ジルの父王を救い、オレ、グリーン・ウッドの街に戻ろうと思ったら、敵がジルの国を攻めて来た!?
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
北の山脈の向こうからやって来たジル。
彼の父は中央諸国の小国を治める王とのことですが、
ライバル国から毒を盛られ苦しんでいるとのことで、
レオンは彼と共に中央諸国へ飛ぶことに。
そして得意の魔法を使って、父王の猛毒を消していきます。
このめでたい日の夜、宴会が行われ、レオンは初めてアルコールの口にしますが、
前世と違って、この体はかなりお酒に弱いようでした。。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
オレ達は、バルガスさんに呼ばれて、みんなで朝食を頂くことになった。
バルガスさんと その奥様のエルザさん、ジルと弟のテオくん、
そして、オレとノエルとセーラの7人が食卓に着く。
すると・・・
「いや~、レオン、夕べはお酒を勧めてしまって、すまなかったな。
にしても、まさか、あんな事になるとは思わなかったぞ。わははははっ!」
「バルガスさん、なんか、ご迷惑をお掛けしちゃったみたいで、すみません」
「なんの、なんの」
「まあ、初めてだったんだ。しょうがないぜ、レオン」
「うん・・・」
一応、ジルも慰めてくれるんだけど、何かニヤニヤと笑ってるんだよなぁ。。
オレの被害妄想か?
因みに、ノエルとセーラも、あの後、お酒を飲んだらしいんだけど、
彼らは全然大丈夫だったそうだ・・・
それもまたショック。。
「で、3人は今日、国に帰るのか?」
「はい、バルガスさん、そのつもりです」
「そうか・・・寂しくなるな」
「本当ですわね。この人を助けて頂いたのに、大したおもてなし出来なくて御免なさいね。」
バルガスさんと、奥様・エルザさんが、とても残念そうな表情を・・・
「いえ、とんでもないです。
夕べは、とても楽しかったですよ!」
「直ぐ寝ちゃったくせに・・・」
オレの言葉に、セーラがボソッと一言、突っ込みを入れて来る。
一応、人前だから、ちょっと遠慮がちに。
そんな感じで、とても美味しい朝食を頂いていたんだけど・・・
「バルガス様、大変ですっ!」
オレ達が朝食をとっているところへ、1人の男の人が慌てて駆け込んで来たんだ。
「何事だ、ビクトール!今、客人と朝食中だぞ?」
「はい、申し訳ありません!
ただ現在、北部の国境沿いに、ゾルギア覇王国の軍が押し寄せてきて、
前線の防衛隊を突破!
近くの村々を踏み潰しながら、主都に向かってきています!」
「なんだとぉっ!」
突然の報。
確かに先日、ジルから、この国は戦争中だと聞いていたけれど・・・
彼の話では、このカイパー公国は現在、北東のゾルギア覇王国と、
東のヴォストーク連邦と戦争中。
と言っても、カイパー公国は、自ら攻めることはせず、あくまで防衛に徹しているそうだ。
一方的に攻めてくるのは、ゾルギアとヴォストーク側。
東のヴォストーク連邦は、密偵を使ってバルガスさんに毒を盛ったとされている。
そして、今回攻めて来たのは、北東のゾルギア覇王国。
なんでも、魔物を子供の頃から飼いならして戦力とし、
更に元々、召喚士の多い土地柄らしく、召喚獣と飼いならした魔物を使って、
力まかせに攻めてくる国なんだそうだ。
「すまぬな、レオン、セーラ、ノエルよ。
私は行かねばならない。もう少し ゆっくり、もてなしたかったのだが・・・」
「バルガスさん、オレ達のことは気にせず、急いでください!」
「すまない、レオン」
「親父、俺も一緒に行くぜ!」
「ダメだ、ジル。お前は残って、この街を守るんだ。
それに、エルザとテオも守ってやってくれ」
「・・・・わかった」
いつも元気で明るいジルが苦渋の表情・・・
そしてバルガスさんは、急ぎ身支度をした後、兵達と出陣して行き、
ジルは首都バルデの防衛隊を指揮することになった。
そんな中、オレ達は・・・
「ねえレオン?」
「うん」
「私達、このまま、素知らぬフリしてグリーン・ウッドに帰るのって・・・」
「出来ないよね」
セーラの言葉に、ノエルが続けて言う。
まあオレも、彼らと気持ちは同じだ。
「少なくとも、この国が大丈夫だって・・・
確認出来るまでは、帰りたくないよなぁ」
「そうよね」
「うん、ボクも」
ということで、3人の思いは同じだということが確認できた。
一応、いつでも発てるように、身支度だけはしておき、
3人の荷物は各自アイテムボックスやマジックバッグの中へ。
そしてその後、オレ達は街に出て、ジルを探すことにした。
やっぱり、勝手なことはできないし、色々と情報も知っておきたかったからね。
そして街を歩いていると、北門の近くで兵達に指示を出しているジルの姿を発見。
ただ、仕事を邪魔しちゃいけないので、彼が指示などを出し終えるまで、
近くで待っていることにした。
「おう、お前達、どうしたぁ?国に帰らないのかぁ?」
オレ達3人の姿を見つけて、ジルが声を掛けながら近づいてくる。
「うん、実は・・・」
オレは、さっき3人で同意したオレ達の意志を彼に伝えていく。
「そうか・・・なんか悪いな。
危険な事に巻き込んじゃってよ」
「それは良いんだ、ジル。
でさあ、オレの召喚獣を使って、前線の様子を確認してみたいんだけど
良いかな?」
「お前、いくら空からと言っても、前線に行くのは危険だぜ!?」
「あ、ええと、オレ、召喚獣の視界と同期を取ることができるんだ。
ビジョン・シンクって言うんだけど、なので、召喚獣の見たものを、
遠くからでも知る事ができるんだ」
「レオンって、そんな事も出来るのか?」
「ジルも出来るようになると良いんだけどね」
そんな事を言いながらも、オレはやや懐疑的だった。
だって今まで、オレ以外でビジョン・シンクを出来る人を、今まで見たことが無いんだ。
あのじいちゃんですら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
中央諸国の小国カイパー公国で、毒に苦しむジルの父王を治療し
見事に猛毒を治していきますが、アルコールを1口飲んでぶっ倒れてしまうという
醜態?を晒してしまいましたね。
まあ、これはご愛敬なレベルの話でしたが、翌朝、敵国がカイパー公国へ攻め入って来ることに。
果たしてカイパー公国、そしてレオン達は今後どうなっていくのでしょうか?
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




