ジルはやっぱり天才!?オレの2つ目の秘密の技まで出来ちゃった!?
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
北の山脈の向こうからやって来たジル。
彼はアステリア王国の北・中央諸国の小国の王子とのこと。
そしてレオンは彼の要請で、毒に侵された父王を治すため中央諸国へ向かい、
見事、その猛毒を治癒させていきました。
ですがレオン達がグリーン・ウッドに戻ろうとすると、
ライバル国がジルと父の国に攻め入ってきます。
そしてジルの父は軍勢を率いて前線に向かい、
ジルとレオンは後方に待機することになりますが・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 バルガス・カイパー公王 (カイパー公国 公王 38歳男性)
「くそっ!ギルザ(ゾルギアの王)め、今回、本気で我が国民を根絶やしにするつもりだな!」
「バルガス様、如何いたしましょう!?このままでは流石に・・・」
「あぁ、ビクトール、残念ながらこのままでは全滅だ。
一旦兵を引いて、建て直しを図るぞ!」
「わかりました!」
国境の防衛隊が突破されると、公国は殆ど丸裸。
前線に配備した虎の子の5000の兵は、今どんな状況なのか・・・
「みんな、一時撤退だっ!トラッパの丘の向こうまで一旦引けっ!」
「ハッ!」
私は周囲の兵達に向けて、大声を張り上げて指示を出していく。
ただ・・・
この乱戦の状況から、無事に撤退するのは至難の業。
一体、何人の兵が無事に逃げ延びることができるのか・・・
かくいう私も・・・
「バルガス様、敵トロール部隊が出てきました!」
「なんだと!」
トロールは体長約3メートル超のC級モンスター。
しかも、ゾルギアの奴らはその上位種まで飼い慣らしていやがる。
現在、我々に襲い掛かってきているウルフやベアの群れに
更にトロールが加わって来ると・・・
「敵トロール多数、迫ってきます!」
「退却だ!退却しろ!」
私は、隊のしんがりを務め、兵達を逃がしていく。
襲い掛かって来るウルフを切り捨て、ベアに剣を突き刺し・・・・
それでも敵は、次々にやって来た。
そこへ、更にトロールが来たら・・・
勝算のない戦い・・・
だが、生き延びるためには、それでも戦うしかないのだ!
そう思っていた矢先、不可解な事態が発生する。
私の視界の先に、次々と信じがたい光景が映し出されていったんだ。
「バルガス様!変です!突如、我々と敵トロールの間に・・・
ゴーレムと思しき魔物が・・・次々と現れてきます!
これは一体・・・」
兵が報告してくる内容は、本来、意味不明な内容ではあったが、
その言葉通りの情景が、私の視界にも映し出されていた。
ミスリル色に輝くゴーレムが3体、黒っぽいゴーレムが5体・・・
更にはミノタウロスやホブ・ゴブリン、その後はベア系やボア系、ウルフ系まで・・・
そんな魔物達が、次々と浮かび上がるように現れてきたのだ。
「新たな敵か!?」
「その可能性大!」
ゾルギアの新しい戦法なのだろうか・・・?
私は更に絶望した。
今までの敵だけでも、対応は困難だったのに。
ところが!
「バルガス様、現れた魔物達が・・・・
ゾルギア軍の魔物と戦闘状態に入りました!」
「なんだとっ!?」
そんな驚きの声を上げた私だったが、
実は、その状況が既に視界に映し出されていて、それを私も理解していた。
ただ、その状況があまりにも信じ難かったのだ。
そして更に・・・
「空からグリフォンが急降下してきて、敵の魔物達に攻撃を加えています!」
「わかった、とにかく今がチャンスだ!一旦,丘の向こうまで引け!」
私の指示の下、兵達は必死に魔物を切り捨てながら、丘へ向かっていく。
結果、私と約千数百の騎馬兵達が、
何とか、トラッパの丘まで逃げ延びることが出来たのだった。
あの魔物達は救世主なのか?
それとも・・・
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
「なあレオン、俺にも、その転送術を教えてくれよぉ」
オレはカイパー公国軍の苦境を見過ごすことが出来ず、
大量の召喚獣を出して、その地へ転送することにした。
ここから前線は30キロメートル弱あるので、
そんなに離れた場所に召喚獣を転送するのは初めてだったんだけど、
やってみたら、上手く行っちゃた(笑)
もしかしたら、ビジョン・シンクでその場所が見えているのが良かったのかもしれない。
そして、そんなオレの技(?)を見ていたジルが、"教えてくれーっ!"ってせがむんだ。
「今はあまり時間がないので、やり方だけ簡単に伝えておくよ?
"転送"って行った後、転送する対象の"魔物の名前"を言って、
その後、転送したい場所を言えば良いんだ。
場所は言葉で言わなくても、頭の中でイメージしても大丈夫みたいだけどね。
あと、オレの場合、今のところ5メートル以上の魔物は転送出来ないんだよなぁ」
「なるほど、そうなんだな!ちょっとやってみるぜ!」
ジルはその後、10分くらい繰り返し練習した。
オレがビジョン・シンクで戦場の様子を確認している背後で、
ジルったら、何度も何度もトライして行ったんだ。
そして10分後・・・
なんと出来ちゃったみたい!転送が。
ジルって、もしかしたら天才!?
まあそちらはともかく、ビジョン・シンクで前線の様子をつぶさに確認していく。
ゾルギアの魔物達に押されていたカイパー公国軍は、
何とか一旦、軍を引いて、少し高台になっている丘へ逃げ延びていくのが確認出来た。
ジルの父さんも健在だ。
ただ、それなりの数の兵がヤラれてしまったみたいなんだけどね・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ジルは、レオンの秘技?ビジョンシンクを習得した上、
召喚獣の転送まで習得してしまいましたね。
彼は本当に天才なのかもしれません。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、
画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、
執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!
それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




