両親は滝の下!彼らを助ける方法は・・・ということでオレ、ワイバーンを捕まえるよ!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
新ダンジョンの地下41階層で行方不明となったレオンの両親。
彼らは滝の下に落ち、何とか、その裏の洞窟に逃げ込みますが、
想定外の事態で、命の危機に陥って行きます。
そんな彼らを捜索する、レオンと仲間の冒険者達。
果たして彼らは、どうやって、そこまで降りて行けば良いのでしょうか?
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
「どこかに滝の下まで降りていく道や階段はないか!?」
ヴィクターさんが叫び、タンポポの4人が周囲を探していく。
ただ、正直、この高さを降りる階段や道があるように思えない。
どうする・・・
時間は限られている・・・
下の湖面上には、5体ほどのワイバーンが飛び交っている。
アイツらが居なければ、ハーピーで行けるのに。
オレは今、悠々と飛び交っているワイバーンを、恨めしく思った。
いや・・・待てよ!
「オレ、ワイバーンと・・・・」
「ん?どうしたレオン?」
オレの声に、ヴィクターさんが反応する。
「ワイバーンと召喚契約します!」
「・・・そうかっ!出来るか!?」
「やってみます」
今、思いつくのは、それしかない。
ただ問題は、ここからワイバーンに魔法が届くか・・・
それに、1匹に攻撃を仕掛けて、他の個体も同時に襲ってこないか・・・
リスクもそれなりにありそう。
「皆さんは下がっててください。
オレ一人でやります」
「いやいや、そう言う訳には行かないぞ」
「そうよ、ここはみんなで協力しましょう、レオン君」
『そうだぞ、一人でカッコつけんなよ、レオン!』
ヴィクターさん、ステラさん、タンポポの4人が、
オレのサポートを買って出てくれる。
よし、こうなったら、絶対に成功させないと!
「少し様子を見て、オレの攻撃範囲に入ったワイバーンに攻撃してみます。
もしかしたら、近くのワイバーンも一緒に来るかもしれません。
その時は、そいつをお願いします。
ただ、オレが攻撃した個体は、オレに任せてください」
『わかった』
ということで、オレは崖の上から、滝の下の方を観察していく。
高度差もあるので、ワイバーンまでは、それなりに距離が離れている。
今の位置だと、魔法が届かないかもしれない。
「キャスターより、アーチャーのほうが良いか・・・
召喚【アーチャー】!」
"グウォォォッ!"
「アーチャー!あの一番近いワイバーンに攻撃して!」
"グウォォォッ!"
キャスターによる魔法攻撃は、魔法の種類にもよるけど、
アロー系でも40~50メートル程度。
それに対して、アーチャーの攻撃は、多分200メートルくらいは届くんだ。
ただ、それでも・・・
「あぁ・・・ちょっと遠いかぁ・・・・」
ワイバーンの手前で、アーチャーの放った矢が消えていく。
時間がない・・・・
焦るオレ。
あっ、ハーピーを囮にすれば!
「ワイバーンが近づいてこないので、飛べる召喚獣で誘い出します!」
「わかった、思うようにやってくれ!」
「はい・・・召喚【ハーピー】!」
"ギィーッ!"
「ハーピー、あのワイバーンを、オレのほうへおびき出してくれ!」
"ギィーッ!"
そう言うと、ハーピーは飛びあがり、
そのまま、湖面の方へ降りていく。
頼んだぞ!
そして彼がワイバーンの近くまで近づくと、彼女は"ウィンド・カッター"を放っていく。
それに怒って、ハーピーを追いかけて来るワイバーン。
思惑通り!
ただ・・・
あのワイバーンは索敵で確認すると、A級レベルの強さのようだ。
原種のB級ワイバーンではなさそう。
そうなると、D級のハーピーは長く持たないかもしれない。
必死に逃げて、ワイバーンを釣ろうとしてくるハーピー。
なんて健気・・・
けど・・・
その飛竜が口を開いた瞬間、そこから何かが吐き出されて、
あっと言う間にハーピーが真っ二つに・・・
でも、オレはその瞬間を逃さなかった!
「今だ!アーチャー、攻撃!」
"グウォォォッ!"
彼の目が一瞬ひかり、弓から矢が放たれていく。
猛烈な勢いで、矢がワイバーンに向かって行ったんだ。
"ギャーッ!"
やった命中!
「ステータス・オープン!」
ワイバーンがコチラに迫って来たので、ヤツのステータスをチェック。
"ミスト・ワイバーン(A級):Lv.108 属性:風
HP: 556/904 物理攻撃力:498 物理防御: 460
MP:100/100 魔法攻撃力:100 魔法防御:920
速さ:155 回避:103 命中:35
スキル:【真空波】【霧のブレス】"
A級だとHPのMaxはこんなもんだろう。
にしても、アーチャーの一撃で、
意外とHPが減ってしまってる。
じゃあ・・・
「召喚【メテオ】!」
オレは更に、メテオ(タイタン)を呼び出していく。
だって、彼は出来る子だから。
「メテオ、あのワイバーンを生け捕りにしちゃって!」
かなりの無茶振り(苦笑)
オレ達の高さまで舞い上がって来たワイバーンを、
なんとメテオが鷲掴みに!
そして、そのまま抱え込んで行く。
無能な上司の適当指令を受けても、ちゃんと仕事をする部下・・・
彼は本当に優秀だ。
そしてオレは・・・
「アーチャー、お願い!!」
メテオの抱えるワイバーンに、アーチャーの一撃が突き刺さる。
HP: 218/904・・・・
HP2割までもうちょっと!
「ドレイン!」
オレは敵からHPを奪う闇魔法を入れていく。
HP: 162/904・・・カモン!
"ミスト・ワイバーンがアナタとの契約を求めています"
"OK"
"アナタはミスト・ワイバーンとの契約に応じました。"
やったー!
「よし!もう一体!」
7人が乗るのに、10メートルちょっとのミスト・ワイバーン1体だと
少し厳しいように感じられたので、もう1体捕獲したい。
オレは焦る気持ちを抑えて、そちらへ集中したんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
滝の周囲を飛んでいるワイバーンを確保することに決めたレオン。
ただ、やや遠くを飛んでいる魔物を確保することは、なかなか大変なようですね。
それでも、手持ちの召喚獣を使って、何とか1体確保できたようですが・・・
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




