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オレ、市長の特別アドバイザーに就任決定!そして領主様と剣で対決!

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


新ダンジョンの地下41階層で行方不明となった両親を救出したレオン。

その翌日のお昼時、レオンの家に領主様がやって来て、

グリーン・ウッドの町が市制に移行することを伝えるのと同時に、

レオンに市長就任を要請してきました。

レオンは市長就任を断りますが、その代わりに市長の特別アドバイザーに

就任することを決意します。


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

オレは市制に移行後、市長の特別アドバイザーとなることが決定したんだ。


そして、オレがその打合せ室を出ようとしたとき・・・


「なあレオン、これから少し時間は無いか?」

「1時間くらいなら大丈夫ですよ」


「ちょっとな、剣の相手をしてほしいんだ。

レオンも、なかなかの使い手だそうじゃないか。

実は、こっちに来て、剣の稽古をする相手が居なくてな、

体が鈍って仕方がないんだ」


「ヴィクトリアさんじゃ、ダメなんですか?」


先日、領主様と一緒にウチに来て、殆どしゃべらず帰って行った騎士団長さん・・・

オレは、即座に、あの氷の美女の事が頭に浮かんだ。


「アイツはダメだ。

私が頼んでもな "アウレリア様に向ける剣など持ち合わせていません"

なんてことを言ってな。たかが稽古の事なのに。

ヤツはカタブツ過ぎてしょうがない」


「ハハハ、でも領主様は、凄い剣の達人って聞きました。

オレなんかで相手が務まるは分かりませんけど、

もし、それでも良ければ・・・・」


「あぁ、全然構わないさ!」


という事で、オレはなぜか、領主様と剣の手合わせをすることになったんだ。




【視点変更】 アウレリア・シルヴェイン子爵 (領主様)


いやいや、流石に12歳のレオンを市長に・・・

というのは、私が強引過ぎたようだ。

ある程度、予想されていたとはいえ、

この少年に、ここまでハッキリと断られてしまうと、

私のほうも、これ以上、強く進めることが出来なくなってしまう。


どうも、彼の祖父や両親も、この件については、後ろ向きなようだし。

息子が市長に・・・という事であれば、家族も喜んで、後押ししてくれる・・・

そんな淡い期待をしていたんだが。


どうやら私は、冒険者が最も大切にしたがる "自由"というものに対し、

少々、理解が足りていなかったのかもしれない。


何としてもレオンを私の手元に繋ぎとめておきたい・・・

そんな思いが、今回は完全に裏目に出てしまった形だ。

まあ、今はまず、彼が新市長の特別アドバイザーとなってくれたことを

最低限のノルマ達成と考え、それで満足する事としよう。


そして・・・

レオンとの剣の手合わせ。


私は以前、レオンの召喚士としての資質を目の当たりにしていたが、

どうやら剣術にも長けているとの話を聞き、そちらにも興味を持ったのだ。

魔法に長け・・・それも召喚魔法だけでなく、光魔法や闇魔法も、

更に知性面でも素晴らしい素質を見せているのに、

その上、剣術まで・・・

流石に出来過ぎなのでは無いか?


その辺り、実際に私の目で確認してみたかった。




「じゃあ、準備は良いか?」

「はい、大丈夫です」


「わかった。

では・・・開始っ!」


勿論、両者ケガの無いよう、木製の剣での対戦。

まあ、木剣でも、打ち所が悪いと、ケガをしてしまうことがあるが。


そして・・・

私は先手を打つため、レオンに向かって突っ込んで行った。


無暗に突っ込まない・・・

力量が分からない相手と対戦する時、それを私の中の鉄則としているが、

逆に、経験の浅い剣術士であれば、

意表をついた先制攻撃に対応できないことも多くある。

さあ、彼の場合はどうなるか。


"カンッ!"


