森の開拓開始!でもオレの召喚魔法なら、そんなのアッと言う間だよ?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
3か月後に迫った新ダンジョンの一般開放。
そんなグリーン・ウッドの町では、その準備のために、町の代表者会議が行われます。
ですが、なかなか纏まらない話。
そんな状況にしびれを切らした12歳レオンが、大人顔負けの提案をして、みんなは仰天!
でも、その後、会議は何とか軌道に乗っていくようです。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
その後、改めてみんなで話し合った結果、
やっぱり、ダンジョン開放までに絶対必要なものとして、
・森の中のダンジョンまでの道(まずは簡素なものでOK)
・旅館(20パーティー程度は泊まれる規模)
・ダンジョン近くの休憩所
・食堂、居酒屋
・武器・防具・道具屋(薬屋)・洗濯屋
などが、挙げられた。
武器屋などのお店は、大手の商会に協力を得られないか、
町長やギルド長から働きかけてもらうことになりそうだ。
となると、その為には、まず町の西側から南にかけて
森から飛び出して生えている木々を伐採し、
広い土地を確保することが必要・・・・
ってことに。
当初それは、物凄くお金と時間と人手が掛かることが想定されたため、
町長が難色を示したんだけど、
「オレが魔法でやっちゃいますよ!」
と提案して、町長はアッサリと折れたんだ。
そして翌日・・・・
「ウィンド・カッター!」
「ウィンド・カッター!」
「ウィンド・カッター!」
町の西側の森で、木々と格闘しているオレ。
いや、格闘しているのはキャスター精霊か(笑)
キャスターに指示を出して、
木の根元をバッサバッサと切り倒していく。
そして20本くらい木を切り倒していくと、
倒れた木で足元がかなり邪魔になっていく。
なので・・・・
「召喚【メテオ】!」
S級の召喚獣 タイタンを呼び出していく。
因みに、召喚するとき、"タイタン"と魔物の種類を言っても、
"メテオ"と、名付けた名前を呼んでも大丈夫みたい。
"メテオ"と呼べば、名付けた個体を指定して呼び出せるし、
魔物の種類を呼べば、その魔物が複数いる場合、ランダムに呼び出されるようだ。
フォレスト・ウルフやベアは4体ずつ居るので、それに当たる。
また召喚獣と契約する時、名付けが必要なのは、S級モンスター以上らしい。
じいちゃんに、そんなことを教わった。
勿論、A級以下でも名前を付けたければ、付けられるそうだ。
ま、面倒なので(センスがない?)、しないけどね。
そして次の作業を開始!
「メテオ、地面に倒れている木を、あの辺りの一か所に集めて!」
そう指示を出すと、彼は即座に働き始める。
いやぁ~、便利すぎるよ、この子(笑)
けど・・・・
「うわぁーっ!なんだあれ!!」
背後の方から、町の人の叫び声が・・・・
"あちゃ~っ!"
「ごめんなさーい!これ、オレの言うこと聞く奴だから
怖がらなくて大丈夫ですーっ!」
そんな説明を、何度も大声で叫んでいく。
流石に20メートルの巨人は、ちょっと目立ち過ぎるのかもしれない。
「メテオが小さく6体くらいに別れてくれれば、丁度良いのになぁ・・・」
そんな事を呟くオレ。
すると・・・・・
「えっ??マジ??」
オレが呟いた通り、何と、メテオが6体に別れたんだ。
想像すれば実現する・・・
それって、まさにファンタジー!
でも、こういう事、みんなが出来るかな?
それとも、オレだけ・・・?
何れにしても、とっても使い勝手の良くなったメテオを駆使して、
オレは森の木々の伐採を進めて行ったんだ。
「兄ちゃ~ん!」
「おう、ノエル!じいちゃん!」
じいちゃんが、ノエルを連れて、様子を見に来てくれたみたいだ。
正午も過ぎて、ノエルの朝の訓練が終わったらしい。
ところが・・・
「なあレオン、あんなゴーレム、いつ召喚契約したんだ?」
メテオの分身体を見て、じいちゃんが物珍しそうに言う。
「あれって、この間契約したタイタンだよ?じいちゃん」
「タイタン?・・・・・ゴーレムじゃないのか?」
「うん、タイタンのままだとデッカすぎるから、
"分身しないかなぁ・・・・"って考えてら、
ホントに分身しちゃったんだよね」
「何だそれは?・・・・そんなの聞いたことがないぞ?」
「へっ?そうなの?」
想像したら実現する・・・
そんなファンタジーって、オレだけなのか?
