表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/161

領主様の次は総ギルド長!?じいちゃんの旧友はとっても偉い人?

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


新ダンジョンの開放を2日後に控えて、

グリーン・ウッドの町、そしてウォーカー家にも、

次々と要人がやって来るようです。

領主シルヴェイン子爵が去り、そして今度は・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

【視点変更】 オスカー・クロス (王都 冒険者ギルド本部 総ギルド長(55歳男性))


「この町に来るのも、実に久しぶりだな、何年ぶりになるかな? ヴァイオレット」

「はい、総ギルド長、4年ぶりになるかと思います。」


秘書官のヴァイオレット・サーストン(29歳女性)と共に、

馬車で8日ほどの道のりを旅してきた私達は、

ようやく王国最北端の町 グリーン・ウッドに到着しようとしていた。


緑豊かな寂れた町・・・

そんなイメージのあるグリーン・ウッドだったが、

今回の新ダンジョン発見により、大きな変革の時を迎えようとしている。


事前に目を通していた、町の開発計画書では、

今回、かなり大規模な開拓を行い、そこに冒険者用のエリアを作っていくそうだ。


勿論、私は元々冒険者であるため、開拓や建設についての知識は高くないが、

ただ、ダンジョンの一般冒険者への開放が決定してから3か月で、

一体、どこまでその計画が実現できるのか?

率直なところ、懐疑的に見ていた。


ところが・・・



「これは総ギルド長、ご無沙汰しております」


この町のギルド長、ガリック・アイアンウッドが、私の到着を出迎えてくれる。


しかし・・・

町の門をくぐる前から、その大きな変化に圧倒されていた。

というか、前回来た時には、門などというものは無かったはずだ。


町の南を通る街道を北上すれば、そのまま町の中心に到着した記憶がある。


「長旅でお疲れでしょう?

まずは、宿で落ち着いて、疲れを癒していただければと」


ガリックはそう言う。

だが・・・


「ガリック、この町の変化は凄まじいな?

聞くところによると、たった3か月の突貫工事だったとか。

良く、そんな短期間で、ここまで出来上がったものだ」


「はい、それについては、先ほど、

シルヴェイン子爵にも説明したばかりでして」


「領主殿も、既に到着されているか」

「お会いになりますか?」


「そうだな・・・いや先に、私の旧友に会いに行くとしよう」

「承知しました」



旧友・・・

そういえば、彼とも4年ほど会っていなかったな。

元気にしていれば良いのだが。



【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)


何とか領主様に、オレの魔法の事を理解して貰って、

今は肩の荷が下りた感じだった。


時刻も夕方になって、町の東のルミナ湖に、夕陽が沈んでいくのが見える。

本当に美しい風景だ。


あ、そうそう。

こっち世界って、太陽が西から登って、東に沈んでいくんだ。

昔のアニメの主題歌に、そんな歌詞があったように思うけど、

実際に、こんな世界って有るんだなぁ~って。


ただ時々、前の世界の感覚に慣れ過ぎているため、

未だに戸惑う事があるんだよね。



「レオン、ノエル! そろそろ、夕飯の時間よ~!」

『はーい!』


オレ達を呼ぶ、母さんの声が聞こえる。


「ノエル、行こう!」

「うん!」


今日の夕飯は何だろう?

そんな事を考えながら、走りだそうとすると・・・


「兄ちゃん、またガリックさんが来たよ」

「えっ?」


さっき領主様と、ギルドの方へ戻って行ったばかりなのに。

ギルド長も、忙しい人だな~。


そして、オレもそちらの方向を見てみると・・・


「誰だろう?あの人」


ギルド長と一緒に歩いてくる、結構年配の人が見えたんだ。


じいちゃん位の年齢かな?

背はかなりデカくて、いかにも冒険者だった人・・・って感じ。


ただ年齢の割には、髪が黒々としていて、

その髪をオールバックにしてる。

若干ワイルドな感じの、渋いイケオジって感じ?


