【7年後】レオン7歳! 隠された才能と剣の特訓
はじめまして! 蒼河遥と申します。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
赤ん坊として転生して、森に捨てられてしまった主人公ですが、
与えられた能力を使い、襲ってくる魔物を退けて、
何とか冒険者夫婦に救われます。
そんな主人公も7歳に成長!
果たして、今後どのような活躍を見せてくれるのでしょうか?
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様に楽しんでいただければ幸いです。
それでは、この物語をどうぞお楽しみください!
【視点変更】レオン・ウォーカー (主人公)
オレがこの世界に転生して7年・・・
赤ん坊の時にオレを拾ってくれた父グレイと母カリンは、
今日も冒険者として、ギルドから受けた仕事の依頼をこなしている。
母カリンは、オレを拾った1年後に、本当の第一子(男の子)を生み、
その子はノエルと名付けられた。
血は繋がっていないけど、オレの弟だ。
そのノエルが5歳になったとき、まあ、オレが6歳のときなんだけど、
カリンは、一時休業していた冒険者稼業に復帰することに。
なので、彼らが仕事で出掛けている時、
オレ達兄弟の面倒は、祖父であるデュークが見ることになったんだ。
もちろん、じいちゃんも、ずっとオレ達の面倒を見ることは出来ないけど、
両親曰く、オレが、とてもしっかりしている・・ということで、
安心して、弟ノエルの面倒を任されていたって面もある。
まあオレ、実際のところ44歳だし・・・・
「えいっ!やぁっ!」
「ほらほら、レオン!そんなへっぴり腰で私に一撃入れるなんて
100年早いぞ!ハハハハハ!」
じいちゃんは現在52歳。
かつては、S級冒険者として名を馳せた人で、メインのジョブは召喚士だったそうだ。
昔は金髪だったその髪だけど、今では銀色に変わっていて、
それを結構、短めにカットしている。
背は180cmを越える父さんほど高くはなく、多分170cmちょっとくらい?
年齢の割には、体は引き締まっている方かもしれない。
そんなじいちゃんだけど、実は剣術もかなり凄くて、更に魔道士としても一流。
何をやらせてもスゴい、ホントに尊敬できる人だったんだ。
「痛ったぁーっ!」
オレは一瞬の隙を突かれ、手首の辺りに剣を撃ち込まれる。
そして、そのまま木剣を落としてしまった。
これでもオレ、剣術レベルは既に90を超えてて、
冒険者のクラスで行くと、B級の上位レベルに匹敵するはず。
因みに、じいちゃんの剣術レベルは98。
ただ剣術は、レベル以外にも、実戦経験という要素も大きくモノを言うので、
その辺りで、まだまだオレはじいちゃんの足元にも及ばないんだ。
ところで・・・
時々コッソリ、じいちゃんのステータスを覗いて見てるから分かるんだけど、
彼の召喚士のレベルは、なんと219!
S級を超えて、SS級なんじゃない?
正直、バケモンだ。
一方、父さん(グレイ)の剣術レベルは、現在125。
オレが拾われた7年前、彼の剣術レベルは100くらいで
その時に、既にA級冒険者って言われてた。
なお、母さんが得意なのは風魔法で、現在のレベルは119なんだ。
「ふふふ、レオン、また腕を上げたな。それにしても・・・・
お前の剣術レベルは、まだ30そこそこなのに、
本当に強いな?」
じいちゃんが、鑑定スキル持ちだと知っているオレは、
偽装スキルをフル活用して、実際のステータスの値を、
思いっきり誤魔化していたんだ(笑)
ただ、当然、じいちゃん程の強者になってくると、
その違和感に薄々感づいているみたい。
オレの偽装がバレるのも、時間の問題なのかもしれない。
「よし、次、ノエルだ。来なさい!」
「おぉーっ!」
今度は弟のノエルの相手をする じいちゃん。
ノエルは残念ながら、剣術の適性は中程度で[C]。
ただ盾術の適性が[A]と高く、物理防御も、レベル1の割りには80と高い。
HPも90あって、明らかにタンク向きの素養がある。
勿論、鑑定スキル持ちのじいちゃんも、その辺りは把握していて、
ノエルには剣にプラスして盾も持たせているんだ。
