はじめてのボス戦!でも決着は一瞬!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
新ダンジョン発見後、調査団の護衛としてダンジョン調査に臨むレオンでしたが、
いよいよ今回で調査も終了。
その締めくくりとして、レオンは地下10階層のボス戦に挑みます。
そして、出てきた敵は・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
まずオレ、父さん、母さんの3人がボス部屋に入っていき、
その後に、調査団の人達が次々と入って来る。
セリアさんも、入るのが確認できた。
そして・・・・
オレ達3人を含めて 8人が入ったところで、部屋の扉が勝手に閉じられてしまう。
上限は8人だったか。
次に・・・・・
部屋の奥のひな壇に、黒い生物が湧いてきた!
「ステータス・オープン!
ソルジャー・ビートル(D級):レベル 32
HP:290/290 ・・・・・」
ハッキリ言って、瞬殺クラスだ(笑)
どうしようかなぁ~
と思った瞬間!
いきなりビートルが飛んだっ!
オレは咄嗟に剣を抜き、そして前へ突き出したんだ。
すると・・・
"グサッ!"
「あれ?」
ビートルのドテッ腹に剣が突き刺さり、
アッサリとビートルは絶命してしまう。
「おぉ~っ!」
後ろに控えていた調査団の人達から、拍手が沸き起こってくる。
「ふふふ、レオンは剣捌きも流石よね。
グレイを追い抜く日も近いんじゃないかしら?」
「オイオイ、カリン、止めてくれよぉ。
12歳の息子に、あっさり剣術まで抜かれちまったら、
俺、立つ瀬がないぜぇ?」
今、オレの剣術レベルは115。
父さんの剣術レベルは138。
う~ん、ちょっとまだ差があるよなぁ~。
それに、剣術の強さって、レベルだけじゃ計れないものもあるしね。
でも、いずれはオレも・・・・
そして!
フロアボスを倒すと、次のお楽しみは宝箱!
ボスを倒した直後、ボス部屋の一番奥に大きな箱がポップしたんだ!
まあ、最初のボスで、それほど強くもない相手なので、
そこまで良いアイテムが、出るとは思えないんだけど・・・
「レオン、宝箱を開けて見なさい」
「うん」
調査団の人達も集まってきて、みんなで宝箱を取り囲んでいく。
そして・・・・・
「オープン!・・・・・・・・おっ」
大きな宝箱の中は、結構スカスカだったんだ。
けど・・・
箱の一番下に!
「剣か、思ったより良い剣じゃないか?レオン」
「うん、D級のボスの割りに、結構高そうな剣だよね?
これって、オレが貰っていいの?」
「ええと、一旦、調査団の方で預かって、アイテムを鑑定した後、
レオン君に返すことになると思うわ」
主任魔道研究員のエレノア・ヴェインさんの助手・セリアさんが、
本来の手順を教えてくれる。
「わかったよ。じゃあ、これ、セリアさんに預けるね」
「うん、責任を持って預かるわ」
そして・・・・
「さあ、地下11階層への扉が開いたぞ!
