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フロアボスの弱点は○○!?そしてオレは弟へのお土産もゲット!

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


新ダンジョンで、本来、並みの冒険者では通過が困難な階層を

楽々とクリアしていくレオン。

そんな彼が、この日到達したのは地下20階層のボス部屋でした。

ですが、ここのボスは簡単には倒せないようで・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

3体のボスを個別に倒すとダメ。

中央のボスを倒してもダメ。


これ以外で、ゲームに良くある攻略パターンって何だったっけ?


3体同時に倒す!?

よし!


「インフェルノ!」


土属性のトレントと、特に相性が良くも悪くもない炎の魔法を使ってみる。

インフェルノって、町の外壁を焼くために、オレが考案したオリジナル魔法。


炎の柱が横に長く走って、幅広い範囲の対象を、

こんがりと焼くことが出来るんだよね(笑)


"ギャーーーーッツ!"


3体のマッド・トレントが同時に焼かれ、断末魔を上げていく。

これでどうだろう・・・


剣を構えて警戒しながら、

オレは少し様子を見て行ったんだ。



にしても、部屋の中が暑い。。

インフェルノの温度を計った事ってないけど、

かなりの高温なんじゃないかな?


元々部屋の周囲にあった木々まで燃えて行ってしまったんだ。


そして・・・


「終わったみたいだな、レオン。

3体同時に倒すって、よく見破ったものだ」


「そうよね、レオンの戦いぶりを見ていると、何だか歴戦の勇者みたいね」


背後から拍手をしながら、父さんと母さんが近づいてきて、

そんな言葉を掛けてくれる。


昔やったゲームが役に立っただけ(笑)

でも、ちょっと嬉しい。


「じゃあ、宝箱を開けてみようぜ!」

「うん!」


そうして、部屋の奥にポップした宝箱に駆け寄っていったんだ。


「何が出るかなぁ~!

超高そうな剣よ来いっ!」


そんな事を言いながら、宝箱の上蓋を開けてみたんだ。


「おっ!?」

「おぉっ!?」

「あらぁ」


3人で宝箱の中を覗く。

そこには・・・


「これって、防具だよね?」

「そうだな、鎧みたいだな」

「カッコいいじゃない」


オレ、この時、ピンッ!て閃いたんだ。

今まで、人や魔物にしか使ってこなかった鑑定スキルで、

物を調べられないかって・・・


「ステータス・オープン!」

「レオン、鑑定スキルって、物も調べられるのか?」


「試しにね・・・って、おぉ、見えたよ!」

「えぇ~、そうなのぉ?お父さん、そんなこと言ってなかったけどぉ」


確かに、じいちゃんから、そういうの教わったことって無かったなぁ。

まさか、オレの鑑定スキルだけじゃないよね? こういうこと出来るのって。。


そして・・・

「エルダー・バーク・メイル。

どうもトレントの硬い樹皮で作られた鎧みたい。

"自動的に少しずつHPを回復する"・・・って。」


「すっげぇ~な!それ。

俺が欲しいくらいだ」


「っていうか、昨日、父さんと母さんがボスを倒した時、

何が出たの?」


「それがねぇ~・・・」

「実は、カリンが今、腰に付けてるヤツ・・・」


「えっ?」


そう言えば、気づかなかったけど、母さんの腰には

小さな革製のカバンみたいな物が付けられていた。


「これね、マジックバッグなのよ」

「俺は昔、宝箱からゲットして持ってたけど、母さんは無かったんだよな」


「マジックバッグって、色々な物が入る・・・あれ?」

「そうよ~、これってすっごく便利なのよねぇ」


オレも欲しいなぁ・・・

そう思ったけど、その時の母さんの嬉しそうな顔ったら。

なので、それを強請(ねだ)るのは止めておいたんだ。


「この鎧、多分、ノエルに向いてそうだなぁ。

タンクにHP自動回復って、打って付けだよね?」


「まあな、確かにノエルにピッタリかもしれねぇ~な。

でも、レオン、お前はいいのか?」


「うん、大丈夫さ。

またそのうち、ここに来て、トレントを倒せば、良いアイテム貰えそうだしね」


「お前は、弟思いの良い兄貴だな!」

(おだ)てても、これあげないよ?」


ハハハハハッ!


