猛毒に侵されたジルの父王・・・オレ、その毒を消していくよ!
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
北の山脈の向こうからやって来たジル。
彼は中央諸国の小国の出身で、父はその小国の王。
ですが、ライバル国の手に寄って父王は毒に侵されてしまったようです。
ジルの要請によって、そんな王を救いに行くレオン達でしたが・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「親父!今戻った!」
「おぉ、ジル様!」
大きな扉を通過して、ジルは再び声を上げる。
恐らく、そこがジルの父さんの部屋。
そして、公王付きの臣下も、ジルの帰りを喜んでいく。
「彼が、親父の毒を直してくれるレオンだ!」
「よろしくお願いします」
ジルが周囲の人達にオレを紹介していく。
ただ・・・
「ジル様、こんな子供がバルガス様の治療を?」
「大丈夫なのですか?」
オレの姿を見て、やや心配そうな声を上げていく。
まあ、その気持ち、分からなくも無いけど。
「何を言う!レオンに失礼だろう!?
コイツは山の向こうの、英雄と呼ばれる人の孫なんだぞ!?」
「おぉ、あの噂の英雄の・・・・」
「そうでしたか、これは失礼しました」
じいちゃんって、こんな他国にまで知られてるんだなぁ。
改めて、じいちゃんの凄さを思い知る事になったんだ。
「じゃあ、レオン、頼むぜ!」
「分かったよ、ジル」
そう言うと彼は、部屋の奥に掛かっている御簾という簾のような
ものの中に入っていく。
それに従って、オレとノエル、そしてセーラも続いて中へ・・・
「親父、治癒士を連れて来たぞ?
これで、親父の毒も治るぜ!?」
「・・・・」
御簾の奥の布団の上に横たわる男性。
目を瞑ったまま、意識も無さそう。
歴戦の勇者のような顔立ちで、白髪交じりの黒髪に無精髭を生やし、
左頬に古傷がある。
精悍な顔立ちと言える方なんだけど、正直、顔色が悪く、
やや苦悶に満ちた表情だったんだ。
「じゃあ、レオン・・・」
「うん、そしたら始めるね。
ステータス・オープン!」
オレはバルガス公王のステータスを覗いていく。
名前:バルガス・カイパー
レベル: 108
経験値18120/32960
[ステータス値]
HP:420/1080 物理攻撃力:540物理防御:565
MP:320/320 魔法攻撃力:210魔法防御:540
速さ:105 回避:101 命中:100 ラック: 55
[通常スキル]
剣術[B]:Lv.89盾術 [A]:Lv.108格闘[B]:Lv.83
土魔法[D]:Lv.35水魔法[F]:Lv.1氷魔法[F]:Lv.1
炎魔法[F]:Lv.1風魔法[F]:Lv.1雷魔法[F]:Lv.1
光魔法[F]:Lv.1闇魔法[D]:Lv.32
召喚魔法 [F]:Lv.1
ステータスを見てみると、剣術や盾術などに優れている方だということが良く分かる。
そして、ステータス画面の下の方の"状態異常"の項目を確認すると、
"猛毒"の表示が・・・
そしてオレは、その"猛毒"の文字をタッチして、詳細画面を開いてみる。
「あぁ、やっぱり・・・」
「何か、分かったのか?レオン」
以前、王都アステラの西の遺跡で、行方不明になった調査団の人達が
ヒュドラの猛毒にやられたとき、その毒は "キュア" だけでは消えず、
キュアをした後、ピュリフィケイションの魔法を掛ける必要があった。
今回もそれと同じだった。
同系の毒に侵されているんだろうか・・・?
「うん、治療法が分かったので、治していくね?」
「もう分かったのかっ!スゲェーッ!
じゃあレオン、早速、治療を頼む!」
「OK!じゃあ始めるね・・・・"キュア"!」
まずは通常通り、キュアの魔法を掛けていく。
普通の毒であれば、この魔法だけで、毒は完全に消え去るんだけど・・・
「その魔法は、今までの治癒士もやってくれてたぜ?」
「うん、そうなんだけど、これだけではダメみたいで・・・
続いて "ピュリフィケイション"!」
「なんだその、ぷりふぇけ・・・って??」
「ジル、ピュリフィケイションだよ?」
ちゃんと発音できないジルに、ノエルが正しい発音を教えていく。
確かにピュリフィケイションって、ちょっと発音しづらいよね。
因みに、光魔法の適性が[B]のノエルも、今ではピュリフィケイションを
使えるまでになっていた。
そして、更に・・・
「"ハイヒール"!」
バルガス公王のHPが、かなり減っているようだったので、並行してHPも回復していく。
これで、やるべきことは全て終わった。
後は、しばらくの間ステータス画面の "状態異常"の項目を眺め続けて、
猛毒の文字が復活しないことを確認していくだけ。
「どう、レオン?毒・・・大丈夫そう?」
セーラも、毒の復活が無いか?若干気になる様子。
そして15分が経過・・・
でも、 "状態異常"の項目に "猛毒"の表示は再び浮かび上がることは無かった。
「多分、これで大丈夫だと思うよ」
「おぉ~!マジかぁーっ!」
ジルの喜ぶ顔。
そして、周囲の臣下の人達からも、安堵の声が聞こえてくる。
これで公王が目を覚ませば、全てがOKだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
猛毒に侵されていたジルの父でしたが、
レオンの魔法によって無事回復したようですね。流石です。
あとは、彼が元気に起き上がって来ることを待つだけになりそうですね。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




