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領主様がウチにやって来た!でもって、とんでもない事を言いだすんですけどぉ!

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


新ダンジョンの地下41階層で行方不明となった両親を助け出し、

更にフロアボスまで倒して、その階層をクリアしてしまったレオン。

ただ、家に帰ると夜中を過ぎていて、彼は翌朝 大寝坊・・・

ようやく目覚めて、家族と昼食をとっていると、

そこへ、訪問者がやって来たようです。


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

オレは夕べの疲れで寝坊をし、この日はお昼まで眠ってしまった。

そしてようやく目覚めて、家族と共に

賑やかで楽しい昼ご飯を食べていると・・・



「ん、誰かやってくるね?」


ノエルが町の中心の方から歩いてくる、3人の姿を指さす。


「あのデッカイのはギルド長かな。

残り2人は女性みたいだけど・・・」


そんなオレの言葉にセーラが、

「あれって、領主のアウレリア様じゃない?」


そんな事を言うんだ。

でも、良く見ると・・・


「ああ、そうかもしれない。」

言われて見れば、見覚えの有る顔だった。

ただ、もう1人の人は良く知らない。

出で立ちから見ると、騎士っぽいけど。



「これは領主殿、このようなところへ、わざわざお越しくださって、

何かありましたかな?」


じいちゃんが、わざわざ歩いてウチまで来た領主様に

挨拶をしていく。


「これはデューク殿。

それに "金色のラグナロク"のお二人、

更に、レオン、ノエル・・・・ん、君は・・・・」


領主様はセーラの顔を見て、一瞬、言葉が止まる。

でも・・・


「そうか、君とは以前、一度会っているな。

たしか、ブリリアント・ノヴァの2人の娘・・・」


「はい、セーラです。以前の剣技大会の時は、ありがとうございました」


そう言えば、セーラって、元々は領都シルヴァに住んでいたんだもんな。


「そうか、君のご両親は、新ダンジョン探索のために、

この町に越して行ったと聞いたが・・・なるほどな。

それにしても、こんなお昼時に来てしまって、本当に申し訳ない」


「いえいえ、領主様、折角なので、もしよければ、食事などご一緒にどうですか?」

「あぁ・・・図々しいかもしれないが、混ぜて貰っても構わないか?」


「ええ、勿論ですとも」


母さんが、物腰柔らかく対応していく。

流石、こういった対応は、上手いんだよな。


「そして勿論、こちらのギルド長は知っていると思うが、

もう1人は・・・」


「領都シルヴァで騎士団長を務めています、ヴィクトリア・アージェントです。

以後、お見知りおきを」


そんな挨拶を交わしていく女性。

長い金髪が美しい女性だった。


茶色い髪を短くし、強い女性をイメージさせる領主様とは

少し趣の違う美女と言える感じだけど、

このヴィクトリアさん、今のところ、一切笑顔が無く、表情が固い感じがした。


まあ、騎士団長がニコニコなんて、していられないか。



オレ達がテーブルの席を少し詰めて、空いたスペースに、

新たに加わった3人が掛けていく。


そして、昼食が再開されていった。


「アウレリア殿、今回はどうしてこの町に?」

領主様の隣に座った父さんが、尋ねてみる。


「あぁ、グレイ殿、まあ、まだココだけの話にしておいてほしいが、

近く、この町は、市制へ移行されることが決まった。

ここの人口は半年前の4倍を超え、もうすぐ2500人に達しようとしている。

更に、この町の将来性を考えれば、市制に移行という話は至極当然だろう。」


そうだよね。

今、この町って、王国内でもかなり注目されているみたいなんだ。

新ダンジョン発見と、それに伴う、急激な町の発展。

市になってもおかしくないよね。


「でな・・・

新たな市長を決めたいと思っている」


領主様の言葉を聞いて、オレはまず、今の町長コリンズさんの顔が頭に浮かんだ。

でも・・・


「さて、ここにいる皆は、今後、大きく発展していくであろう、この街の市長に

あのコリンズという現町長が相応しいと思うか?」


領主様のその言葉に、みんなは顔を見合わせていく。


オレも周囲を見渡してみたんだけど、まず、ギルド長は目をつぶったまま黙っている。

この人は、多分、事前にこの話を聞いているんだろうな。


「正直、ちょっと厳しいでしょうな。あの町長では・・・」

父さんが、誰もが思う事を率直に口にする。


「みんな、そう思うだろうな。

じゃあ、誰が相応しいと思う?」


「・・・・」


オレはこの時、領主様が、自分の配下の人から、

この街の新たな市長を出そうとしているのかな?・・・

そう思ったんだ。


逆に、この町に居る人で、新たな市長って・・・・

あっ、じいちゃんとか?


「正直、パッと思い浮かぶ人がいませんなぁ~。

まあ、お飾り的に、ウチの親父なら、務まるかもしれませんけどね」


あぁ、父さんもやっぱり。


「グレイ殿はそう思うか。

私もな、最初に思い浮かんだのはデューク殿の顔だった。

だがな・・・」


おや?違うのかな?


「かつて英雄とまで称えられた方だ。

確かに将来有望と言える、この街ではあるが、

そんな方を、いち市長の座に据えようとするのは、

いささか失礼なのではないか・・・とな」


「なるほど・・・まあ、それはそうかもしれやせんね。」


そんな会話が進められている中、

じいちゃんは眉をピクリとも動かさずに聞いている。


「そうすると、他に考えられる候補は?

この街の今後の発展を、最も推進できるような人材が望ましい。」


「・・・・領主様。まさか・・・?」

「ほう、カリン殿は、その人物の顔が浮かんだかな?」


えっ?母さん、誰?


「浮かびましたけど・・・私から、その名前は言えません。

だって・・・」


「カリン殿は、そう言うことだそうだが、

レオン・ウォーカー、お前に、この街の新たな市長を務めて欲しいのだ」


レオン・ウォーカー・・・・ん、誰それ。

ウチに居たっけ?そんな人。


「ん、レオン?・・・・んんん! オ、オレェーッ!!??」

「どうだレオン、受けて貰えないだろうか?」


この人は一体、何を言ってるんだろうか・・・

オレ、まだ12歳だよ・・・来月13歳になるけど。

大した違いはない。


だって、前世じゃ13歳なんて、被選挙権どころか、普通の選挙権すらないんだよ!?

なのに、ちょっとおかしくない!?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


昼食時、ウォーカー家を訪れたのは、領主のアウレリア・シルヴェイン子爵。

そして彼女はレオンに対して、とんでもない提案をしてきたようですね。

果たして、レオンはこの提案を受け入れるのでしょうか・・・?


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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