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B級モンスターなんて楽勝?オレの召喚獣は天下無敵!?

はじめまして! 蒼河遥(あおかわ はるか)と申します。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


異世界に赤ん坊として転生した主人公レオン。

そんな彼が7歳になったある日、両親やじいちゃんが不在の中、

町にはB級大トカゲのサラマンダーが迫ります。そんな中、町の人達は大パニック。

大人の冒険者が誰も居ない中、レオンは一人、B級モンスターに立ち向かっていくことに・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様に楽しんでいただければ幸いです。

それでは、この物語をどうぞお楽しみください!

再び、町中に警鐘が鳴り響き、

森に発生したというフォレスト・サラマンダーを討伐するため、

オレは一人、町の北西部に向かう。


「"隠密"!」

まずは走りながら、昔、森のクマさんから頂いた隠密スキルを唱え、

サラマンダーに気づかれないようにする。



町の柵の外に出てみると、フォレスト・サラマンダーは

かなり町に迫っていることが分かった。


既に2軒ほど家が壊されていたけど、取り敢えず、オレん家は大丈夫そう。


「さて・・・・"ステータス・オープン!"」


フォレスト・サラマンダー(B級):レベル92 属性:炎

HP:620 攻撃力:440 物理防御:420

MP:10 魔法攻撃力:10 魔法防御:210

速さ:20 回避:30 命中:30

スキル【燐火の息】

特徴:体表は樹皮のような質感の鱗に覆われている。

    喉元が常に赤く発光しており、内包する熱量を示している。



サラマンダーのレベルは92。

対して、オレのレベルは11。


普通に考えれば、勝ち目のない相手。

でもね・・・


「召喚【キャスター】!」

"グウォォォッ!"


オレは魔法アタッカータイプである "キャスターの精霊"を呼び出していく。


フォレスト・サラマンダーのステータスを見ると、

物理防御に比べて、魔法防御はあまり高くないので、

素直に魔法で倒してしまった方が良さそうだと思ったんだ。

周囲の家も、これ以上、壊されたくない。


「じゃあ、いくか!

"ウォーター・キャノン"!」


別に声に出す必要はないんだけど、そのほうがカッコいいので、

オレは叫んでキャスターに指示を出した。


すると次の瞬間・・・・


"ズドォォォォン!"


キャスターの精霊から、大量の水が高圧で放出され、

フォレスト・サラマンダーに襲い掛かっていったんだ。


猛烈な水の圧力がサラマンダーに直撃し、

次の瞬間、そのデカブツはピクリとも動かなくなったんだ。


"ピロリロリ~ンッ!"


「え?弱わぁっ・・・・」


一瞬のうちに、B級のフォレスト・サラマンダーは倒れ、

オレのレベルは3つも上がっていた。


やっぱり炎には水・・だよね。

にしても一撃とは・・・

しかも、オレとレベル差があり過ぎて、召喚契約もできないし。。


オレが赤ん坊の時、レベル30差のフォレスト・ベアは召喚契約できたけど、

今回のサラマンダーはレベル差80以上。


流石にそこまでレベル離れていると、召喚契約は難しいのかもしれない。



そして本来なら、その後、サラマンダーに近づいて、

キチンと生死の確認もしておいたほうが良いだろうし、

冒険者なら、貴重な素材を回収するんだろうけど・・・。


でもオレは、そいつに近づきたくなかった。

だって、サラマンダーの見た目が、すっごく怖かったし、

それに、炎が残ってて、触ってヤケドをしないとも限らない。


結局、オレは、その亡骸に近づくことなく、

町の中心部へ引き返していったんだ。




そんな様子を、遠巻きに見ていた副ギルド長。

それにノエル。


「終わりました~」


オレが彼等の元へ戻ってきて、そう報告したとき、

副ギルド長のエドモンドさんは、目を見開き、口をあんぐりさせたまま、

言葉を発することが出来なかった。


「兄ちゃん、すげぇ~! あの魔法使いの人って誰!?」

「ははは、あれはオレの召喚獣だよ」


「すっげぇなぁ~!」


ノエルはオレの活躍を、とても素直に喜んでくれている。

ホントに良い子だ。


「レオンくん・・・・キミ、いくつだっけ?」


15秒後・・・

ようやく自我を取り戻した副ギルド長が、オレに話しかけてきた。


「オレ、今7歳です」

「流石、英雄のお孫さんだ・・・」


「サラマンダーの素材回収とかは、ギルドにお任せしますね。

好きに使っちゃってください。オレ達は、家に戻ります」


「あぁ、分かったよ。

レオンくん、本当に有難う。村の危機を救ってくれて感謝するよ!」


まだ森から何かが出て来る可能性もあるけど、

オレはノエルを連れて、家に戻ることにした。


やっぱり、家が一番落ち着くしね。




【視点変更】 デューク・ウォーカー(じいちゃん)