「まあいい、お腹が空いただろう?
みんなで、お昼ご飯としよう」
「おぉ、よかったぁ~!
オレ、丁度腹減ってたんだよね~」
ということで、昼休みを取ることになった。
腹も減ってたし、ちょっと疲れてたから、丁度良いタイミング(笑)
「ノエル、盾のレベルは上がってるかい?」
「あぁ、絶対に伸びてるよ!だって、じいちゃんの剣を、
最近、ボクの盾で殆ど防げるようになったんだもん!」
「おぉ、それは凄いな!ちょっと覗いていいか?」
「もちろん!」
「ステータス・オープン!
へぇ・・・盾術レベル 110 また伸びたな!
ハッキリ言って、盾だけなら、A級冒険者レベルじゃないかっ」
「へへへっ、すっごいだろう!」
「あぁ、これ、かなり凄いぞ」
「レオン、ノエル、お前たちは、本当に素晴らしい才能を持っている。
その才能を、正しい方向に使う事を、絶対に忘れてはダメだぞ?」
「勿論、分かってるよ」
「ボクも!」
そんな話から始まったお昼だったけど、
その後は、3人で昼食を食べながら、
ワイワイと楽しく、おしゃべりしていったんだ。
そして、昼食を食べ終わる頃・・・
「おぉ~い、レオン!随分、はかどっているようなぁ~!」
あの声は、ギルド長のガリックさん。
「おぉ、デューク殿もいらしてましたか!
ノエルも、相変わらず元気そうだな。」
やっぱり、森林伐採の進捗具合が気になるんだろう。
町長さんの心配を他所に、強引に押し切って進めちゃったからなぁ。
「いやぁ、レオン、午前中だけで、こんなに伐採したのか?
凄いペースだな!」
「はい、頑張ってますよ~!
多分、明日中には終わるんじゃないかな?」
「普通だったら、何十人も駆り出して、数週間は掛かる作業だぞ。
全く、レオンの魔法は、本当に凄まじい」
「ははは、ありがとうございます!」
「で、具体的にはどうやってるんだ?」
「じゃあ、実際に見てみますか?」
「おぉ、頼む!」
昼飯も食べ終わったので、オレは再び作業を再開することに。
「はぁ!? なんだ、これはっ!」
キャスター精霊のウィンド・カッターによる木々の伐採はともかく、
メテオによる木々の運搬は、ちょっと予想外だったみたい。
しかも、メテオが小っちゃくなっちゃってるし(笑)
そんな伐採の様子を見て、ノエルは楽しそうに喜んでいる。
彼は、オレのやることを全て受け入れてくれるし、
何に対しても、物おじしない。
ノエルが12歳になって冒険者登録できたら、
一緒にダンジョン探索して、他にも色んな所に行って、
この世界を冒険し尽くしたい!
本当に楽しみで仕方がないんだ!
結局、その日の作業は、思いの外、順調に進み、
予定していた木々の約7割くらいを、切り終えてしまったんだ(笑)
もしかしたら、明日の午前中くらいで、
全ての作業が終了しちゃうんじゃないかな?
そういえば・・・・
父さんと母さんは最近、改めて隣町に出張って仕事をしてたりする。
新ダンジョンの調査が終了し、父さんと母さんの冒険者パーティー
"金色のラグナロク"は、めでたくS級パーティーに昇格した。
アステリア王国でも、5つしかないS級冒険者パーティー。
しかも、父さんと母さんの2人しかメンバーは居ない。
如何に、この2人が凄いのかが分かる。
けど、その一方、王国がダンジョンを一般冒険者に開放するまで、
その中へ、勝手に入ったりすることが出来ない決まりになっていたので、
2人は、それまでの間、この町で、その力に見合う仕事が全く無かったんだよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
再び、レオンの召喚魔法が炸裂して、今度は街づくりに貢献していくようですね。
ですが、今後の彼の町への貢献は、これだけに留まらないようです。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