私の先制の一撃を、難なく受け止めていくレオン。

これだけで分かる・・・

彼は聞きしに勝る剣の腕前と言えることを。


そして・・・

「エイ、ヤーッ! トウッ!」


更に彼を押し込む様に、上段、中段、突き・・・と剣を打ち下ろしていく。

ただ・・・

「ハッ!ヤァッ!エイッ!」


見事にその攻撃を受け留め、そして流していくのだ。

今まで私と対戦した中で、ここまでもった相手は、

正直、ほんの一握りだけ。


「じゃあ、こちらからも行きますよ!」


レオンからの反撃!


"カンッ!" "カンッ!" "カンッ!"

鋭い剣先・・・


上段から打ち込んできたかと思えば、横から、そして突き・・・

フェイントも入る、バリエーション豊かな攻撃で、非常に読みづらい。

ホンモノだ。

彼は剣術も超一流だということを理解した。



【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)


領主様との打合せの後、なぜかオレは、

この人と、剣の手合わせを行う事に成ってしまったんだけど、

正直、彼女が剣を構えている姿を見るだけで、

凄腕であるということが分かってしまう。


全く隙の無い構え、威圧感・・・

もしかしたら、父さんよりも・・・そう感じられてしまう。


けど、オレも無様に負けたくは無かったので、全力を出して挑んで行った。

上段、中段、フェイント、そして突き・・・様々なパターンで攻撃していったんだけど、

全ては弾き返されてしまう。


この人は強い!マジで・・・


勝負が開始されてから5分近く。

オレも何とか、領主様からの攻撃を凌ぎ、持ち堪えていた。

ただ、それは時間の問題かもしれない。


「さあ、そろそろ、決着をつけよう!」

「はい」


「いくぞっ!レオン」


長い時間、打ち合いを続ければ続けるほど、

オレの剣筋が読まれ始めているのを感じる。

まだまだ、オレの持つ攻撃パターンが少ないということなのか・・・


一方、オレも領主様の剣戟に慣れてはきていたものの、

徐々に、経験の差、実力の差が感じられてしまうんだ。


そして・・・


"カン!カン!キーン!"


「ここまでだな!」

「負けました・・・」


領主様の鋭い踏み込みに、何とか耐えていたオレだったけど、

結局、最後は受けきれず、剣を弾かれて、彼女の切っ先が喉元へ・・・


まあ、しょうがないよね。



「いや、聞いてはいたが、まさか、ここまでの腕前とはな。

恐れ入った。」


オレは勝負に負けてしまったんだけど、領主様は、それでもオレの剣を褒めてくれた。


「あそこまで魔法が凄いのに、剣の腕もここまでとは・・・

レオンが魔法で身体強化をしていたら、この勝負はどうなったことやら・・・

一体、レオンには出来ない事があるのか?」


出来ない事・・・

オレが今、実現したくても出来ていないのは、

例えば、空間転移、そして飛行。


結構、オレって、イメージすると、色々出来てしまう能力があるんだけど、

それでも、この2つって、今のところ、全く実現できていない。


そもそも、この世界に存在する能力なのかもわからない。

じいちゃんに聞いても、空を飛べる人や、空間転移できる人って知らないそうだ。


まあ、飛ぶのはともかく、空間転移はダンジョンの転送装置が存在するので、

全くあり得ない事象とは思えないんだけどね。

そのあたりは、今後、色々と調べて行きたい。


あと、遠くの人とコミュニケーションが取れる魔法なんかもあると良いよね。

前世で言う、スマホみたいな通信手段。

これも、今後、色々と考えて行きたいんだ。

もちろん、魔法がダメでも、機械で実現できればいいしね。

むしろ、機械的に出来た方が、誰でも使えて良いのかな?


何れにしてもオレは、(なぜか)領主様とひと汗かいて、

そして、その後、家に戻って行ったんだ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


市長の特別アドバイザー就任を決意したレオンですが、

何故かその後、国でもトップクラスの剣の達人と言われる領主様と

剣の対決をすることになってしまいましたね。

そして次回は、新たな市長とレオンが対面することになります。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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