「えいっ!・・・ヤァッ!」
「ほらほら、まだまだだぞ!」
盾術を駆使して、じいちゃんの剣を必死防いでいるノエル。
彼も将来は、素晴らしい冒険者になるんじゃないかな。
因みに・・・・
オレはこの家に拾われてから、あまりレベルが上がっていない。
0歳の時、フォレスト・ベアを倒してレベル3になっていたけど、
今の総合レベルは11。
家の近所には殆ど魔物が出なくて、たまに出てもスライムかホーン・ラビット程度。
それを倒して、何とか今のレベルになっていた。
けど、スライムとホーン・ラビットは5体ずつ召喚契約できたんだ。
まあ、彼らは全然強くないので、殆どペットみたいなものだけどね。
でも、ホーン・ラビットと契約できたことで、
彼の持っているスキル【速度アップ】を、オレも習得することができた。
そのお陰でオレ、かなり脚が速くなったんだ。
そして、そろそろオレも、色々な魔物を倒しに行きたいんだけど、
ところが、それが中々難しいんだなぁ。
理由は、じいちゃんと母さんの索敵スキル。
オレが家から離れようとすると、彼らに直ぐバレてしまう。
索敵に引っ掛からないスキルって、習得出来ないものだろうか・・・・
因みに「隠密」スキルを試してみたけど、
"索敵"の前には無力だったんだよなぁ。
魔力マスクってスキルも、魔力の漏れを抑えるらしいんだけど、
まだLv.4なので、MP量をただ少なく見せるだけで、完全に漏れを無くすことは無理っぽい。
とは言え、そんな感じで、平和な日々が過ぎて行ったんだ。
「レオン、ノエル、ごめんね。
なるべく早く帰って来るから!」
「ノエル、じいちゃんの言うこと聞いて、大人しくしてるんだぞ?
レオン、ノエルの面倒を頼むな。」
「うん、わかったよ」
ある日の朝、父さんと母さんが、護衛の仕事で、
馬車で2日ほどの、シルバ・エッジという東の町へ出かけることになった。
向こうの町での滞在も含めて、戻って来るのに5~6日くらい掛かるらしい。
「親父、2人を頼む」
「あぁ、わかった。こっちは大丈夫だから、安心して行ってこい。」
「お父さん、ありがとうございます」
『いってらっしゃーい!』
出掛けていく2人。
見送るオレ達。
勿論、今までも、父さん・母さんが、仕事で1週間くらい家を空けることは良くあった。
やっぱり、冒険者って、色々と大変だよな。
でも、色んなところに行けて楽しそうだ。
オレも、早く冒険者になって、知らないところを旅してみたい。
「じゃあ、レオンにノエル、今日も稽古だ!」
『オォーっ』
いつも通り、剣術の稽古が始まって行く。
「行くぞ、ノエル!」
「来い、兄ちゃん!」
剣と盾を持ったノエルに襲い掛かるオレ。
剣だけだったら、絶対に負けないんだけど、
盾を持ったノエルは、思いの外、手ごわい。
「えい!やぁーっ!」
オレの木製の剣が、ノエルの盾に弾き返される。
そしてノエルの剣がオレに襲い掛かって来るが、それを軽く弾き返していく。
「隙あり!」
剣を弾き返した瞬間、ほんのちょっと体勢が乱れる弟。
その一瞬を突いて、オレは彼の喉元に、剣先を突き付けて行ったんだ。
「そこまでっ!」
じいちゃんの声が響く。
「くっそぉ~」
悔しそうなノエル。
「でもノエル、前よりもずっと強くなってるぞ!」
「ホント?」
「あぁ、特に盾の使い方が上手くなっているから、なかなか切り込めないんだ」
「へへへっ、ボク、盾には自信があるからね。」
「オレは盾がダメだから、ノエル、頑張ってタンクになってくれ!」
「うん!」
その後も、じいちゃん直々の稽古で、オレ達兄弟はヘトヘトになるまで
剣と盾を鍛えられていった。
そして、その日の午後・・・・
"カンカンカン!カンカンカン!"
町の中心から聞こえて来る警鐘の音。
何か起きたんだろうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
7歳に成長した主人公ですが、ある日、剣の稽古中、町の警鐘が・・・
果たして、この後、どんな出来事が起こってしまうのでしょうね。
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