行ってみるか!」
「行こう!」
このダンジョン調査、父さんが一番ワクワクしてるみたいだ(笑)
やっぱり、冒険者ってそういう人達の集まりだよね。
ということで、スキップしながら階段を降りていく父さんに従って、
オレと母さん、そして調査員の5人が、階段を降りて行ったんだ。
「地下11階層は、また迷路かぁ・・・」
広々とした大草原のエリアを、ちょっとだけ期待したんだけど、
そこまで甘くはなかった。
迷路って、次の階段まで一直線には進めないから、それなりに時間が掛かるし、
所々にトラップなんかもあるので、心理的には結構キツイ感じがあるんだ。
あと、地下2階層、6階層、9階層なんかは、迷路ではなかったけど、
洞窟のように、通路やトンネルが、グニャグニャと曲がりクネったり、
分かれ道も多かったりして、こちらも結構大変なんだ。
「取り敢えず、今回の調査はここまでね。」
助手のセリアさんが、そう宣言する。
そして程なくすると、後ろから後発組が階段を降りて来るのが分かった。
"銀色のタンポポ"の3人と、調査団員5人が、
無事ボス部屋を通過してきたようだ。
その後も、数分間隔で、残りの2組が降りて来て、
これで、調査団全員が地下11階層に到着したことに。
因みに、後発組が宝箱から入手したアイテムは、
オレがゲットした剣とは違っていて、短剣や盾、そして杖のようだった。
どれも、D級ボスから入手した割りには、それなりの価値が有りそうなものだったんだ。
「では、これで調査は終了だ。歩いて地上まで戻るとしよう」
調査団のアストルード団長が、そう宣言する。
恐らくこれで、王都への報告が完了すれば、
この新ダンジョンは、一般冒険者に開放されることになるんだろう。
「あ、団長殿、ちょっと待ってください!」
「ん、なんだ? グレイ・ウォーカー殿」
「こういったダンジョンは、フロアボスを倒すと、
次から、その先のフロアに転送出来るようになるはずです。
ココにも、それがあるはずですが・・・・」
「分かっておる。
だから、今からそれを探そうと思っておったのだ」
「なるほど、了解しました」
この団長さん、何だかなぁ~・・・・
って、オレが思った瞬間、
「団長殿、グレイ殿、あの小部屋の中ではないか?」
"碧翼の彗星"のリーダー・ヴァレリウスさんが、
階段を降りて出た、広場の右の壁を指さす。
ちょっと分かり辛いけど、
壁と同じ素材で出来た、確かに扉のようなものが見える。
「あぁ、確かにあの中のようだな」
父さんも、ヴァレリウスさんの言葉に同意する。
まあ、流石にここで、いがみ合っても仕方ないし(笑)
「では、あの小部屋に移動するとしよう」
団長さんがそう言うと、
父さんを先頭に、一団は小部屋の中に入って行ったんだ。
そして、その部屋に入ると、奥には造形物が置かれていた。
台のような物の上に、半透明の球体が設置されている。
「この球体を触れば、1階の入り口付近に戻れるはずだ」
様々なダンジョンを経験してきた父さん。
流石に、色々な事を知っている。
「じゃあ、安全確認のため、俺達から先に行かせてくれ」
"銀色のタンポポ"のリーダー・剣術士のラルフさんが、
最初の転送者に名乗り出る。
勿論、こういうのって大丈夫なように出来ているんだろうけど、
もし万一、転送に失敗した場合、それって、どうなっちゃうんだろう?
でも、そんなオレの思いなど関係なく・・・・
前へ進んだラルフさんが、その球体に触れていく。
「おっ」
その瞬間、彼は消えていなくなった。
そしてその後、タンポポの残りメンバーが転送されていき、
続いて、調査団の方々も、次々と消えていったんだ。
そしてしんがりは、金色のラグナロク。
まず母さんが飛び、オレが飛び、そして最後に父さんが。
あっ、因みにオレは、"金色のラグナロク"の臨時メンバーなので、
正式にパーティーに加入した訳じゃないからね?
「へぇ~、入口の脇に、こんな小部屋があったんだぁ~」
転送装置で飛ばされた先の小部屋から、外に出てみると、
今まで何度も通ってきた、ダンジョン出入り口の右脇に居ることに気づいた。
その場所は少し暗い場所にあって、扉が壁の素材と全く同じで出来ているので、
パッと見、凄く分かり辛いんだ。
その後、全員がダンジョンから出て、その場で調査団は解散となる。
勿論、彼らは明日、王都へ向かって出発することになるので、
そこまでは、共に行動することになるはずだ。
なので、その場でお役御免となったのは、
金色のラグナロクと、銀色のタンポポだった。
「セリアさん、またいつか会えるといいね!」
「うん、レオン君も、無理せず頑張ってね!」
多分、このダンジョンが開放されたら、
オレがかなり無茶なことをするんじゃないかと
先読みしているんだろう(笑)
「ヴァレリウスさん、王都までの道中、気を付けてね」
「あぁ、レオンも、ダンジョン攻略、無茶をするなよ?」
「・・・・・」
そして、ダンジョン入口付近でキャンプを張っている調査団を残して、
グリーン・ウッドの2つのパーティーは、町へ向かって歩き出したんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
流石に地下10階層の最初のボスは、レオンにとって弱すぎたようですね。
でも今後、地下の奥深く進むたび、フィールドの敵もボスも強力になって行きますよ。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




