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川の魔物はオレに任せて! そしてオレは、またみんなから驚愕の目で見られてしまう・・・

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


新ダンジョンの地下23階層まで到達したレオンと両親。

そこは広大な草原のフロアでしたが、ただ、フロアの中央に

大きな川が横断している階層となっているようです。

そんな川には、お約束の強力な魔物達が・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

それにしても、川より手前の草原地帯は、結構平和なエリアだった。

自分達からは襲ってこないゴートやバイソン系が多く、

時折、ボアやビーが、こちらを見つけて襲ってくる程度だったんだよね。


やはりこのフロアの課題は、あの川・・・なんだろう。



「よう、お前ら、こんな所でどうした!?」


オレ達は、ようやく中央の大きな川の近くに到着し、

その河川敷で立ち往生(?)している、2組の冒険者に遭遇したんだ。


「アンタたちは、金色のラグナロクか」

「おうよ!」


2組の内の1つは、王都からやって来たC級パーティー "赤き絆の盾"だそうだ。

C級と言っても、もう20年近く冒険者をやっているベテラン揃いの5人組。

リーダーは槍術士のバルカスさんという。

父さんと歳が近いっぽい。


もう一組は、同じシルヴェイン領内にある、近くの都市からやって来た、

"暁の明星"という冒険者パーティー。

まだみんな、20代半ばの若さながら、先日、B級となったパーティーだそうだ。

因みに、こちらは4人組。

リーダーは女性の格闘士カリアさん。


彼らの話を聞くと、やはり、この幅の広い川をどのように渡るか、

解決策が出なくて困っているとのこと。


というのは、川に入って渡ろうとすると、数多くの水棲モンスターが襲ってきてしまい、

水の中では、さすがに勝ち目がないようなんだ。


しかも、どうやら、ドラゴン系の魔物の姿も確認できたようで・・・



「なるほどな。

それはちょっと厄介だな。」


彼等から状況を確認した父さんは、一言そういうと、

ゆっくりと、川辺のほうへ近づいて行く。

何をする気なんだろう・・・


すると突然!


「おぉっと!」


川の中から突然、父さん目掛けて襲ってくる魔物が一匹。

どうやらカエルっぽいんだけど、今までのカエルとデカさが違う。

2.5メートルほどありそうなんだ。


ステータスを見ると、キング・ケロパス(C級)っていう、

カエルの親玉みたいな魔物だった。


でも・・・・取り敢えず、父さんが剣で一刀両断。

アッサリすぎ(笑)


もちろん、水の中じゃ無ければ、S級の父さんの相手にならないはず。

で、そんな父さんが一言。


「う~ん、コイツら、襲ってくる気満々って感じだなぁ。

どうすっか?」


「そうね、水の中じゃ、風魔法も正直イマイチだわ」


二人とも、今のところ、解決策は無いみたい。

っというか、オレに考えさせたいからワザと?


であれば・・・


「じゃあ、オレの出番だね!」

一歩踏み出して、オレは自信あり気に言ってみる。


「おぉ、どうする?」

「うん、雷魔法を水中にドンドン落としていく!」


「なるほどな」


ということで、話しは決まった。


「じゃあ、皆さん、危ないから下がってくださいね~!」

「お、おう」


これから、何が起きるのか分からないまま、

"赤き絆の盾"の5人と "暁の明星"の4人は、

でも一応、オレの言葉に従って、後ろへ下がって行ってくれる。


父さんと母さんは、ニコニコとしながらも、

一応、オレを襲ってくる魔物が居れば、直ぐ対処できるように待機してくれた。



「じゃあ行きます!召喚【キャスター】! そして・・・

ライトニング・ストーム!」


キャスター精霊は本当に優秀だ。

各属性の上級魔法でさえ、顔色一つ変えずに唱えてくれるんだ。


地下のダンジョンなので、空は無いけど、

それでもオレ達のいる周囲の空が暗くなっていき、

黒い雲が上空を覆い始めていく。

そして!


"ピカッ、バリバリバリ!ズドォォォォォーーーッン!ズドドドドォォォォォーーーッン!"


黒い雲から、繰り返し繰り返し、落雷が発生し、

そのすべてが、大きな川の水面に落ちて行く。


そして・・・

川の水面に、落雷に撃たれて絶命した魔物が、プカプカと浮かび始めてきたんだ。



「ま・・・マジかよ」

「やべぇ・・・」

「これって、雷の上級魔法よね?」


背後のパーティーから、驚愕の声がヒソヒソと聞こえてくるんだ。

まあ、その気持ちは分かります・・・はい。


そして・・・

ライトニング・ストームの魔法が数分間継続し、その魔法が終わる頃、

目に見える範囲の水面は、

絶命してプカプカと浮かぶ、魔物だらけになっていた。


幅の広い、大きな川だったので、水の流れはそれほど速く無かったけど、

プカプカ浮いた魔物達が、徐々に下流のほうへ流されていく。


そんな、目の前から過ぎ去っていく魔物達を見つめながら、


「あれって、素材集めたら、良いお金になるよな?」


なんてことを言っている人もチラホラと。

そんな彼らって、ホントに冒険者の鑑だよね(笑)



「レオンの召喚魔法は、マジで凄げぇな~。

普通のS級を凌駕してるんじゃねぇ~か?」


って、父さんが、すっごく変なことを言う。

普通のS級・・・

いや、S級自体、もう普通じゃないんですけど~!


まあ、気を取り直して、

改めて索敵を掛けてみる。

すると・・・・


「父さん、母さん、今ので、この辺り一帯の魔物は全滅したよ。

ただ、300mくらい上流に、B級の魔物が居るみたい」


どうやら、この川の主っぽい。

索敵する限りでは、その魔物が一番強いみたいだ。

そんな索敵結果を、両親に報告すると、


「多分、そのB級は水棲のドレイク(水竜)ね。」


水棲のドレイク。

その名前を聞いて、具体的な姿形が想像出来た訳でもないんだけど、

"召喚獣にほしい!"

一瞬で、そう思ってしまった(笑)


「じゃあ、そのB級が近づいてくる前に、渡っちまうか!

ただ、どうやって川を渡るか・・・が問題だけどな」



一瞬、オレの頭の中に、召喚獣のハーピーが浮かんだんだけど、

彼らじゃ、大人を持ち上げるのはキツそう。


メテオ(タイタン)に乗って行くってのもアリかもしれないけど、

そもそも、川幅300メートルの水深ってどれ位なんだろう。


あっ、であれば!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


レオン達がやって来た地下23階層は、中央を横断する大きな川を

どう乗り越えていくかが課題になるようですね。

そしてレオンは、まず、その第一段階をクリアしていきます。

果たして次回、彼らは無事に川を渡り切る事が出来るのか?


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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