弟ノエル 冒険者登録完了!そして新ダンジョン探索へ!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
近所に越して来たセーラは、その後、じいちゃんの剣の稽古に参加開始。
更に弟のノエルは12歳になって冒険者登録が完了!
今後レオンは、この2人と共に活動する時間が増えて行くことになります。
そして今回は、3人で新ダンジョンの探索に出かけて行くことに・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
いやぁ~、今日ようやくノエルの冒険者登録が完了して、
彼も、晴れて冒険者になったんだ!
普通、冒険者に成ったら、まずギルドで依頼を受けて、それをこなして行くものなんだけど、
ノエルの奴、どうしても、 "ダンジョンに入りたい!" って言うもんだから、
今日は、オレとセーラとノエルの3人で、ダンジョンに向かう事になったんだ。
「ねえ、兄ちゃん?この舗道って、全部兄ちゃんが作ったんだよね?」
ダンジョンに向かう途中、ディープ・フォレストの道を歩きながら、
ノエルがやや興奮気味に、そんな話をして来る。
「あぁ、全部…じゃないけど、固めて整地して、その後、舗装して・・・
あ、あと、この脇の街灯・・・これもオレが付けたんだよ」
「え~、殆ど全部じゃない~?
すっごいなぁ~、兄ちゃんって、ホント何でも出来るんだね!」
「へぇ~、この街灯って、レオンが付けたんだ?
これって、どうやって光ってるのよ?」
意外にも、セーラが街灯に興味を示している。
この子、こういうのに関心無さそうに思ってたんだけどなぁ。
「この街灯、光っているのは、上に付いている電球部分なんだけど、
そのパワーの源は魔石なんだ。
魔石のパワーを上の電球に伝えて、その電球の中が光る感じ?」
「っていうか、電球って何よ!?」
「ええと、物凄ぉ~く細く、針金状にしたミスリルに電気を通すと、
その部分は電気抵抗が高いので、光が発生するんだよね。
その特性を利用したものって感じかな?」
「だから、電気ってなによ~!」
この世界の人に、その辺りの仕組みを説明するのは、ハッキリ言ってとても難しい。
科学的な概念が殆どない世界だから。
「電気って、雷魔法の元・・・みたいなヤツ?」
段々、オレの説明も適当に・・・
「もう、わかんないっ!」
セーラは基本、とても短気だ。
でも、とても良い子だということも分かっていた。
若干、素直じゃない部分もあるんだけどね。
そんな他愛もない会話をしながら、
オレ達は、あっと言う間に「深緑の迷宮」ダンジョンに到着したんだ。
そういえば、ダンジョン入口で野営する冒険者はかなり減っていた。
もちろん、ダンジョンが開放されて3か月経過するので、
当初より、ここにトライする冒険者が減ったというのも有るんだけど、
それ以上に、休憩所の向かいに、先日、新たな宿屋がオープンしたのも大きい。
野営する冒険者達の、強い要望だったから。
少し余裕のある冒険者は、グリーン・ウッドの町の旅館に、
より頻繁にダンジョンに出入りしたい人は、入り口前の宿屋に、
お金が無い人、かなり長期の滞在をする人は野営・・・
そんな感じになっているみたいだ。
更に最近では、冒険者の人達から、
"道具屋(薬屋)を作ってくれ!" とか、
"武器や防具の修理屋を作ってくれ!” とか、
"洗濯屋がほしい!"とか
"ギルドの素材買い取り窓口の出張所を!"など
この入口付近に作ってくれるよう、
要望が上がってきているらしいんだ。
ただ、その辺りは、もうオレは絡まず、町長さんが商会と話を進めることになっていた。
というのは、あの町長さん、そう言う話を、オレに全てを丸投げしてくることが続いたので、
じいちゃんが、このあいだ、町長さんを叱ったそうなんだ。
「お前の役目は何なんだ!
12歳の子供に仕事を丸投げするなんて恥ずかしくないのか!」
ってね。
いつも穏やかなはずの、じいちゃんの剣幕に、
町長さんも、そして同席していたギルド長さんも、
かなりビビってしまったらしい。
何てったって、じいちゃんは、
かつて"英雄"って呼ばれてた人だからね。
そして今、オレは、ノエルとセーラを連れて、ダンジョンの入り口を入っていく。
薄暗い通路を中へ進んで行くと、眼前に見えて来る迷路の壁。
「うわぁ~!すっげぇー!」
初めてのダンジョンに、はしゃぐノエル。
彼にとっては、念願のダンジョン探索なんだ。
嬉しい気持ちは、ホントに良く分かる。
「地下1階層は迷路になってるんだ。
所々に、落とし穴なんかのトラップがあるから注意な!」
「うん!」
石のブロックを積み上げて作られたような迷路の壁。
そして、左右の壁の上方には、約5メートル毎に、ロウソクの灯りが。
あのロウソク、いつも長さが変わってないんだよね。
ホントに不思議だ。
時折出て来るスライムやラットを、ノエルとセーラが切り倒していく。
正直、このフロアの魔物じゃ、彼らは退屈だと思う。
なので、オレ達は先を急いだ。
召喚獣を駆使して駆け巡り、地下10階層のボスも倒して、
あっと言う間に地下11階層へ。
そこで転送装置に触れて、更に先へ進んで行く。
今日は地下13階層の大草原辺りで遊ぶのが一番良いだろう。
正直、この辺りの階層だと、オレはピクニック気分だ。
「うわぁ~、広いし、明るいなぁ~!」
広大な大草原を見下ろしていくノエル。
その美しさに、目を奪われているみたいだ。
オレも草原のフロアは本当に好きなんだ。
「じゃあ、この辺で、色々と遊んでいくか!」
「おぉーっ!」
このフロアは、バイソンやゴートといった、
こちらから攻撃しないと襲ってこない魔物が多く、
時折アクティブなボアや、
以前オレが召喚した、体が鳥で頭が人型のハーピーが居るくらいなんだ。
そういえば、バイソンって召喚獣にしちゃえば、乗り物になるかな?
あとで、召喚契約してみよう。
そんな感じで、オレ達は、しばらく大草原でのんびりと楽しんで行った。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンは初めて、ノエル・セーラの3人で、
新ダンジョンの探索をしていきますが、とても楽しそうですね。
今後、この3人で様々なところへ冒険していくことになりそうです。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




