リヴェンデイルの町に無事到着!と思ったら町の警鐘が鳴り響く!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
レオンは新たに、冒険者パーティー "ルミナス・トリニティー"を結成。
その初仕事として、ノエル・セーラと共に護衛の仕事で
近くの町 "リヴェンデイル"に訪れます。
途中、盗賊が出て来るハプニングもありましたが、
何とか無事、町に辿り着いたようです。
ところが・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
トボトボと街道を北に向かって去っていく12人。
「それにしても、あんなんで盗賊なんかやってたら、
命なんて、いくつあっても足りないと思うけどね~」
彼らの後ろ姿を眺めながら、セーラがそんなことを言う。
「何か、訳アリっぽい感じもするんだよね」
オレはそんな事を感じていたんだけど、
今はまず、ハンスさんの依頼をこなすことが大切。
急いで、リヴェンデイルの町へ向かう事にしたんだ。
そして・・・
太陽が少し高く上がってきた頃、
オレ達は無事、リヴェンデイルの町に到着。
「へぇ~、これがリヴェンデイルの町かぁ」
初めて来た町に、オレとノエルは、あちらこちらをキョロキョロと見回しながら、
町の中を歩いて行ったんだ。
「兄ちゃんも来るの、初めてだっけ?」
「あぁ、オレもノエルと一緒で、グリーン・ウッドから出たこと無かったんだよなぁ」
「じゃあ、これからも、もっと色々な所にいってみたいね!」
「そうだな!これから冒険者ランクを上げて、ドンドン色んな所にいこう!」
「うん!」
そう、オレ達なら、これから色々な所へ行けるはず。
そんな将来に、少し心が躍っていたんだ。
「っていうかレオン、アンタ、市長のアドバイザーの仕事は良いの?」
「あぁ、あれは不定期だし、事前に連絡しておけば、
しばらく出掛けててもOKなんだよね」
「ふ~ん、まあ、私はその方が嬉しいけどね」
やっぱりセーラも、これから"ルミナス・トリニティー"として、
色々なところに出掛けてみたいようだ。
それにしても、リヴェンデイルの町は、のどかで美しい。
人口は400人ほどで、1年前のグリーン・ウッドより
若干、人口が少ないくらいだ。
グリーン・ウッドから繋がる街道が、町の北から南に抜けていて、
そのまま南にまっすぐ行くと、領都シルヴァに辿り着く。
町の真ん中には幅6~7mほどの綺麗な川が横断していて、
その川の流れを使用した水車などもあったんだ。
川の上には、南北の街道を繋ぐための石橋が掛かっていて、
川の上流(西側)の遥か先は、美しい渓谷になっているんだ。
その景色の美しさは、これまた抜群と言えるものだった。
そして町中を見渡すと、確かに、この町に鍛冶屋は無いようで、
ハンスさんは、到着して直ぐ、
この町 唯一の武器販売店に向かって行ったのだった。
現在、時刻は朝の9時過ぎ。
ハンスさんが言うには、納品を終えて、一休みして、
帰りの出発は11時頃にしたいそうだ。
そうなると、オレ達は、2時間ほど自由時間がある。
折角なので、この町を少し回り、
その後、軽く食事とお茶でもしておきたいところだ。
ということで、3人で最初、町を色々と巡ってみることにした。
「グリーン・ウッドとは、またちょっと、違った雰囲気だね。兄ちゃん」
「町の中心に川が流れてて、凄く景色がいいよな。」
「でも、遊ぶところって、あんまり無さそうだわ」
「・・・・」
ここに遊べる場所を求めても・・・
そんなオレ達は、飲めそうなほど綺麗な水が流れている川に降りて行き、
その川を渡す石橋を下から見たり、上から眺めたり、
グリーン・ウッドでは見る事のできない水車小屋を見物したりと、
それなりに、観光を楽しんで行ったんだ。
「それにしても、のどかねぇ~。 私、3時間くらいで飽きちゃいそう」
「ハハハ、まあ、セーラは都会で育ったからなぁ」
「ホントは私、王都の学校に行きたかったのよね。
でもなんだか、ドンドン田舎に染まっていくわ」
「セーラって、王都にも行ったことがあるの?」
これはノエルの質問。
彼も、王都に興味があるんだろうか・・・
「ないわ。でも、何れ行くつもりよ!」
「ボクも行ってみたいなぁ~」
「じゃあ、3人で王都の学校に行きましょうよ!」
「う~ん、でもボク、勉強は嫌い」
剣や盾の稽古は一生懸命頑張るノエルだけど、
確かに、夜の勉強への熱心さはイマイチだ。
っていうか、直ぐ眠くなって、寝ちゃうときも有るんだよなぁ。
頭は良い子なんだけど、気が向かないと、すぐ飽きてしまうところが、
彼の今後の課題かも。
「なあ、あと1時間くらいで出発だから、軽く食事かお茶してかない?」
「やったぁー!」
「この町だと何が美味しいのかしら!」
ということで、さっきまで、この町の散策をしながら目を付けていた茶房に
オレ達は向かう事にした。
「このパンケーキ美味しいわ!」
「この町で獲れた小麦粉で作っているらしいよ」
「ボク、このハチミツっていうのも初めてかも~」
この町は、周囲にそれほど広い平地はないものの、
一部、森を切り開いて作った畑で、小麦が取れるそうだ。
それに、森に小型のビー系の魔物がいて、ハチミツも特産らしいんだ。
「そういえば、この町の冒険者ギルドに寄ってなかったな。
お茶が終わったら、ちょっと覗いてみるか」
「そうね、どんな依頼があるのか、チェックしておいても良いかも」
「でも、この町もかなり平和そうだから、C級以上の依頼ってないんじゃない?」
確かに、1年前のグリーン・ウッドも、依頼の99%がD級以下のもの。
なので、Cランクとなった冒険者パーティーの移籍率は、かなり高いんだ。
父さん、母さんや、銀色のタンポポの人達は、良くあの町に残ったよなぁ。
「お勘定は、おひとり様、銅貨2枚です」
「安い~!」
銅貨1枚は約100円、一人200円ほど。
お茶とパンケーキでこの値段。
いやぁ~、安い安い(笑)
なんて良心的な、お店なんだろう。
オレは、ちょっと得した気分で、3人分のお金をまとめて払っていったんだ。
そして、店をでて、ギルドに向かおうとしたんだけど・・・
"カンカンカンカン!"
「ん?兄ちゃん、アレって?」
「警鐘の音よね?」
「何かあったのかな?」
「じゃあ、冒険者ギルドに行ってみようよ」
「あ、けど、ハンスさんにも声を掛けとかないと」
「じゃあ、アンタはハンスさんを探して!私とノエルはギルドに向かうわ」
「・・・・」
やっぱ、セーラがパーティーのリーダーした方がいいんじゃ・・・
そんな事を思いながらも、オレ達は一旦、二手に別れることにした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ようやくリヴェンデイルの町に辿り着いたレオン達でしたが、
一難去ってまた一難。町に警鐘が鳴り響く事態に遭遇します。
果たして、今度は何が起きてしまったのでしょうか?
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




