敵の刺客を撃退!でも、彼らは・・・
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
レオンの活躍もあり、中央諸国の小国カイパー公国は、
侵略してきた北のゾルギア覇王国軍を撃退しました。
ただ、その後、その状況を知った東のヴォストーク連邦は
まずトップを失ったゾルギア覇王国を吸収。
その上で、カイパー公国への侵略を開始してきます。
その前夜、どうやらカイパー公国軍のキャンプ地に刺客が送られてきたようで・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「ジル様、如何なされましたか?」
オレ達4人が、3つ先のバルガスさんの建物に到着すると、
扉の前で見張りをしていた2人の兵に声を掛けられる。
彼らに事情を話し、建物の中に入れて貰うと、
オレ達は、1階のリビングでバルガスさんを待つことに。
そして・・・
「ジル、レオン、セーラ、ノエル、敵が忍び込んだと聞いたが?」
「ああ、親父。
レオンの検知スキルに、隠密を使った3人の怪しい影が引っ掛かったらしい」
「流石だレオン!
こんな時間だ、刺客の可能性が高そうだな?」
「はい、その可能性が高いと思います」
「今、どの辺りに居る?」
「オレ達が泊っていた家の周囲に・・・」
「う~ん、狙いは私ではなく、ジルなのか?」
バルガスさんは、首を傾げて、やや怪訝そうな表情になっていく。
「バルガス様、もしかしたらヴォストーク連邦は、
先日、我が国がゾルギアを倒した際に活躍した、召喚獣を気にしているのかもしれません」
「なるほど・・・それは十分に有り得るな、ビクトール。
これから、我らを攻めようとしているヴォストークのことだ。
その戦いに、あんな召喚獣を呼び出されたら、奴らも堪らないのだろうな」
「はい、ただ・・・」
「なんだ、ビクトール?」
「ジル様の召喚士としての能力は、ある程度、周辺国に知られているところ。
そうなると、ジル様ではあのS級を何体も呼び出すのが難しいことを、
彼らも承知しているのではないでしょうか?」
「だとすると・・・・」
「はい、レオン様の存在が、もしかしたら敵に・・・」
「なるほどな・・・」
バルガスさんと、参謀のビクトールさんの会話を聞いて、オレは少々驚いた。
オレのことが、既に敵に知られているなんて・・・
しかも、それによって、敵がオレの命を狙ってきた?
「あっ!その刺客ですが、オレ達の居た建物を離れて、
今度はこちらに向かってきました!」
「向こうの建物に、お前達が居ないと分かって、今度はこちらという訳だな」
「バルガス様、兵は既に1階の外に集めてあります」
「ビクトール、流石早いな。
であれば、敵はそんな中、暗殺を強行してくるとは思えないが・・・」
「はい、仰る通りですね」
そこまでの話を聞いて、オレは1つの提案をしていく。
「バルガスさん、どうせなら、刺客を捕まえちゃいませんか?」
「出来るのか、レオン?」
「はい、パラライズで麻痺させちゃいましょう!」
ということで、オレは囮として、外に出ることにした。
流石にみんなから、
「危ないから止めるんだ!」
って止められたんだけど、
「全然へーきですよ!」
と、意に介さない様子を見せて、ササッと扉を出て行ったんだ。
「あと、30メートル・・・」
1人は正面、1人は左の建物の陰、そしてもう1人は右の建物の陰から・・・
オレを3方向から取り囲むように近づいてくる。
彼らは隠密スキルを使っているから、姿がバレていないつもりだろうけど・・・
そして・・・
「来た!」
その距離が更に縮まると、3人は一気にオレに向かって走り出した。
もちろん、足音などは一切立てず・・・
そして、その距離が10メートルを切ったとき・・・
「エリア・パラライズ!」
「ぐわぁっ!」
「ぎゃぁっ!」
「あぐぅっ!」
パラライズが掛かった瞬間、彼らの隠密スキルが切れ、姿が丸見えとなっていく。
それと同時に、3人が3人ともうめき声を上げていったんだ。
黒っぽい衣装をきた3人の男達。
前世で言うと、忍者みたいな出で立ちだった。
そして程なくして、背後からバルガスさんの護衛の兵が駆けつけて来て、
3人の身柄を拘束していくことに。
そこまでは順調だったんだけど、
ただ・・・
3人は護衛兵に連行される最中、奥歯に仕込んであった毒のカプセルを噛み切って、
自殺を図ってしまう。
彼らは程なくして息を引き取り、こちらとしては、とても残念な結果になってしまったんだ。
こういう現実を目の当たりにして、オレ、本当に戦争の厳しさを改めて実感させられる形に。
次からは、刺客や密偵に対しては、麻痺系のパラライズではなく、
睡眠系のスリープにしよう・・・・
そんなことも、合わせて学んでいくことになったんだ。
そして2日後・・・
ヴォストーク軍が、カイパー公国との国境付近に迫って来たんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンらの活躍によって、カイパー公国側は無事、刺客を撃退出来たようですね。
ただ刺客は自害してしまい、その身元を明確にすることはできなかったようです。
そんなカイパー公国軍は、気持ちを切り替えて、
次に待ち受ける戦いに向けて準備していくことになりそうです。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




