セーラが家にやってきた!そして弟ノエルも冒険者に!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
近所に越して来たセーラと両親。
彼らを新ダンジョンに案内して、僅か1日で地下26階層まで到達。
レオンは再び、彼らから驚愕の目で見られてしまいます。
そして、新ダンジョンの案内が終了した翌日・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
そして翌日・・・
「ふぃ~・・・町長さん、全部オレに丸投げだもんなぁ。。
オレがもし町長になったら、全部誰かに丸投げしてやるぞぉ!」
上司から面倒な仕事を押し付けられて
愚痴っているサラリーマン・・・
この時のオレって、そんな感じだった。
昔を思い出すよ。。
と、まあ、あまり建設的でも、前向きでもない事を考えながら、
オレが家に帰って来ると・・・
「えっ?」
予想外の光景・・・
じいちゃん立ち会いの下、なんとノエルが、女の子と剣の稽古をしていたんだ。
その女の子は・・・
もちろん、セーラしかいない。
「じいちゃん、ただいま!」
「おかえり、レオン。
で、どうだった?町長は何て?」
セーラの事を早く聞きたかったんだけど、
じいちゃんから先に質問を受けてしまう。
「うん、この町の土地って結構粘土質で、大雨が降ると、水はけが悪いでしょ?
なので、治水・・・とまではいかないけど、何とかならないか?って」
「そんなことまでレオンに・・・
で、何と答えたんだ?」
「うん、道路の脇に側溝とかを作って、
水が流れていく仕組みを作ったらどうですか~って」
「なるほどな。まあ、湖の方へ流れるようにするのが良いだろうな」
「うん、そう提案しておいたよ」
「しかし、コリンズ(町長)の奴も、困ったものだな。
少々、レオンに頼り過ぎのように見えるんだが」
「そうだよ!言ってやってよ!
オレ、この件で、最近、全然ダンジョンに入れないし、
しかも、これって、全部無償でやってるんだよ!
なんか貰わないと、割に合わないよぉ~」
「ははは、まあ、無償・有償の話は置いておいて、
ちょっと、ヤツには言っておいてやろう」
「ありがとう!!
で、今日のこの状況は、一体どうしたの?」
「あぁ、セーラがな、今日から私のところに弟子入りすることになってな」
「ええええええーーーっ!」
オレとじいちゃんが話をしている間も、
ノエルとセーラが真剣に打ち合っていた。
どうやら彼女は本気のようだ。
「ヴィクターは、昼間殆ど家に居ないので、彼女に剣を教えてやれないそうだ。
そもそも彼は、大剣の使い手だしな」
「確かにヴィクターさんと、それにステラさんも、
今後ずっと、ダンジョンに入り浸りそうだよね」
それにしても、セーラがねぇ。
ただ、剣のセンスはとても感じられる子なので、
じいちゃんの教えを請えば、グングン成長していくんじゃないかな?
「えいっ!ヤァーッ!
どうだ、セーラ!」
「くっ、また負けた・・・」
「あ、兄ちゃん、おかえり~!」
「おう、ノエル、ただいま!
セーラ、いらっしゃい!」
「あっ、あぁ、帰ったか、レオン」
かなり精神的ダメージを負った表情のセーラだったけど、
何とか、オレに返事を返してくれた。
最初に出会った頃に比べれば、格段の進歩のように思える。
「ノエル、お前、盾だけじゃなくて、剣の腕も随分上がって来たな!」
「うん、兄ちゃんがダンジョン入っている時、じいちゃんから色々教えてもらったからね」
やっぱり、じいちゃんって、自分が凄いだけじゃなくて、
人に教えるのが、とても上手いよな。
改めて、オレはそう感じていた。
「レオン!お前とも勝負だ!そこの剣を取れ!」
セーラがノエル戦での敗戦から立ち直り、オレに勝負を挑んで来る。
「わかった!容赦しないぞ!」
そういって、オレ達は真剣に勝負していったんだ。
【視点変更】 ノエル・ウォーカー (弟)
ついに・・・
ついに、この日がやって来たんだ!
そう!この日はボクの12歳の誕生日!
そして、冒険者登録が可能になる日だった。
正直、夕べはソワソワして、あんまり良く眠れなかったんだけど、
でも、今は気分爽快!
兄ちゃん、そしてセーラと一緒に、朝一番から冒険者ギルドに向かったんだ。
「あらレオン君、おはよう! それにセーラちゃん、
そして今日はノエル君も一緒なのね」
ボクは今まで、あんまり冒険者ギルドに立ち寄ることはなかったんだけど、
それでも、受付のリンダさんの事は知っているよ。
まだまだ小さな町なので、町中で良く顔を合わせることもあるしね。
兄ちゃんは、リンダさんについて、
"胸がデカい"とか"エロすぎ"とか "わがままボディ"とか、
結構、悪口を言ってたんだけど、
でも、リンダさんって、凄く親切で丁寧な人だよ。
そして、そんなリンダさんに、
兄ちゃんが今日の主旨を説明していったんだ。
「ノエルのヤツ、今日12歳の誕生日なんだ!」
「あら~、じゃあ、今日はノエル君の冒険者登録に来たのね~?」
ボク、すっごく、この日を待ち侘びていたんだけど、
それは兄ちゃんも同じだったみたい。
今、兄ちゃんの顔を見ると、すっごく嬉しそうな表情をしてる。
それに、セーラも結構喜んでくれているし。
セーラが引っ越してきたとき、最初、
"こいつ変なヤツ・・・"
なんて思ってたんだけど、
最近、じいちゃんの元で、剣の稽古を一緒にやるようになって、
物凄く真面目に取り組んでるし、変に突っかかって来ることも減って、
結構、仲良くなってきたんだ。
まあ、その話は一旦置いておいて、今は冒険者登録が先!
そしたら今日は、絶対にダンジョンに入ってやるぞ~!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
新ダンジョンを案内した翌日、レオンは市長にこき使われ、
セーラはじいちゃんの剣の稽古に合流。
その上で、弟のノエルは12歳の誕生日を迎えて、
ついに冒険者登録をおこなう事ができました。
これにより、今後、この3人は様々な場所で活躍していくことになります。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




