魔物に追いつめられる若い冒険者パーティー!彼らを救わないと!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
新ダンジョン開放初日は、両親と共にピクニック気分で
地下10階層まで攻略し、同階層のフロアボスまで倒したレオン。
そして翌日は、一旦 冒険者ギルドに立ち寄り、
溜まっていた依頼を解決してから、新ダンジョンに向かうのでした。
果たして、新ダンジョン2日目は、どんな出来事が待っているのでしょうか・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
そして・・・
町を出て、召喚獣のフォレスト・ウルフを呼び出し、
彼の背中にのって、新ダンジョン「深緑の迷宮」へダッシュ!
せっかく作った道を、もしワイルド・ボアで走ってしまうと、
道がかなり荒れてしまうので、やや小さめのウルフにしておいた。
にしても・・・
オレも早く、じいちゃんみたいに、ユニコーンと召喚契約してみたい。
あれって、凄くカッコいいんだよなぁ。
そして、この時思ったのは、この道路も舗装した方が良いのかも?ってこと。
あまりに大勢の冒険者が、行き来するようだと、
ここの道も、何れは凸凹に荒れてきそう。既に、その兆候があるし。
その為には、どうやって舗装するかを考えてみないといけない。
土をまた焼いてみる? それとも・・・
色々と試してみる必要がありそうだ。
そして「深緑の迷宮」入口に到着したオレは、
通行証の代わりとなる冒険者登録証を、入口のギルド係員に見せて、
中へ入っていく。
1人でダンジョンに入ると、父さん、母さんに良い顔はされないかもしれないけど、
まあ地下10階層までなら大丈夫だろう。
そして入口から、歩いて中へ進んでいく。
索敵魔法で魔物の分布を確認して、
次にトラップの検知を・・・・・
と、思ったんだけど。
「あれ?おかしいな。何だろう・・・」
索敵魔法で魔物を検知していくと、
どうも地下4階層に、D級クラスの魔物の魔力を感じるんだ。
地下10階層まで、E~F級モンスターしかいないはずなのに。
しかも、その近くに、パーティーが1つ居るようなので、
「ちょっと、急いで行ってみるか・・・」
オレはフォレスト・ウルフに乗って、そちらへ向かう事にしたんだ。
地下4階層は、湿地帯のエリア。
空(?)はどんよりした感じで、若干、気が滅入ってしまうフロアだ。
湿地帯という事で、カエルのようなヌメヌメ系の魔物が多く、
足場も緩い所が多いので、ここが苦手な人も結構居るんじゃないかな。
そして、
オレが地下4階層で検知した、例のD級モンスター付近に到着すると・・・
「くそぉ!ミーア、もうちょっとの辛抱だぞ!」
「・・あ・・・あぁ・・・・」
オレと同じくらいの年齢の4人組が、結構でっかいカエルと戦っていたんだ。
とても普通のカエルには見えない・・・・
「ステータス・オープン!
アシッド・トード(D級): Lv.32・・・・
酸を吐くカエル? スキル【毒の粘液】【溶解唾液】」
スキル【毒の粘液】: 体表から毒を分泌して・・・・・
スキル【溶解唾液】: 金属や革を瞬時に溶かす酸を遠距離から吐き出す・・・・
キモい技ばかりだ。。
どうもオレ、こういうタイプの魔物って苦手なんだよね。
というか、このカエルに襲われている子達、
どうも、まだ駆け出しって感じで、このD級のカエルに苦戦している。
しかも、良く見ると、その一人は、カエルが吐き出した酸が掛かって、
腕をヤケドしているみたいなんだ。
このまま、放っておく訳にもいかない。
「キミ達、大丈夫!?」
彼らの近くに駆け寄って、声を掛けていく。
「お願い、助けて!」
悲鳴のような声を上げる、後衛の女の子。
多分、ヒーラーの子みたい。
「わかった、みんな、オレの後ろに隠れて!」
「ありがとう!」
「助かる!」
オレの声を聞いて、即座に後方へ移動する4人。
よし、これで大丈夫。
いくぞ!
