルほどのA級モンスターを目の前に、
セーラとノエルが興奮する。
「じゃあ、乗りましょ!そして、昨日のリヴェンデイルの町あたりまで
飛んでいきましょうよ!」
「賛成、賛成~!」
ということで、オレ達3人はワイバーンに乗って、少し遠出することにした。
「すごい、すごーーーいっ!それに速いわーっ!」
「景色がすっごくいいねぇ~!兄ちゃん!」
高く舞い上がり、高速で移動するワイバーンに、2人は大興奮!
こんなに喜んでくれるなら、もっと早く見せておけばよかったかな。
「ええぇーっ!何よぉ~!もうリヴェンデイルの町が見えて来たじゃない!」
「まだ、飛び始めてから10分くらいだよねぇ~?」
ワイバーンの飛行速度は時速100キロメートル近く出ているみたいで、
時速4~5キロメートルと、歩く速さ並みの馬車に比べたら、20倍以上速い。
「ねえ、あっちに小さな村があるみたいね」
「そうだね。ここまでの途中にも所々に小さな集落があったよ~」
リヴェンデイルを流れる川の上流を指さしながら、
セーラとノエルが、そんなことを言う。
「あの村、ちょっと、近づいてみない?」
「う~ん、村の人、驚かないかなぁ?」
「大丈夫だって!見つかったら逃げちゃおう!」
それって、大丈夫じゃないんだけど??
と、心の中で思いつつ、オレは押し切られて、
その小さな村の方へ向かうことになったんだ。
リヴェンデイルの町から、その小さな村までは、3キロか4キロくらいだと思うけど、
ワイバーンだと、あっと言う間だった。
コイツの移動速度、ホント半端ない。
今後、もっと活用して行かないと。
「村の人、こっち見て驚いてない!?」
「大丈夫よ~」
いやいや、セーラはそう言うんだけど、
村を良く見たら、村人が、こっちを指さして、驚きの表情を見せている。
しかも・・・
「えっ!」
「あれ?」
「ん?」
突然、その中の一人が、飛んでいるオレ達に向かって、
魔法攻撃を放ってきたんだ!
そこまで驚かせてしまったのか・・・
まあ、向こうから見れば、ワイバーンの襲撃なんて死活問題だもんなぁ。
それに人が乗っているなんて、下から見たら、まず分かんないし。
取り敢えず、攻撃魔法は射程外で届かなかったけど、
ここは退散した方が良さそう。
「じゃあ、村から離れるよ?」
「仕方ないわね~」
ということで、オレ達はUターンし、再びリヴェンデイルの町の北側へ。
一旦、その辺りの街道に着地することにしたんだ。
「いやぁ~、このワイバーン、ホントに凄いわね。
これなら、王都にも数時間で着くんじゃない?」
「王都って、ここからどのくらいの距離なの?」
「そんなの、私が知る訳ないじゃない」
「・・・・」
じいちゃんの話しでは、王都アステラは、アステリア王国のほぼ中央にあるらしい。
この王国自体、南北に約800キロメートル、東西に約1000キロメートル。
国土はかなり広い。
因みに東西の1000キロメートルって、
日本だと東京~鹿児島くらいの距離だったよな・・・・・確か。
そして南北は800キロメートルで、グリーン・ウッドは国の最北端。
そう考えると王都アステラまでは、大体400キロメートルくらいってことだろうか?
時速100キロメートル程のワイバーンで飛んで4時間・・・
まあ、行けない距離でもなさそうだね。
そう言う風に考えてみると、ミスト・ワイバーンとの契約が、
オレ達の脚を大きく伸ばしてくれたように感じられるんだ。
「ところでさぁ、さっきワイバーンで驚かしちゃった村、今から行って、謝って来ない?」
「えぇーっ、面倒くさいーっ!」
「ボクは、謝っておいた方が良いと思うなぁ~」
「えーっ!ノエルまでぇ~」
「はい、多数決ね!」
「えええーーーっ!」
この間のセーラの発言を、逆手に取ってしまったオレ。
フフフ。
「まあまあ、村までウルフで行けばすぐだからさぁ」
「わかったわよ~」
今度は脅かさないように、地上から向かう事に。
正直なところ、魔法攻撃までして来る程、驚かせてしまい、
オレ、申し訳なく感じてたんだ。
空からワイバーンなんかが襲来したら、普通、命に関わる問題だもんね。
ということで、オレ達はウルフに乗って川沿いを伝い、
あの村へ向かっていくことにしたんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
先日、新ダンジョンで両親を救った際にゲットしたミスト・ワイバーン。
ただ、あの時はかなりバタバタしていたせいで、
レオンはワイバーンの恩恵について、あまり考えていなかったようですね。
ですが今後、これら飛行系召喚獣の恩恵によって、
彼らの行動範囲は、途轍もなく広がっていく事になりそうです。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、
画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、
執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!
それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