あれ? そう言えば、どこかで見覚えがあるような・・・・



「やあ、レオン、ノエル、悪いな、またお邪魔するよ。

で、こちらの方は・・・」


「レオン、ノエル、大きくなったな。

私を覚えているか?」


「ええと、昔、確か一度、ウチに遊びに来たことが・・・」


「オスカーさんじゃない?兄ちゃん」

「あぁ!じいちゃんの昔のパーティー仲間の!?」


「ははは、覚えていてくれてたか!」


そうだ、じいちゃんの昔のパーティー仲間だった、オスカーさんだ。

オスカー・・・何だっけ? 苗字は忘れちゃった。


「そうか、レオンとノエルも、昔、お会いしてるんだな。

こちらは、冒険者ギルド本部の総ギルド長、オスカー・クロス殿だ」


総ギルド長?

それって、ギルド長より偉いんだっけ?

あれ?

ええと・・・そういう人だったっけ?オスカーさんって。



「それで、デュークは中に居るかい?」

「居ます、呼んできますね!」


そう返事をして、オレとノエルは、じいちゃんを呼びに行ったんだ。



「そうか、この町の開発に、レオンが一枚噛んでたとは・・・」


「噛んでいたのは、一枚どころじゃないんですよ!

なので先日、本部にはその旨を報告して、レオンがA級冒険者に昇格できるよう、

私の方から推薦状も出していたんですがね・・・」


「そうだったか。ガリック、すまんな。

その辺りの判断は、副総ギルド長のロバートに任せてあってな。」


「まあ、そうですよね。

全ての決裁を、総ギルド長が目を通すのも、確かに難しいですな」


「いや、オスカー、それにガリック、

私が思うに、レオンがA級冒険者に昇進するのはまだ早い。

副総ギルド長の判断は間違っていないんじゃないかな。

確かにレオンの召喚魔法は、既にS級を超えているといって差し支えない程だ。

ただ、冒険者というのは、そういったレベルやステータスだけでは計れない面もある。

様々な経験をして、その経験から的確な判断を下すことも、時には必要なんだ。

そういった経験面で、まだまだレオンは足りていない」


「なるほど・・・

確かにデューク殿の仰ることも、一理ありますな」



なんだか、元S級の2人と、A級のギルド長が集まって、

オレの事を真剣に話している。


正直、すごい照れると言うか、恥ずかしいというか・・・


「オスカー様、ガリック殿、お茶でもどうぞ」


「おお、カリン、ありがとう。

遅い時間に訪れてしまって、すまなかったな。」


「いえいえ、何を仰います。

もしよければ、今夜、泊って頂いても、よろしいのですよ?」


「ははは、ありがとう、カリン。

まあただ、明日の準備など、戻ってやらねばならぬ事もあってな」


「まあ、それは残念ですね」


「というか、グレイはどうしたのだ?」


「そういえば、さっき、明後日のダンジョン開放に向けて、

剣や防具の手入れをするとか言って、屋根裏部屋に上がって行きました。

ちょっと、呼んできますね」


「そうだったか。

まあ、忙しい様だったら、無理に呼ばなくてよいぞ。」


「いえ~、オスカー様が折角いらしているのですから、

無理にでも、顔を出させますわ」


「そうか、すまないな」



この日は、本当に来客が続き、凄く家が賑やかだった。

この後、オスカーさんは2時間くらい、じいちゃん達と話しをして、

ギルド長と一緒に、宿の方へ戻って行った。


最後に一言、

「レオン、今度、その噂の魔法を見せてくれ!」


なんて言葉を残して。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


領主シルヴェイン子爵の次は、じいちゃんの昔のパーティー仲間が

ウォーカー家を訪ねて来たようですね。

英雄と呼ばれる彼も、レオンの才能に驚いていく一人となるようです。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