オレの秘密のステータスに、伝説のじいちゃんもビックリ!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
異世界に赤ん坊として転生したレオンは、
7歳になったある日、近くの森に現れたB級モンスターを一撃で倒してしまいます。
そんな様子を、索敵スキル持ちのじいちゃんに知られてしまう事に。
別の魔物を退治し終えたじいちゃんは、その状況を確認するため、急ぎ町へ戻ることに・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様に楽しんでいただければ幸いです。
それでは、この物語をどうぞお楽しみください!
【視点変更】 デューク・ウォーカー(じいちゃん)
私達はディープ・フォレストの森に発生したミノタウロス3体を討伐後、
町で起きている異常事態を検知し、私の召喚獣に乗って急ぎ戻る事にした。
そして・・・
我々6人は、ようやく町に辿り着く。
すると、町の手前に、黒山の人だかりが・・・
「おぉ、ギルド長!デューク殿、それに"銀色のタンポポ"も。
皆さん、無事で良かった!」
「エドモンド(副ギルド長)、何が有った!?」
ギルド長のガリックが、副ギルド長に対し、この状況を確認していく。
「はい、先ほど突如、フォレスト・サラマンダーが町のすぐ傍に出現しました。
それを討伐しましたので、みんなが物珍しさで集まって居まして・・・」
「誰がサラマンダーを倒したんだ?」
「ええと・・・・ギルド長、その件で、ちょっとご相談が。
出来ればデューク殿にも同席頂きたいのですが・・・」
「わかった」
ギルド長の返事と共に、私は副ギルド長へ頷いて見せた。
「じゃあ、タンポポの4人は、冒険者ギルドの受付で、今日の報告をしておいてくれ」
「了解!」
そして、私は冒険者ギルドの応接室に案内され、
今回の事の顛末の説明を受けたのだった。
「・・・・なるほど、状況は理解した。
勿論、理解はしたが、信じ難いことだがな」
「それは私も同じです、ギルド長。
目の前で見ていた、この私でさえも・・・・・」
「ガリック(ギルド長)、エドモンド(副ギルド長)、
すまないが、この件は、しばらく内密にしておいて貰えるかい?
悪いんだが、グレイとカリンにも」
「分かりました。事が事ですしな。
問われれば、外部からの冒険者が倒した・・・という事にしておきましょう」
「私も、それで了解しました。」
「すまんな。」
私の後任としてギルド長に就いたガリック達に、
余計な苦労を掛けるのは申し訳ないが、
この件が噂になると、レオンがこの町に居づらくなる可能性もある。
それに・・・・・
私自身も、事の真相を頭の中で消化しきれていないのだ。
まずは、レオンと話をしてみよう。
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
オレがノエルの手を引いて、家に戻ってから20分もすると、
サラマンダーの傍に、沢山の人が集まってきた。
サラマンダーの死骸は、俺ん家から、50メートルと、それほど遠く離れていないため、
2階に上がって窓から眺めると、その様子が良く見えたんだ。
にしても、サラマンダーに家を壊された
フィッシャーさんやハンターさんは、復旧が大変そうだ。
いずれ手伝いに行く事になるかもしれない。
「あっ、じいちゃんが帰ってきた!」
ノエルの声が、家中に響く。
オレは、外の様子を見るのに直ぐに飽きて、
窓から離れて、ベッドの上で横になっていたんだけど、
ずっと窓から外を眺め続けていたノエルが、
じいちゃんの帰りに、すぐ気づく。
そして俺も、その声を合図にベッドから飛び起きて、
ノエルと一緒に、1階へ降りて行ったんだ。
「じいちゃん、おかえり!」
「おかえり!」
「おう、ただいま。2人共、良い子にしてたかい?」
「うん!」
じいちゃんの言葉に、ノエルは大きな声で返事をする。
でも俺は・・・・・
「で、じいちゃん、ミノタウロスはどうだったの?」
話を変えて、誤魔化そうとするオレ。
ちょっとセコイ。
「あぁ、3体が別々の場所に居たので、1体ずつ対応出来てな。
殆ど "銀色のタンポポ"が倒してくれたんだ」
「へぇ~、あのオジサンたちがねぇ~」
まだ30歳前の人達に、"オジサン" はちょっと酷いか。。
「3体が同じ場所に居たら、状況は少し変わっていただろうけどな。
ところで・・・・」
話題を転換する接続詞を聞いた時、オレは一瞬ドキッとなる。
だって・・・・
「レオン、ちょっと話があるんだけど・・・・・」
来た来た。。
けど、もうこれ以上、誤魔化すのは難しいそうだ。
特にじいちゃんには。
「うん」
「あのサラマンダーを倒したのは・・・・レオンだな?」
「そうだよ、兄ちゃん、一瞬でサラマンダーを倒したんだよ!」
オレより先に答えるノエル。
オレは少し頭を抱えてしまう。
「そうか、どうやって倒したんだい?
いや、怒っている訳じゃないんだ。ただ、事実が知りたくてな」
「ええと・・・召喚魔法で」
「なるほどな。確かにレオンの召喚魔法はレベル35。
でも、そのレベルはD級冒険者並みだ。
レオンの魔法攻撃力も200程度だし、
それにB級のサラマンダーを一撃で倒せる召喚獣は居ないだろう?
