新ダンジョンいよいよ開放!冒険者達はわれ先に中へ!でもオレはピクニック気分!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
新ダンジョン開放の前夜祭で発表されたダンジョン名は「深緑の迷宮」。
町にはぐでんぐでんの酔っ払いが溢れかえり、
町がはじまって以来の盛り上がりを見せています。
そして、いよいよ新ダンジョン開放日がやってきて・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
そして・・・
いよいよ、ダンジョン開放の時間が迫って来た。
周囲のみんなの表情を見ると、ワクワク・ドキドキと言った感じ。
「じゃあ、これから新ダンジョン "深緑の迷宮"を開放していきます!
大勢の冒険者が詰めかけていますので、慌てず・走らず・押さず、
ゆっくりと中へ進んでいってください!」
冒険者ギルドの職員の人が、大声を上げて、
周囲の冒険者に注意喚起をしていく。
その背後には、ギルド長のガリックさんの姿も。
けど・・・
「まあ、無駄な忠告だろうな」
と、父さんが一蹴。。
「そうね、みんな即ダッシュでしょうね」
と、母さんも。
周囲にいたウチの町の冒険者たちも、みんな苦笑いをしていたんだ。
そして、いよいよ・・・
時間になって、周囲で花火の音が鳴っていく。
新ダンジョン「深緑の迷宮」が開放される瞬間だ。
案の定、先頭の冒険者が、ダッシュで中へ走り込んでいくのが見える。
「まあ、俺達はのんびりと行くとしようぜ!」
目の前の冒険者たちが動き始めて、
ようやくオレ達も、中への移動を開始していく。
幸いにも、父さん、母さん、オレは、調査団の護衛で、
既に11階まで進んでいた。
なので、ダンジョン入口脇の転送装置を使って、
地下11階層まで一気に進むことが出来るんだ。
もちろん、それはB級パーティー "銀色のタンポポ"も一緒だったけどね。
けど・・・
「あれ、転送装置を使わないの?」
入口を入って、父さんも母さんも、転送装置には向かわず、
真っすぐ奥へ進もうとするのだ。
「あぁ、別に慌てる必要はねぇさ。のんびり行こうぜ」
さすがS級、余裕だね(笑)
どうやら、タンポポの4人も転送は使わないみたいだ。
ということで、オレ達親子3人は、地下1階層の迷路から、
のんびりと進んで行く事になったんだ。
「レオン、良い?
こういった迷路では、必ずと言って良いほどトラップが有るから、
魔道士は必ず、"ディテクト・トラップ"を使って、
罠を把握しておく事が必要よ」
「うん、母さん、分かったよ。
"ディテクト・トラップ"!」
このダンジョンの地下1階層は、調査団の時に何度も通っているので、
トラップの場所は把握していた。
ただ・・・
「一度、通った迷路でも、時間が経つと、
トラップの場所や内容が変わることもあるから、
油断してはダメ」
なるほど、そう言う事もあるのか~
「うん」
取り敢えず、魔法で検知出来た、この階のトラップは、
調査団で来た時と、場所も内容も同じようだ。
ただ、それは、まだ初心者レベルの階層だからかもしれない。
もっと下の階層に行けば、母さんの言う、
変化するトラップが有るかもしれないんだ。
"うわぁーっ!"
遠くから、トラップに引っ掛かった冒険者の声が聞こえる。
でも確か、この階層のトラップで、即死に繋がるモノって無かったはずだ。
そして、調査団と同行していた時に確認していた
宝箱がポップする小部屋もチェックしてみたんだけど、
既に先行した冒険者たちに開けられてしまった為か、
オレ達は、この時、宝箱を見つけることが出来なかったんだ。
そして、オレ達親子は、のんびりと、でも確実に下の階層へ足を伸ばしていった。
宝箱類の発見は、殆ど絶望的な感じだったんだけど、
それでも、ダンジョンを歩いて回っていくだけで、
とても、ワクワクした気分を味わえたんだ。
早くノエルとも、このワクワク感を共有できればなぁ。
その後・・・
オレ達が地下7階層に到着した頃、
恐らく時刻はお昼を過ぎていたと思う。
この世界って、腕時計どころか、懐中時計も開発されていないので、
ダンジョンの中だと、時間の把握が、結構難しいんだよなぁ。
一度、時計を作ってみようか・・・そう思ったんだけど、
流石に、あの複雑怪奇な機械式時計を、殆ど知識のないオレが作るのは難しい。
こっちの世界でも、向こうの世界のネット検索とか出来ればいいんだけどなぁ・・・
そう言えば、昔、そんなアニメを見た事があったっけ。
「じゃあ、ここらで昼飯にでもするか!」
「了解よ、じゃあ、準備するわね。」
ということで、地下7階層に降りてすぐの広場で、
オレ達親子は、シートを拡げて、お昼休みに入っていく。
多分、ウチのパーティーが、他のどのパーティーよりものんびり歩いていたので、
この後、ここにやって来るパーティーは、あまり居ないと思う。
それにしても・・・
この地下7階層は、広々とした平原に森林が広がっているフロアで、
天気(?)も良く、昼ご飯にするには、打ってつけなフロアだった。
殆ど遠足かピクニック気分のオレ達親子(笑)
父さん、母さんは、多分、オレに色々な経験を積ませるため、
このダンジョン攻略を、のんびりやっているんだろうなぁ。
そう感じたんだ。
「じゃあオレ、一応、結界張っておくね」
「オウ、気が利くな!頼む」
ということで・・・
「ホーリー・ドーム!」
「おぉ~、いいねぇ~」
「流石ね、レオン」
「ははは、ありがとう」
勿論、オレ達親子は、このフロアに居るE級~F級の魔物なんて、モノともしないんだけど、
でも、こういった習慣は、身に着けておかなければいけない・・・
そう思える。
「なあレオン、お前から見て、ノエルってどう見える?」
昼食を食べながら、ノエルの話になって、父さんが、そんな事を聞いてくる。
「そうだなぁ~、能力的には完全に盾・・・タンクだよね。
盾のレベルだけなら、もうA級冒険者並みだよ。
あとは、体がもっと大きくなって、ガッチリしてきたら、最高のタンクになるんじゃない?」
「なるほどなぁ。
アイツも、あと3か月で冒険者登録できる歳になるからな。
多分、そうなると、このダンジョンに真っ先に来たがるはずだ。
その時はレオン、お前があの子を守ってやってくれよ」
「勿論だよ!」
「あの子は、物おじしないし、とても勇気の有る子だけど、
その分、無鉄砲に敵に切り込んで行きかねないから、
そういうところも、上手くサポートしてあげてね」
「うん、分かったよ、母さん」
そうだよなぁ・・・
今後は、オレがノエルをサポートして行かないと。
そんな感じで、ピクニック気分の昼食を終えて、
オレ達は、更に先へ進んでいく。
E級、F級モンスターしかいない地下10階層まで、
難なく歩き終えると、恐らく、外はもうすぐ夕方・・・
そういえば、他の冒険者さん達の先頭は、今どのくらいまで進んでいるんだろう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ついに新ダンジョンが開放され、他の冒険者達はわれ先に
ダンジョンの中へ駆け込んで行ったようですね。
けど、当のレオンと両親にとっては、まるでピクニックのようです。
そんなダンジョンでは今後、様々な試練が
レオンを襲い掛かっていく・・・はず?
そして次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




