伝説の英雄は赤ん坊好き?
はじめまして! 蒼河遥と申します。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
異世界の森の中に転生させられた主人公でしたが、
魔物に襲われながらも、与えられた能力を活かして生き残り、
何とか無事、通りすがりの冒険者夫婦に救われたようです。
そして彼を拾った冒険者は、一体どんな人たちなのか・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様に楽しんでいただければ幸いです。
それでは、この物語をどうぞお楽しみください!
【視点変更】 グレイ・ウォーカー (冒険者)
「ねえグレイ? この赤ちゃん、私たちで育てましょう!」
俺が切り掛かろうとした時、クマが消え、そして人型も消え・・・
そんな現象に、俺は???となっていたんだが、
無事に、この赤ん坊を保護できたのは何よりだ。
しかもカリンは、既に、この赤ん坊に心を奪われてしまっている。
自分の子として育てる気満々なんだ。
「っていうか、この子は捨てられたんかな?」
「それしかないでしょう? 普通、森の中央に赤ん坊なんて置いておかないわよ!」
「でもよぉ、森に赤ん坊を捨てるって、魔物に喰ってくれって言ってるようなもんだぜ?
どんだけ酷い親だってんだよぉ」
「ホントよね。
あ、笑ってる! カワイイわ~、この子!」
既にカリンの意識は、赤ん坊にしかない。
コイツも、子供がほしかったんだなぁ。
よし!じゃあ今夜、もう1人頑張ってみるか!
「親父、帰ったぜ!」
「お父さん、戻りました」
「おう、おかえり。無事、サラマンダーは・・・
って、それは何だ?赤ん坊か?」
俺の親父、デューク・ウォーカーは現在45歳。
かつては、偉大なS級冒険者だったんだが、
今では隠居して、のんびりと家庭菜園をやってやがる。
まあ流石に、この歳で冒険者は厳しいかもしれないが、
仕事を選べば、まだまだ現役で働けるはずだ。
なのに、
「私はもう、一生分以上の仕事をしたから、後は、ゆっくり暮らしたい」
とか抜かして、冒険者引退後に勤めていた、冒険者ギルド長の仕事も辞めて、
今ではすっかり、ご隠居様だったんだ。
5年前にお袋が亡くなってからは、
近所に家を建てて自立したばかりの俺の家に押しかけてきて、
いつの間にか、俺ん家に住み着きやがった・・・。
俺が結婚しても出て行かねぇ~し。。
ハッキリ言って、新婚生活の俺達を2人キリにしといてくれ!
そう言ってやりたいんだよな。
まあ、親父には昔、散々世話になったから、言えないんだけど・・・
「おぉ~、カワイイなぁ~!
ほぉ~ら、いないいないバァ~っ」
キャッキャッキャッ・・・
赤ん坊が笑ってる。
流石 親父、俺や弟を育てて来ただけのことはあるぜ。
結局その後、数週間が経っても、この赤ん坊の親が見つかることは無く、
俺とカリンは、この子を "レオン"と名付けて、ウチで育てることにした。
その為、カリンは一旦、冒険者稼業を休業。
レオンの面倒を見ることに専念する。
まあ、数か月後には、カリンが妊娠していることも分かり、
どの道、冒険者は休むしかなかったんだよな。
そして俺は、知り合いの冒険者と組んで、冒険者稼業を継続。
一家が食いっぱぐれることの無いように、しっかり稼いでいったんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
主人公を救った冒険者夫婦は、かなり腕の立つ者たちのようで、
しかも、その父親は、偉大なS級冒険者だったようですね。
そんな主人公は、彼らの手によって、今後どのように育てられていくのか・・・
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




