領主のアウレリアさんが伯爵へ!オレ、彼女を乗せて王都に行ってくるよ!
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
アステリア王国国境沿いのノース・ゲート砦、サウス・ゲート砦が
同時に大量の魔物に襲われると言う事件が発生しますが、
双方とも、レオンの開発したバリスタの活躍もあり、
無事、魔物達を撃退することが出来ました。
そして、その魔物の大軍は、どうやらヴォルガルド王国の仕業だったようで・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 ドラガン・ヴォルガルド国王 (ヴォルガルド王国 国王 52歳男性)
「・・・そうか、砦を破壊することは叶わなかったか」
「はい、申し訳ありません、陛下」
「いや、謝る必要はない、アイゼンハイン宰相。
我が軍は何ら失うものは無かったのだからな。
ただ、解せぬのは・・・」
先日、アイゼンハインの案を元に、
神聖ルシア真理教より伝授された魔法陣を使って魔物を発生させ、
更に、上級召喚士のS級召喚獣を使って、人為的なスタンピードを発生。
アステリア王国の北と南の砦を破壊しに掛かった訳だが、
残念ながら、その企みは失敗に終わってしまった。
まあ、それは良い。
だが・・・
「はい、サウス・ゲート砦で、飛行系モンスターをせん滅したという
バハムートの事ですね?」
「あぁ・・・現在、この世界でバハムートを召喚出来る者は、
あの英雄のみと聞くが・・・」
「はい、改めて確認してみましたが、
結論として、やはり閣下の仰る通りとなります」
「ということは、あのタイミングで、たまたま、デューク・ウォーカーが
南の砦に居たという事か?」
「状況を考えて、そう判断するしかないのですが・・・」
「アイゼンハインも、やはり腑に落ちぬか?」
「正直なところ・・・」
「わかった・・・
では、この件、斥候部隊に調査させてみよう。
この間のアステリア侵攻の時といい、我々はあまりにも敵の召喚獣にやられ過ぎだ。
もう少し、奴らの内情をキチンと確認しておく必要があるだろう」
「承知しました、陛下」
「その辺りの情報が出揃ってきたら、その内容を元に、次の対応を考えるとしよう」
「はい、仰せのままに」
そう・・・
先の侵略戦争で、我々の召喚士やネクロマンサーは、
敵の召喚獣に叩きのめされ、
こちらのS級召喚獣でさえも、敵の複数のS級に阻まれてしまったのだ。
奴らは、そこまで強力な召喚士が居ると言うのか?
あの国は、もともと冒険者の国。
冒険者に召喚士は多く居るのかもしれないが、
奴らの軍にそう言った部隊があるとは聞いたことが無い。
だが現実は・・・・
やはり我が国は、もう少し諜報活動に力を入れるべきなのか・・・
そういえば、以前、そんな主張をしていた者がいたな。
たしか、騎士団 副団長のフェルゼンだったか・・・
まあ、ヤツも今では、敵軍の捕虜になっているという話だが。
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
サウス・ゲート砦へのバリスタ納入が完了して、グリーン・ウッドの家に戻ったオレは、
その翌日、アウレリアさんからの連絡で、グリム辺境伯領のノース・ゲート砦も、
ほぼ同時に、1000体の魔物に襲われたことを知った。
ノース・ゲートとサウス・ゲート・・・
同じタイミングで、2つの砦が襲われる事ってあるんだろうか?
その思いはアウレリアさんも同じだったみたいだ。
ただ、何かを判断するには、あまりにも情報が少なすぎる。
ノース・ゲート砦は、1000体の陸上型の魔物のみ。
サウス・ゲート砦は、3000体の陸上型に加えて、飛行系も500体が2回。
この違いが何を意味するのかも分からないけど、何れにしても、
あの砦の防衛力強化は、必須のように思えてならない。
そんな中、2週間が経過していき・・・
再びアウレリアさんから通信機で連絡を貰う。
用件としては、彼女が王都へ召されることになったので、
召喚獣に乗せて行って欲しいとの事だった。
そういえば、領都シルヴァの魔道士団の召喚士の人達は、
まだ、飛行系の召喚獣をゲット出来ていなかったんだよね。
もうそろそろ、召喚適性[A]のエリアスなら、イーグルあたりと契約出来ても良い頃なので、
今度、契約しに行ってみようかな。
まあ、それは今後の事として、今回、アウレリアさんが王都に行くことになった理由は・・・
なんと!彼女がついに伯爵の爵位を賜る事になったからなんだ。
ヴォルガルド王国軍のグリム辺境伯領侵攻における奮闘、
更には、ボウガン、バリスタをアステリア王国内に普及させ、
国境の防御を固めた功績が認められた形となったようだ。
更には通信機の通信網を自領内に張り巡らせ、
国内への普及に繋がるモデルケースとなったことも、功績の1つに加えられていた。
そんな陞爵式だったんだけど、
アウレリアさんはスピードを重視して、
オレの召喚獣に乗って、王都に向かう事に決めたようだ。
本来、こういった事って、速さよりも、見栄えとか威厳などを重視して、
馬車で王都に向かう事が多いらしいけど、彼女はそうしなかった。
見栄えより効率を取った、如何にも彼女らしい選択と言えたんだよね。
でもってオレは、召喚獣による送り迎えのみ・・・そう思ってたんだけど、
何故かアウレリアさんと、陞爵式に
一緒に出席することになってしまったんだ。
彼女曰く、
「今回の件は、全てレオンのお陰だ」
とのこと。
まあ、実際のところ、物を発明する以上に、
あのような大量生産できる体制を作る方が、実は大変だと思うんだけどね。
とってもお金が掛かるしね。
でもって、オレも陞爵式に同行した際、
国王陛下から、
「レオンは本当に貴族になる気は無いのか?」
なんて、改めて言われてしまう。。
陛下ったら、オレのことを貴族にするのを、まだ諦めてないっぽいんだ。
なので、
「ごめんなさい!」
オレ、そんな一言で逃げちゃったんだよね。
何れにしても、アウレリアさん、陞爵おめでとうございます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンが住むシルヴェイン領の領主アウレリアは、
その活躍を認められて、ついに子爵から伯爵へ陞爵することになりました。
彼女曰く、「全てレオンのお陰」ということですが、
レオン自身は、自分のアイディアを、見事に実現させてしまうアウレリアに
感心しきりのようですね。
そして次回は、平和なグリーン・ウッドの街に突然の異変が発生していきます。
その異変とは・・・?
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