「パラライズ!」
右手を前に突き出して、掌をカエルに向ける。
そして魔法を唱えた瞬間、カエルの周囲に金色の火花が広がって行ったんだ。
「ゲゴォッ」
麻痺して動けなくなるカエル。
そして、オレは剣を抜き・・・
「グゲェーッ!」
麻痺したカエルを一刀両断にしたんだ。
アシッド・トードの断末魔・・・
一撃でカエルは、その場に倒れ、絶命していった。
「すげぇ~・・・・」
後方から聞こえて来る声。
「・・っつぅ・・・・」
「ミーア、大丈夫!?」
その声を聞いて、オレが振り向くと、
アシッド・トードの酸を受けたと思われるタンクの女の子が、
左腕を抑えて、うずくまっていた。
手首から肘まで真っ赤にタダれていて、結構、酷いケガのように見える。
「ヒール!・・・ヒール!・・・出ない・・・
ごめん・・・MPが足りない・・・どうしたら・・・」
さっき、"助けて!"って声を上げたヒーラー系の女の子が、
悲しそうな表情で、仲間に謝っている。
恐らく、アシッド・トードとの戦闘で、回復魔法を使い過ぎてしまったんだろう。
「さっきの戦闘で、薬も全部使っちまった・・・どうしよう」
剣術士らしき男の子が、焦りながらバッグの中を引っ掻き回し、
最後は諦めの表情で、その言葉を絞り出して言う。
「オレが治すよ、いいかな?」
「治せるのか!? もちろんだ!頼むっ!」
剣術士の子が必死に懇願してくる。
多分、この子がパーティーのリーダーなんだろうな。
そしてオレは、ヤケドを負ったタンクの女の子に駆け寄り、
その傍で膝をついていく。
湿地帯なので、靴や膝は泥だらけだけど、気にしている場合じゃない。
「いくね、キュア!」
右の掌を、彼女がヤケドを負った左腕に触れない程度に近づけ、
魔法を唱えていく。
「最初にキュアで、腕に掛かった酸を浄化していくから」
「わかった」
腕に酸が残った状態でヒールをしても、酸が再び腕の肌を焼いてしまう。
オレはこの時、じいちゃんの教え通り、まずは酸を取り除くことから始めていく。
「これで酸は取り除かれたかな・・・
じゃあ、今度はヤケドを直していくよ。
ヒール!」
再び魔法を唱えていく。
すると・・・
「おぉ~・・・すっげぇ・・・」
彼女のヤケドの痕が徐々に引いていき、
元の肌に戻って行ったんだ。
「これで大丈夫だと思うんだけど、痛い所とか・・・ない?」
「凄い・・・全然痛くないわ!
ありがとうキミ!もう、すっかり大丈夫よ!」
彼女を完全に回復できたみたいだ。
これで一安心。
「よかった! じゃあ、あのカエルから、
素材を剥ぎ取っちゃった方がいいんじゃない?
多分、お金になると思うよ。」
「えっ、お前、要らないのか?」
「うん、オレは大丈夫だよ。4人で分けるといいよ」
「ありがてぇーっ!サンキューな!」
「ホント、ありがとう!」
「ありがとうございます」
「何から何まで、本当にごめんなさい」
四人四様で、感謝の気持ちを表しながら、
彼らはアシッド・トードの死骸に向かって、ダッシュして行ったんだ。
それにしても・・・
なんで、このフロアーにD級モンスターが出現したんだろう。
そういえば、昔やったことのあるオンラインゲームで、
一つのエリアで敵を倒し続けると、稀に強い敵がポップすることがあったけど、
もしかして、そんな仕様(?)でも有るのかな?
このダンジョンには・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本来E級モンスターまでしか出ない階層で、なぜかD級が発生。
その魔物に苦戦中の若いパーティーを、レオンが救出しましたね。
彼らはレオンと歳の近い少年少女たち。
同じ町に同年代の冒険者が少ないレオンにとって、
新しい友人を作るチャンスなのかもしれませんね。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




