ダンジョンで両親が行方不明!?オレ、父さん 母さんを救いに行くよ!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
弟のノエルが12歳の誕生日を迎え、
セーラと3人で新ダンジョン探索に向かいます。
そして1日で地下21階層まで進んだ彼らは、その日の探索を終えて地上へ。
ところが、ダンジョン入口の周囲は、いつもと違うざわついた雰囲気だったようです。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
オレ達が1階に戻り、そしてダンジョンから出たとき、
その入口付近は、いつもと少し様子が違うようだった。
既に、今日の探索を終えた冒険者の人達が、ざわついているというか、
なんか、落ち着きがないというか・・・そんな風に見えたんだ。
何があったのか状況を確認しようと、周囲の冒険者さんに話しかけてみよう思った矢先、
オレの名前を大声で呼んでくる人が居たんだ。
そちらの方へ振り返ってみると・・・
「タンポポのラルフさん!?」
そう、この町のB級冒険者パーティー "銀色のタンポポ" リーダーのラルフさんだ。
「レオン!お前の父さんと母さんが!」
「えっ!」
「レオン、すまない!俺達のせいでグレイとカリンが、
行方不明になってしまったんだ!」
「何が有ったんですか!」
慌てて駆け寄ってきたラルフさんが、少し息を切らせながら、
そんな事を告げてくる。
その言葉を聞いて、オレもノエルも、そしてセーラにも驚きと動揺が走っていった。
更に周囲で冒険者と話していたタンポポの他の3人のメンバーも、
オレの姿を見つけて、こちらへ駆け寄ってきたんだ。
オレとノエル、そしてセーラの3人は、彼らの話しに耳を傾けていく。
その話によると、父さん、母さんは、朝から、
セーラの両親 "ブリリアント・ノヴァ"のヴィクターさん、ステラさん、
そしてタンポポの4人と一緒に、
地下41階層の攻略をしていたそうだ。
地下41階層の地形は手前が密林となっていて、
更に右手前から、なだらかに曲がりながら、奥に向かって川が流れており、
2キロメートルほど先には、大きな滝が有るらしい。
そして奥の半分は、手前に比べて100メートルほど低地となっていて、
そこは大きな湖になっているそうだ。
そんな地下41階層なんだけど、下層への階段が中々見つからないようで、
朝から3パーティー8冒険者で探索していたんだけど、
どうしても、それを見つけられない。
ジャングルの中央は強力なモンスターが多く、みんなが疲弊するため、
一旦、川沿いに出て移動していたところ、
タンポポの4人が、川から現れた巨大なワニに襲われ戦闘開始。
近くに居た父さん、母さんと、セーラの父さん、母さんも加勢に入ったんだけど、
そこへ更に、空からワイバーン2体が襲ってきて大混乱になって行ったそうだ。
その混乱の最中、空から急襲するワイバーンの攻撃で、
母さんが川に投げ出されてしまい、その母さんを助けるため、父さんが川に飛び込む。
結局2人は、そのまま滝まで流されてしまい、消息を絶ったらしいんだ。
母さん以外で索敵スキルを持つのは、セーラの母さん・ステラさんだけで、
しかもステラさんは、索敵のレベルが1と、索敵範囲が狭い。
"ブリリアント・ノヴァ"と"銀色のタンポポ"の6人で1時間ほど捜し歩いたけど、
どうしても、途中で魔物に襲われたりし、ステラさんの索敵だけでは難しいと判断。
ノヴァの2人は、そのままそのフロアに残り、
タンポポの4人は、索敵スキル持ちの冒険者を探しに、
1階まで戻って来たそうなんだ。
ただ、入口の周辺に、索敵スキル持ちは見当たらず、
しかも地下41階層に行けるほどの実力者もなく、
途方に暮れていたそうだ。
もちろん、当ては有った。
それがオレだ。
もし、どうにもならない場合は、ウチのじいちゃんに頼ろうかと思ったらしいけど、
じいちゃんは、この新ダンジョンに一歩も足を踏み入れたことが無い。
そんな所に、オレ達3人がダンジョン入口に戻って来た・・・ということらしい。
ただ、タンポポの4人も、オレの力は認めながらも、
危険なフロアに12歳の子供を連れて行く事を、かなり悩んでいるみたい。
しかもオレ、まだ地下31階層までしか行ったことないしね。
「そしたらオレ、地下31階層までしか飛べないので、
その先の41階層まで案内して貰って良いですか?」
これは、かなり時間が掛かり、危険も伴うことになる。
けど・・・
父さんと母さんを放っておく訳にはいかない。
「ノエル、セーラ、申し訳ないけど、2人はウチに戻って、
じいちゃんに、この事を伝えてくれるかな?」
「兄ちゃん、オレも行く!」
「私も行きたい!」
「ダメ!絶対ダメ!危険すぎる!」
2人は、そんなオレの言葉を、最初は中々受け入れようとしなかったんだけど、
彼らは地下21階層までしか飛べない。
ここはオレが強く言って、何とか彼らを押し切ったんだ。
そして、2人が町へ帰っていく姿を見送った後、
オレとタンポポの4人は、まず地下31階層に飛ぶことに。
タンポポのメンバーに、各フロアの特徴などを教えて貰い、
可能な限り早く、次の階への階段に辿り着くように進んでいくことにしたんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンの両親が地下41階層で行方不明との報を聞いて、
捜索に向かう事を決心するレオン。
ただ、彼は現在、地下31階層までしか転送できないため、
少々長い道のりとなりそうです。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




