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ジルは天才召喚士!?オレしかできないアレを出来るようになっちゃったよ!

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


北の山脈の向こうからやって来たジル。

彼はアステリア王国の北・中央諸国の小国からやって来た王子でした。

そしてレオンは彼の要請で、毒に侵された父王を治すため中央諸国へ向かい、

見事、その猛毒を治癒させていきます。

そして役目を終えたレオン達がグリーン・ウッドに戻ろうとすると、

何と、ライバル国がジルと父の国に攻め入って来ます。

果たしてこの戦いは、一体どのような結果になるのでしょうか?


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

「なあ、俺もそれ覚えたいんだけど、どうすればいいのかな?」


ジルはビジョン・シンクにとても興味があるようだった。

難しいのかもしれないけど、彼はそれに挑戦してみることになったんだ。


取り急ぎオレは、索敵を発動した上で、

ビジョン・シンクとヴァニッシュ(隠密効果)を掛けたグリフォン1体を、

前線へ偵察に出していく。

もし敵が、この街に迫っていたら、のんびりビジョン・シンクを覚えている場合じゃないからね。


そして、ざっと確認したところ、周囲に異常はなさそうだった。



「じゃあ、召喚【マンティコア】!」


マンティコア・・・

昔、ゲームで見たことのある魔物。

それを召喚出来るジルが、ちょっとうらやましい。。


「そのマンティコア、ほしいなぁ・・・」


ついポロリと本音が・・・

この魔物って、アステリア王国では見たこと無いんだよなぁ。


「ん、お前の国には居ないのか?

この国には、時々出るんだけどな」


ジルの話を聞いて、そのうち、召喚契約をしに、探しに行きたい・・・

そんなことを思ったりしていた。


「じゃあ始めようか。

最初はね、マンティコアが今見ているもの・・・

それを意識していくんだ。

彼の目を見て、そして彼が見ているものを感じて・・・」


「わかった・・・」


とはいえ、やっぱり、なかなか上手く行かなかった。

ビジョン・シンクの習得には、やっぱりイメージすることが重要で、

ジルは最初、そのイメージを、掴むことが出来なかった。


でも、繰り返し繰り返しやっていくと・・・


「えっ!何か見えて来たぞ!?」

「マジ!?」


20分くらい繰り返しただろうか。

ジルの脳裏に、マンティコアの視界が映り込んできたらしい。

すごい・・・


これってオレだけが可能な能力なのでは・・・

正直なところ半信半疑だったので、

ジルが出来るようになったことに、オレはかなり驚いていた。


もしかしたら・・・

「シルヴァの魔道士団の召喚士のみんなも、出来るようになるのかも・・・」


オレ、この時、そんなことを考えていたんだ。



「偵察するにはマンティコアじゃデカすぎるな。

小さいのを出し直して、ビジョン・シンクしてみるか~

じゃあ・・・

召喚【ウィンド・ファルコン】!そして "ビジョン・シンク"!・・・

おぉ、出来るぜぇ、レオン!」


どうやら、ジルは完全にビジョン・シンクをマスターしたらしい。

今度は小型のファルコンを出して、視界の同期に成功させていく。


「じゃあ、"ヴァニッシュ"!」

「おぉ、ファルコンが消えたぜ!」


オレがジルのファルコンに隠密の魔法を掛けると、ジルは大喜び。

そのまま、偵察の指示を出していく。


「じゃあウィンド・ファルコン、親父の後を追ってくれ!」

"ピキィィーーーッ!"


ということで、オレのグリフォン、そしてジルのウィンド・ファルコンの2体が

戦場へ偵察に向かっていくことになった。



「ねえ、兄ちゃん、ジル、戦場はどんな感じ?」


オレとジルが、召喚獣とのビジョン・シンクに集中して、全然話さないので、

ノエル、そしてセーラも、情報を知りたくて仕方がないみたい。


因みにカイパー公国の主都バルデは、領地のやや西方にあるため、

前線の戦場に向かうには、北東へ30キロメートル弱 移動するって感じ。

今朝 出陣したジルの父さん、バルガス公王が率いる騎馬隊が前線に到着するには

もう少し掛かりそうだ。


そんな公王の部隊を通り過ぎ、更に前線へ向かっていくと・・・


グリフォンの視界に入り始めたゾルギア覇王国の軍。

それなりの進行速度で南西へ下ってきているため、

恐らく、あと30分もすれば両者は激突するだろう。


にしても・・・・


「ねえジル、カイパー公国の軍勢に比べて、

ゾルギア軍のほうが凄く多く見えるんだけど・・・」


「・・・・」


そう、カイパー公国の騎馬隊は、上空から見て兵数2千くらい?

一方のゾルギア軍は、1万以上の兵に加えて、魔物を大量に従えているように見える。


「仕方ねぇんだ・・・

元々、前線の防衛隊として、5千の兵を配置してあって、それを親父が指揮していた。

だが、そんな時、親父は毒にヤラレて、治療のため主都に戻されてきたんだ。

この国は、前線を守るのに手いっぱいで、主都にそれほどの兵は置かれていない。

本来、援軍なんて出す余裕が・・・」


ジルの話を聞いて、カイパー公国の置かれる厳しい状況を

何となく理解できたような気がした。


そして・・・

この戦い、正直言って、公国側の勝ち目は薄い・・・とも。


ざっと見て、ゾルギア軍の1万の兵以上に目立つのは、連れ歩く魔物の群れ。

ウルフ、ベアが前線に数多くいる上、後方にはやや大型のトロール系も控えている。

しかも、その上、ゾルギアは召喚士が多く居るという話。

今見えている敵に加えて、一体どんな魔物が召喚されてくるというのだろう・・・



そして30分が経過・・・

ついに両者が激突していく。


と言えば聞こえは良いが、実際のところ、カイパー公国軍の兵が、

ゾルギアの魔物達に一方的にやられていく姿が、

グリフォンの目を通して、オレの脳裏に焼き付けられていったんだ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ジルの父の国カイパー公国に攻め入って来た、北のゾルギア覇王国。

父王が前線に向かう中、後方で控えるレオンとジルでしたが、

レオンだけが出来ると思われていたビジョンシンクの魔法を、

ジルもアッサリ覚えてしまったようですね。

もしかしたら、ジルも天才召喚士なのかもしれません。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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