ステータスを見ると、持っている召喚獣はスライムとホーンラビットしか居ない」
「・・・・・・・」
「レオンは剣術レベルも30台なのに、
レベル100に近い私と、互角に近い力を発揮する。
なあレオン、間違っていたら悪いんだけど、
お前は "偽装"スキルを持っているんじゃないか?」
「・・・・・・・」
まあ、じいちゃん位の人なら、そう思うよなぁ~。
もう、これ以上は隠しきれないか。
「これ・・・オレの本当のステータス、確認してみてよ。」
そう言うと、オレは"偽装"を解除していく。
「ステータス・オープン」
すると、じいちゃんは鑑定スキルを発動し、
俺のステータスを確認していったんだ。
レベル:14 経験値1014 / 3200
ステータス値
HP:700/700 物理攻撃力:220 物理防御:200
MP:6300/6300 魔法攻撃力:740 魔法防御:420
速さ:106 回避:113 命中:115 ラック:113
通常スキル
剣術[A]:Lv.92 盾術[C]:Lv.18 格闘[B]:Lv.5
土魔法[F]:Lv.1 水魔法[F]:Lv.1 氷魔法[F]:Lv.1
炎魔法[F]:Lv.1 風魔法[F]:Lv.1雷魔法[F]:Lv.1
光魔法[A]:Lv.76 闇魔法[A]:Lv.21
召喚魔法[S]:Lv.112
特殊スキル
偽装[S]:Lv.10(Max) 鑑定[S]:Lv.10(Max) 魔力マスク[B]:Lv.4
回避率アップ[C]:Lv.3 隠密[C]:Lv.5 物理攻撃力アップ[C]:Lv.3
速度アップ[C]:Lv.3
固有スキル
成長促進[S]Lv.10
召喚獣
ナイト(精霊)アーチャー(精霊)キャスター(精霊)ヒーラー(精霊)
フォレスト・ウルフ フォレスト・ベア スライム x5 ホーン・ラビット x5
「・・・・なんだ?これは。」
じいちゃんが一言。
「ボクも見たい~!」
「ははは、ノエル。
これはね、鑑定のスキルが無いと、見れないんだよぉ」
「えぇ~!ズルい~!」
「MP: 6300、魔法攻撃力:740、召喚魔法[S]:Lv.112・・・・
あり得ない・・・信じられない・・・A級・・
いや、魔法攻撃力はS級召喚士並みじゃないか!
しかもMPだけ見ると、私はこんなデタラメな数値を見たことが無い」
ですよねぇ~。。
「剣術[A]:Lv.92・・・これは納得だな。逆にそうじゃないとおかしい。
にしても、召喚獣の "精霊" と付く、この4体は?」
「ええと、最初から居たんだよね・・・」
「最初から? そんなハズは・・・」
ですよねぇ~・・・
召喚士である じいちゃんだから、
オレが召喚契約もしていない召喚獣を持っていることに、
疑問を抱くのは当然だ。
でも・・・
「まあ、それは一旦置いておこう」
ホッ・・・・・そうして貰えると助かります。。
「…‥偽装 Lv.10(Max)、鑑定 Lv.10(Max)、魔力マスク Lv.4・・・・・道理で」
最近分かったんだけど、自分の偽装スキルのレベルより、
相手の鑑定スキルのレベルが上だと、偽装を見破られてしまうっポイ。
けど、オレの偽装スキルはLv.10のMax。
因みに、じいちゃんの鑑定スキルはLv.9。
勝った(笑)
「・・・・にしても、この"成長促進"という固有スキルは・・・・」
「う~ん、これも最初からあったんだよね。。」
「これがあるから、剣や召喚のレベルが高いのか・・・」
「多分・・・」
「レオン、お前の本当のステータスは分かった。
色々と、疑問な点はあるけどな。」
まあ、そりゃそうだよね。。
オレも、それは分かります・・・
「兄ちゃん、凄いなぁ~」
ノエルは俺のステータスを見れないので、具体的な事は分からないんだろうけど、
何となく、じいちゃんとの話を聞いて、状況は分かってるみたい。
この子も頭の良い子なんだ。
「じゃあ、この件は3人の秘密だ。
ノエル? お兄ちゃんがサラマンダーを倒したこと、
そして、凄い能力の持ち主ということ・・・・
誰にも話してはダメだよ?
お父さん、お母さんにも暫く秘密にしておこう。」
「うん、モチロンだよ!3人のひみつ~!」
取り敢えず、じいちゃんは、オレの能力の全てを知って、
それでも、オレのことを受け入れてくれたみたいだ。
そして、この後から、オレに対する、
じいちゃんの教育方針が変わっていくことになったんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンの隠されたステータスが、じいちゃんに、ついにバレてしまいましたね。
そして、レオンが7歳の時の物語は今回で終了し、
次回は12歳に成長したところから始まります。
そんな次回以降は、どの様な展開になっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