ディープ・フォレストに入って2時間半ほどが経ち、

私たちは、ようやく3体目のミノタウロス討伐を終えた。


3体は森の中でバラけていたため、各個撃破で沈めることが出来たのは幸運だった。

C級冒険者パーティー "銀色のタンポポ"の良い特訓にもなったしな。


戦闘は基本、彼等4人が行い、私とギルド長のガリック・アイアンウッドは、

そのサポートに入る事に。


彼等4人が危なくなれば助けに入るつもりだったが、

ただ、その機会は殆どなかった。


「これで、"銀色のタンポポ"は、B級パーティー昇格決定だ。

お前らの冒険者ランクも1つずつ昇格させてやるぞ」


「本当ですかい、ギルド長!」

『やったぁー!』


強い冒険者パーティーが増えることは、町にとっても良い事だ。

町自体の強化にもつながるし、冒険者ギルドの格も上がる。



「デューク殿、念のため、もう一度 "索敵"をお願いできますか?」


3体目のミノタウロスを倒し終え、みんなが町へ足を向けたとき、

ギルド長のガリックが、そう言ってくる。


私もミノタウロス3体を討伐し終えたことで、若干安心していたかもしれない。


「わかった・・・・索敵!」

 

森一帯を念入りにチェックしていく。

この森は、ほぼD級以下の魔物達が棲みついていて、

初級から中級の冒険にとって、大きな危険のない、格好の狩場となっている。


ただ時折、B級クラスの魔物が現れることもあり、

10数年前にはA級のクイーン・デススコーピオンが現れたこともあったのだ。


勿論、その時は、私も現役で、私を含む初代メンバーが所属していた

"金色のラグナロク"が討伐したものだった。



「B級以上の魔物は居ないようだな・・・・・・」

「じゃあ、これで一安心ですね」


「ん、ちょっと待て!これは・・・・

たった今、現れたぞ!・・・・・これは・・・これは一体何だっ?」


「何かありましたか?」


「グリーン・ウッドの町のすぐ西に・・・・・・

 B級並みの反応がある・・・・」


「なんですと!」

『ホントですか!』


私の言葉に、ギルド長とタンポポの4人が大声を上げて反応する。

それはそうだろう。


我々が通り過ぎてきた背後に、B級モンスターが出現したのだから。


それにしても・・・・

ここはディープ・フォレストの最深部に近い場所。


急いで町に帰っても40~50分はかかるだろう。

流石の私も、瞬時に場所を移動する魔法は使えないし、聞いたこともない。


「私の召喚獣に乗って町へ戻ろう」

「おぉぉぉ!」


「召喚ワイバーンッ!」


私の本業は召喚士。

その場で飛行系の召喚獣を出していく。


「これに乗って空から町へ戻るぞ!」

「おう!」


私、ギルド長、そしてタンポポの4人は

召喚したワイバーンに搭乗していく。


ただ、それでも間に合うかどうか分からない。

B級モンスターは、もう既に町の目の前なのだ。


「レオン、ノエル・・・・」

彼ら2人が心配だ。


でも・・・・・彼らは賢い子たちだ。

あの年にしては、強さも持ち合わせている。

特にレオンは・・・・



「今、町で戦えるのは・・・・」

「いるかい?ギルド長」


「・・・・・・・・思い浮かびません」

「そうか」


やはりこの時も、私の脳裏にはレオンの顔が浮かんでしまう。

あの子を危険に晒したくない。

けど・・・・・


あの子が多分一番強い・・・・今の町では。




「デューク殿、索敵で、魔物の種類は分かりますか?」

「そうだな、恐らくだが、サラマンダー系だと思う」


「フォレスト・サラマンダーあたりですかね。」

「その可能性は高いな」


そしてワイバーンは上空に飛び上がり、町に向かい始める。


"間に合ってくれ・・・"

心の中で、そう願っていた。


だが・・・

索敵の反応に変化が!



「えっ!?」

「どうかされましたか?」


「いや・・・・・・おかしい・・・・・これは・・・・・・」

「何があったんですか?」


「B級モンスターの反応が消えた」

「えっ? 倒されたって事ですか?」


「・・・・あぁ・・・そうとしか思えない。

しかも一撃で・・・」


索敵でずっと、B級の様子を伺っていたけれど、

一瞬で、B級の魔力量がゼロになったんだ。


戦闘に入った場合、魔力量は徐々に減っていくものだ・・・・・

だが、そんな感じはしなかった。


一撃で・・・・・・

そうとしか思えない。



しかも・・・・・

ワイバーンに乗って移動を始めて、町が索敵範囲に入ってくると、

魔物の15メートルほど前に、とてつもなく大きな魔力源が発生し、

その一瞬の後に、B級モンスターの反応が消えたんだ。


しかも、その瞬間だけ見えた膨大な魔力源は、

即座に通常の魔力サイズに戻っていったのだ。


そして・・・・・

それは私が良く知る、孫の魔力そのものだった。



以前からレオンには違和感を感じていた。

剣術レベルは30程度なのに、その実力は、レベル100に迫る私とほぼ互角の実力。


魔力量は、7歳にしてはとても高いと感じていたが、

それでもC級冒険者程度。


ただ年に数回、私の近くで、物凄い魔力源が発生することも

感じ取ってはいたんだ。


勿論、私も、常に索敵や魔力検知をしている訳ではないので、

その魔力源の発生は、肌で感じられた程度のものだった。

故に、深く詮索することはしなかったのだが・・・

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


B級モンスターをアッサリ倒してしまった主人公のレオン。

彼の召喚獣(精霊)は本当に強いようですね。

ですが、その主人公の本当の能力が、どうやらじいちゃんに感づかれてしまったようで・・・


そんな次回以降、どの様な展開になっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。

もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

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執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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