地下21階層で大事件発生!大ケガを負う冒険者達を救え!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
新ダンジョンの各フロアを好調にクリアしていくレオン。
地下20階層のボスまでクリアした彼は、
翌朝、冒険者ギルドに立ち寄り、誰も手を付けない依頼を多数クリア。
その後は仲間の冒険者パーティーの様子を見て、地下21階層に向かいます。
そんな転送先で、レオンの目の前に広がる光景は・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「おい!しっかりしろ!」
「大丈夫か!」
地下21階層の転送装置に飛んで、部屋の外へ出ていく。
すると・・・
そこに拡がっていたのは、残酷な現実の世界だったんだ。
何処かの冒険者パーティーの3名が、かなり酷いケガを負って倒れていて、
彼等を助ける為、父さんと母さんが動いていた。
「父さん、母さん、何があったの!?」
その状況を目の当たりにして、
オレは慌てて駆け寄って、彼らの状況を確認していく。
「酷い・・・」
男性2人、女性1人のパーティーっぽいんだけど、
スキンヘッドで大柄な男性は、お腹からの出血が酷く、
もう1人の金髪で細身の男性は、無残にも左脚が切り落とされている。
更に、格闘系の装備をしたボーイッシュな女性も、その右腕が無かった。
「レオン、お前も光魔法が使えるよな、手伝ってくれ!」
「分かった、父さん!」
この時、既に、母さんがハイ・ヒールを使って、必死に3人のケガを治そうとしていた。
まず、出血を止めないと、彼らの命が危ないかもしれない。
そんな判断が有ったんだと思う。
ただ・・・・
ハイ・ヒールでは、切断された手足は戻らない。
そうなると、彼らは今後、冒険者としてやっていくのは厳しい。
「母さん、オレ、手足の切断を治していくよ!
なので、他の出血が酷い部分の治療に専念して!」
「え、レオン、アナタ治せるの!?」
「任せて!」
時間的に余裕がないので、一言そういって、
まずは、左脚が切断されている、最も状態の酷い男性の脇に膝を落としていく。
そして・・・
「召喚【ヒーラー】!
そして、エクス・ヒール!」
脚の切断面に向けて両手の掌を開き、最上級の回復魔法を唱えて行ったんだ。
オレ自身は、まだエクス・ヒールを使えないんだけど、
ヒーラー精霊なら出来るんだ。
オレが指示を出したその瞬間、ヒーラーの両手から光が発せられる。
一瞬の後、男性の脚の切断面に、その光が降り注がれていくのが分かった。
その光が切断面を包み込むと、そこから、徐々に伸びていく失われた部分。
「す・・・すげぇ」
その様子を見ていた父さんが、感嘆の声を上げていく。
「レオン、お前、そんな事も出来るのか・・・」
「うん・・・」
そして1分程経過して・・・
男性の脚が完全に回復したんだ。
けど、それで、"良かった" と安心していられる状況じゃない。
女性の腕のほうも治さないと・・・
オレは直ぐに立ち上がって、もう1人の重傷者の傍に駆け寄っていく。
そして再び跪いて・・・
「エクス・ヒール!」
彼女の右腕の切断面に向けて、再び最上級魔法を唱えていった。
再び、光が切断面を優しく包み込み、
そこから、ゆっくりと伸びて来る、元々有った、彼女のしなやかな腕・・・。
それにしても、彼等は一体何で、ここまで酷い状態になってしまったんだろう?
お腹に大ケガを負ったスキンヘッドで大柄な男性は、
母さんの魔法によって完全に傷口が塞がり、その人の顔色も良くなっていく。
一方の、左脚を失っていた男性と、右腕を失っていた女性も、
今では完全に、欠損した部分が復活している。
どうやら、これで、この場は一安心だろう。
「レオン、良くやったな。
大したもんだぞ!」
「ありがとう、父さん」
「こっちの方も、傷は完全に治ったわ。
それにしても、レオンは本当に凄いわね!」
「父さんと母さんに褒められると、何か照れちゃうなぁ」
ハハハハハッ!
と、まあ、ここまでは良いんだけど、
今のこのフロアの状況を、可能な限りチェックしておかないといけない。
ということで・・・
「索敵!」
このフロアに来た直後からバタバタしていて、
魔物の存在を確認していなかったんだ。
「レオン、分かるわね?
迷路の中に、強い魔物がいることが」
「うん、魔力の強い敵が2体。
特に連携はしていなそうだけど、迷路の中をウロウロしているみたい。」
「その魔物の1体は、恐らくリーパー・・・・大鎌を持った死神みたいな姿の敵、
もう一体も、多分、同じ系統の亜人だと思うわ」
「リーパーか、ちょっと厄介だな。
決して強い敵じゃないが、迷路の壁をすり抜けて、行き来出来るヤツだ」
「そんなこと出来るんだ?・・・怖いね。」
「あぁ、闇雲に迷路へ入ったら、いきなり背後からやられることもある。
常に索敵を掛けておく必要があるぞ」
「わかったよ」
どうやら・・・
この地下21階層から、今までの上の階層に比べて、
明らかに難易度が上がっていくみたい。
油断したら死・・・
そんな世界に、オレは踏み込んでしまったようだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
地下21階層に向かい、レオンが見たのは厳しいダンジョンの現実。
ですが、レオンは召喚士としての能力を活かして、
その事態を乗り越えて行きます。流石ですね。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、
画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、
執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!
それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




