新ダンジョン地下10階層攻略!でもこの階のボスはお間抜けさん?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
いよいよ、新ダンジョンが開放される初日。
レオンは両親と共にピクニック気分でダンジョンに入ります。
そして順調に地下10階層まで到着し、再び階層ボスと対峙することに・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「さて、地下10階層のボス部屋に到着だ。
まあ、今日のノルマは、このボスを倒して、
地下11階層の転送で、1階に戻るまでとしようぜ」
「了解!」
「じゃあ、今回もレオン、頼むわね」
「任せて!」
ということで、ボス部屋に入っていくオレ達3人。
でも、父さんと母さんは、後方で控えている。
このフロアのボスは、D級のソルジャー・ビートル。
正直、召喚獣を出すまでもない。
オレの剣で一撃だろう。
結局、今のところ、宝箱は1つも見つけられていないので、
このボスの宝箱で、ノエルへの良いお土産がゲットできると良いんだけど。
部屋に入り、少しすると、背後の扉が閉まっていく。
これは想定通り。
そして・・・・
部屋の奥のひな壇に、ビートルが湧いてくる。
更に・・・
前回と同じように、ビートルが突然飛んで、オレに向けてタックルをかまして来た!
オレは最初から構えていた剣を突き出していく。
"グサッ"
「あら・・・」
「なんだよ、ビートルのヤツ、ワンパターンだな!」
父さんが呆れ顔。
そう、前の時と同じように、オレに飛び掛かって来たビートルが、
剣に勝手に突き刺さって来たんだ。
そして、あっと言う間に絶命・・・
何とも、進歩の無い。。
ということで、オレは再び、ソルジャー・ビートルを一撃で撃破したんだ。
そして!
お楽しみの宝箱!
「何が出るかなぁ~」
オレは小走りに、ポップした宝箱の前へ移動する。
そして両手を箱の蓋に掛けて、そのまま上に持ち上げていく。
中を覗くと、やっぱり、大きな宝箱の中はスカスカ。
でも、底に何かが置かれているのが分かる。
「おぉ~、盾だぁ!ノエルのお土産だ~!」
「ははは、ノエルの奴、今朝、ムクれてたからな(笑)」
「これで、あの子の機嫌が直ってくれるといいわね」
宝箱の底に横たわる盾は、高さが1メートル近くある、
明らかにタンク向けのそれだった。
表面は青く、中央に銀色で何かの紋章みたいな柄が入っていて、
ハッキリ言って、凄くカッコいい。
11歳のノエルには、まだちょっと大きいかもしれないけど、
お土産としては、デッカイ方が映えるからいいだろう(笑)
ということで、ダンジョン開放日の探索は、これで終了。
オレ達親子は、11階の転送装置を使って1階に戻り、
そのまま、ダンジョンを後にした。
外に出たとき、空はもう夕暮れ時となっていて、
既に今日の探索を終えた、それなりの数の冒険者たちが、
入口前でキャンプを張る準備をしていたんだ。
「明日も、ここ混みそうだね」
「いやぁ、しばらくは、この調子だろうよ」
父さん曰く、そういうことらしい。
「ただいま~!」
「おかえり!お土産はーっ!」
開口一番、お土産をねだってくるノエル。。
「ははは、ノエル、そう慌てるな」
その様子を見て、弟をたしなめる父さん。
「えぇ~、まさか、お土産ないってことぉ~??」
「そんなこと無いわ、ちゃんとお土産あるわよ」
「やったぁー!」
ってことで、父さんがマジックバッグから、
どデカイあれを取り出していったんだ。
「すっげぇーっ!これ、いいのぉ!!??」
「あぁ、ノエルへの土産だ。
兄ちゃんが、ボスを倒してゲットしたものだからな?
兄ちゃんに礼をいうんだぞ?」
「兄ちゃん、ありがとう!」
「どういたしまして」
盾1つで大喜びしてくれるノエル。
本当にカワイイ奴(笑)
そんな親子のやり取りを、じいちゃんが、
背後でニコニコしながら、嬉しそうに眺めていたんだ。
翌日の朝、オレは冒険者ギルドに立ち寄ってみた。
やっぱ、町の人達からの依頼が放置されていないか、
少し気になったんだよね。
父さんと母さんには、ダンジョンへ先に行ってて貰い、
向こうで30分待っても、オレが来ないようなら、
2人でダンジョン攻略を進めて貰うように伝えておいたんだ。
そして、ギルド1階のホールに入ると・・・
「あぁ、レオンく~ん!! お願い、依頼を受注してぇ~!」
お色気ムンムンの わがままボディーで、
いつも、オレをたぶらかしてくる(勝手な妄想ね)、受付嬢のリンダさんが
泣きつくように、オレに縋ってきたんだ。
彼女曰く、昨日から誰一人、冒険者がやって来なくて、
依頼が溜まりまくっているらしい。
まあ、何となく予想された事態・・・
と、いうことで・・・・
本来、ギルドの依頼は、1つ受注したら、それを達成するまで
次の依頼を受けることが出来ない決まりなんだけど、
今日は特例ということで、
オレは、リンダさんが指定する優先度の高い依頼を、
纏めて受けて、そのまま、こなして行くことにしたんだ。
依頼は、D級ランクのモノが4つ・E級のモノが6つ。
B級冒険者のオレにとっては、楽ちんな依頼だったので、
10個まで受注を許して貰えた。
基本的に全部、討伐依頼だったんだよね。
「よ~し!一気に片付けちゃうぞ~!」
ということで、森に入って、
まずは、人を襲った、森の町寄りにいるフォレスト・ベア(D級)を倒して、
今度は、農作物を荒らすフォレスト・ウルフ(E級)の群れを倒し、
更に、素材集めの依頼では、ワイルド・ボア(D級)を倒して革を剥ぐ・・・
コイツ、肉も旨いんだよなぁ(笑)
その後も、次々と依頼をこなして行ったんだ。
"索敵"魔法を使って魔物を見つけ、即座に退治。
結構早く、10件の依頼をこなすことが出来たよ。
全部で2時間くらいだったかな?
ただ、今から新ダンジョンに向かっても、父さん、母さんは
すでに探索を始めているから、合流は難しそう。
これから、どうするかなぁ・・・
そうだ!今日も地下1階層から回って、10階層のボス部屋行って、
ノエルのお土産を取って来るか!
という事で、一旦町に戻ってギルド受付で報告して、
それから、新ダンジョンに向かう事にしたんだ。
ところで、ギルドへ依頼完了の報告をするとき、
受付嬢のリンダさんったら、2時間で10件の依頼を片付けたことに、
目を見開いて驚いてたんだよなぁ~(笑)
でもって、物凄く助かったって、泣いて喜んでくれてたんだよね。
まあ、こんなことなら、2日に1回くらいは、ギルドに顔を出すようにするか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
新ダンジョン地下10階層のボスは、相変わらずの様でしたね。
そして町の冒険者ギルドは閑古鳥が鳴く状況。
ワガママボディーの受付嬢に泣きつかれ、レオンはちょっと得をしてしまったようです(笑)
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




