救った冒険者はみんな元通り!でもオレはまたも人外扱い!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
新ダンジョンの地下21階層に向かったレオンでしたが、
そこには手足を欠損し、大ケガを負ってしまった冒険者達が。
そんな彼らを完全に回復したレオンは、
冒険者達から感謝されながらも、再び驚きの目で見られてしまう事に・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「ん・・・んん・・・」
「お、目覚めたか?」
ケガが癒えた3人の内、お腹に大けがを負っていた
スキンヘッドの大男が、最初に目を覚ましていく。
「・・・俺は・・・助かったのか?」
「ああ、お前らは生きている。ここは天国じゃないぜ?」
「あ・・・アンタは・・・・金色の?」
「ああ、金色のラグナロク・・・グレイと、妻のカリン、そして息子のレオンだ」
「おぉ・・・やっぱり。
って! 仲間はっ!ミラとライナスはっ!!」
「安心しな、彼らも、すっかり元通りさ」
そう言うと、父さんは、まだ意識が戻っていない2人の方を指さしていく。
「マジか・・・彼らは腕と脚を・・・」
「あぁ、ちゃんと回復しといてやったぜ!ウチの息子がな」
「息子・・・?
彼が?・・・まさか!」
大柄なスキンヘッドのおじさんが、オレの方を見て、
"信じられない・・・"といった表情をしている。
分かる・・・
分かるよ!その気持ち・・・うん。
「んん・・・」
「ミラ!目覚めたか!」
腕の切断から回復したボーイッシュなお姉さんも、目を覚ましていく。
「ん、私って・・・えっ!?」
彼女も、自分の右腕を見て、 "信じられない"って表情をする。
まあ、そりゃ、そうなるよね。
そして・・・・
3人目の金髪マッシュな男性も目覚めていったんだ。
「僕の脚・・・有る?・・・どうして??」
3人目の "信じられない"(苦笑)
「とにかく、何とお礼を言って良いのか。
俺達を救ってくれて、本当に有難うございます。
金色のグレイさん、カリンさん、そして息子さん」
「レオンだ、俺達の自慢の息子だ」
「ああ、レオン、本当にありがとう」
「いえ、皆さん、無事に回復して良かったです!」
そして、父さんと母さんは、彼ら3人から詳しい話を聞いていくことに。
まず彼らは、アステリア王国西部にある、鉱山都市メルカドのC級冒険者さんらしい。
"鉄の三連星"ってパーティー名だそうで、
メンバーは、今居るバッシュさん、ミラさん、ライナスさんの3人。
このダンジョンで ひと稼ぎしよう!ってことで、
開放日から連日、探索を続けているそうだ。
因みに、バッシュさんはリーダーで剣術士、ミラさんは格闘士、
ライナスさんは魔道士で、攻撃魔法と治癒魔法の両方が使えるんだそうだ。
にしても、かなり攻撃に重点を置いたパーティーみたいだなぁ。
そして話を聞くと、C級の彼らにとって、
やっぱり地下18階層から先は、かなり厳しかったようだ。
特に、地下19階層の「瘴気の森」は、ライナスさんのキュアとヒールで何とか凌ぎ切り、
地下20階層のボスは、たまたま3人で、同時に3体のトレントに攻撃を浴びせて、
運よく倒せたらしい。
そして・・・
この地下21階層。
残念ながら、彼らは索敵スキルは持っていないようで、
魔道士のライナスさんが、トラップを検知するのがやっと。
我がウォーカー家には、索敵スキル持ちが3人も居るんだけど、
世間的に見ると、実は、そのスキルを持っている人は、そんなに多くないらしい。
仮に持っている人も、そのレベル1が多く、索敵範囲が狭いそうだ。
そういった意味でも、索敵が出来るパーティーって結構貴重で、
いろんな面で優位に立てるってことなんだよね。
で、話は戻るけど、そんな中、彼ら3人は、
地下21階層の迷路に入って少しすると、スライムの上位種と戦闘に突入!
かなりドタバタした展開になってしまい、誤ってトラップに引っ掛かり、
バッシュさんが腹に攻撃を受けてしまったそうだ。
そして、そこからの戦闘は悲惨な状況に陥ってしまう。
突如、壁から出現した、大鎌を持ったリーパーに背後から襲われ、
残りの2人は、その大鎌によって、手脚を切断されてしまったそうだ。
そんな仲間を、パーティーリーダーのバッシュさんが、腹のケガに耐えながら両脇に抱え、
迷路の入り口まで、全速力で走って逃げて来たらしい。
ただ・・・・
本当は、そのまま転送装置部屋まで駆け込みたかったんだけど、
バッシュさんも、腹からの出血に耐えきれず、
そのまま力尽きて、倒れてしまう。
ただ運良く、そんな場面に、父さんと母さんが出くわして・・・・
彼等の話しから、今までの経緯は、そんな感じだった。
「しかし、こんな小さな子が、エクス・ヒールを使えるなんて。
ホント、世の中ってのは、広いもんだな?」
「ええ、アタシは右腕を切り落とされたとき、
もう、冒険者人生は終わった・・・・ホントにそう思ったんだよね。
正直、今、この右腕が、何でここにあるのか・・・・信じられないくらいさ」
「僕なんか、冒険者人生というか、ホントの人生が終わったと思ったんだけどな。」
ハハハハハッ!
三連星の皆さんも、ようやく落ち着いたのか、
笑い声を上げられるまでに、回復してきたみたいだ。
「さて・・・
じゃあ我々は、あのリーパーと、もう一匹のB級モンスターを狩りに行くが、
アンタたちはどうする?」
「そうですね、ホントは一緒に・・・と言いたいところなんですが、
今、あのリーパーと対峙すると、俺ら平常心で居られないかもしれない。
それに出血の影響か、少し貧血気味でフラフラする。
なんで・・・
出来れば今日は地上に戻って、少し休もうと思います。」
「わかった。それが良いかもしんねぇ~な」
「ホント、すんません」
「いやいや、気にすんな。
俺たちで、お前らの仇は取っておくからよ!」
「ありがてぇ」
ということで、オレ達親子3人は、その場で"鉄の三連星"と別れて、
この先へ進むことになったんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
大ケガを負った冒険者達も、無事回復して良かったですね。
そして次回、レオンと両親は、冒険者達に大ケガを負わせた魔物と
対峙して行く事になります。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、
画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、
執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!
それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