ってことで、ノエルへの新たなお土産もゲット!

オレ達は、次の地下21階層へ降りて行ったんだ。


目の前に広がる地下21階層の光景は、やっぱり迷路の壁だった。

今のところ、地下1階層、地下11階層とも迷路で、

1の付く階層は、全て迷路なのかもしれない。


「ディテクト・トラップ・・・」

迷路の中の罠の数は、かなり多い。

それに、即死級の罠もありそうだ。


「索敵!・・・」

「どうだ?結構、強い魔物がいるだろう?」


1つ上の地下20階層を調べたとき、C級とD級の魔物がうじゃうじゃ居たんだけど、

どちらかというとD級が多かった。


でも地下21階層は、殆どがC級で、数は少ないけどB級も居るみたいなんだ。


「ここまで来ると、C級クラスの冒険者パーティーで

何とかイケる・・・って感じかなぁ?」


「そうだな。今までの感じだと、多分、25階層くらいまでは、C級でも行けそうだが、

そのうち、C級でもキツくなるんじゃねぇ~か?」


「もう、この先に進んでいるパーティーっているのかな?」


さっき索敵したとき、人の魔力も感じられたので、

ある程度、分かってはいたんだけど、そんな事も聞いて見る。


「何組かは居るみたいよ」

「"銀色のタンポポ"なんかも、先へ行ってるっぽいな。」


「流石B級パーティーだね」


そういえば、このダンジョンって、地下何階層まであるんだろうか?

もちろん、その答えを知っている人は誰も居ないんだろうけど。


「じゃあ、今日のところは、ここまでにしておくか!」

「そうね、転送装置で1階に帰りましょう」

「うん」


ということで、オレ達親子3人は、転送装備のある部屋に入り、

そのまま1階へ戻ったんだ。


その後、ダンジョンの外へ出て、入り口付近を眺めてみたんだけど、

まだリトル・クローバーの4人は、キャンプ地に戻っていないみたいだった。

でもまあ、今の彼らなら、地下10階層のボスも楽勝だろう。


そんな事を思いながら、オレは父さん、母さんと、

町へ向かって歩いて行ったんだ。




「父さん、母さん、兄ちゃん、お帰り!

で、お土産はーっ!」


開口一番、お土産を強請(ねだ)ってくるノエル(笑)


「はいはい、慌てないの。」


それを(たしな)める母さん。


「じいちゃん、ただいま~」

「おう、お帰り。ダンジョンはどうだったか?」


「うん、ノエルのお土産までバッチリ!」

「そうか、そうか」

「じゃあ、お土産あるんだねーっ!」


ということで、オレは宝箱からゲットした

"エルダー・バーク・メイル"とやらを、ノエルに渡したんだ。


「かっこいいーっ!」

それを手にして、大はしゃぎの弟。

早速、装備し始めていく。


「その鎧はな、装備していると、勝手にHPが回復していく

優れモノなんだぞ!」


なぜか、父さんが自慢げに説明していく・・・


「グレイ!その説明はレオンにさせなさい。

ボスを倒して、その鎧を入手したのは、レオンだったでしょ?」


「・・・すまん。。」


ハハハハハッ!


父さん、ホントに子供みたいだよな。

まあ、ホントはオレより、16歳年下なんだけどね。

少なくとも、精神年齢は。



これで、あのダンジョンからゲットしたノエルへのお土産は

剣と盾、そして鎧の3つ。


あとで、鑑定していなかった剣と盾も鑑定してみようかな。

思わぬ性能を秘めているかもしれないし。



ということで、ダンジョン開放後、3日目の探索は

無事終了したのだった。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


地下20階層のフロアボスは3体同時に倒す・・・が正解だったようですね。

そしてレオンは無事、弟へのお土産をゲットすることができたのでした。

次回は地下21階層に向かうレオンと両親。

そこでレオンは、予想外の事態に直面していきます。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

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執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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