ついにバハムート出動!大量の魔物が一瞬で消えちゃったよ!
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
ヴォルガルド軍を撃退した後、アステリア王国は国境沿いの領地で
防衛力強化を図っていきます。
その一環として、サウス・ゲート砦にバリスタの納品にやって来たレオン達でしたが、
そんな彼らの目の前に、砦を襲撃してくる大量の魔物達が・・・
東から襲って来る飛行系の魔物に対し、レオンは召喚獣で対応しますが、
追加の魔物来襲に、いよいよ切り札を切っていくことになります。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
オレ達はバハムートの攻撃をのんびりと見学していくことになったんだ。
「飛行物体約600、接近してきます!距離約2キロメートル!」
物見の兵が、みんなに知らせて来る。
新たな500体と、オレの召喚獣で倒しきれなかった100体が合流し、
改めて、砦に迫って来る。
「むーちゃん、そろそろ?」
「そうだな、じゃあ、始めるとしよう。
あぁ、そういえば、私の攻撃に驚かないよう、皆に心の準備をするよう
伝えておいてくれ」
「わかったよ、むーちゃん!」
以前、じいちゃんから聞いていた"むーちゃん"のスキルは
【意思疎通】と【究極の咆哮】の2つ。
【意思疎通】はこうやってオレと話を出来ていることを指すけど、
【究極の咆哮】は、彼の前方の全てを破壊するほど、とんでもない威力らしいんだ。
「では、皆さん、そろそろバハムートの攻撃が始まります。
その破壊力に驚かないよう、心の準備だけお願いしますね」
「レオン、一体、何が起きるんだ?」
「ええと、アウレリアさん、実はオレも見るのは初めてなんですけど、
バハムートの前方にとんでもない威力のエネルギーが放出されるっぽいんです」
「・・・そ、そうなのか」
あのアウレリアさんでさえも、これから何が起きるのか、
やや、緊張気味に身構えている。
でも、彼女のそんな様子などお構いなしに、
むーちゃんは咆哮の発射態勢に入っていったんだ。
「レオン、じゃあいくぞ!」
「むーちゃん、お願い!」
"むーちゃん"が宣言すると、
次の瞬間、彼の目の前に、物凄いエネルギーが溜まっていくのが分かる。
白っぽい強烈な光が徐々に大きく成り、明るいはずの周囲を、更に照らしていく。
そして10秒くらい、それが続いていくと・・・
"ブウォォォォーーーーーーンッ!"
突然!轟音が鳴り響く!
同時に、むーちゃんの直前から、東の空に向けて、
物凄い量のエネルギーが、ほんの少し放射状に広がりながら放たれていったんだ。
凄い・・・
メガ粒子砲なんか比じゃない!
これは・・・波動砲クラス!?
そして数秒後・・・
「凄い・・・敵が全部消えたわよ、ノエル」
「消えちゃったね、セーラ」
一応、バリスタの近くで待機していたセーラとノエルが、呆気に取られながら呟いていく。
この2人のそんな表情は、なかなかお目に掛かることが出来ないんだけど(笑)
更に、背後に居るアウレリアさんとベアトリクスさんは茫然自失。
周囲の兵隊さん達は完全な沈黙・・・
そして改めて東の空を見上げると、
そちらから来襲していたはずの飛行系モンスター約600体は
一瞬のうちに消滅していたんだ。
「レオン、終わったぞ」
「むーちゃん、凄すぎ!でも、お疲れ様!」
「で、もう、私はお役御免なのか?」
「う~ん、だって、むーちゃん、MP食い過ぎるんだもん。
今ので、オレのMPの2割は減っちゃったからね?」
「そうか・・・何かスマンな」
「いや、本当にありがとう!すっごく助かったよ!」
「ああ、また、いつでも呼んでくれ」
「うん」
という感じで、オレはむーちゃんの召喚を解除していった。
先日、シルヴェイン領の召喚士のみんなに、
一度お披露目したことのある"むーちゃん"だったけど、
オレが必要として召喚し、そして活躍して貰ったのは、今回が初めてだったんだ。
「それにしても・・・・
あんな召喚獣を持っているレオンにとって、
一国を亡ぼすことは、全く造作の無いことなのかもしれないな」
「あぁ・・・
レオンを本気で怒らせては、いけないのかもしれない・・・」
「ちょ・・・アウレリアさんもベアトリクスさんも、冗談はやめてくださいよ~!」
背後から聞こえて来る、あまりに不穏な言葉に、オレは激しく抵抗した。
だって、これ以上、人外扱いされたら、
オレ、本当にこの世界で居場所がなくなっちゃうよ~!
結局、砦の西側に現れた陸上型の魔物達は、
バリスタとボウガン、そして結界魔法の効果によって、
1匹たりとも砦に到達することなく、全てが打ち倒されていった。
そして、3000体という大量の魔物がもたらす素材は途轍もないもので、
ベアトリクスさんは、その素材の売却益の極々一部を使って、
バリスタを追加発注し、砦の全方位にバリスタを増強していった。
更にローゼン辺境伯領の領都ルミテスにも。
一方、砦の東側に現れた飛行系の魔物達は、バハムートの咆哮と、
レッドのメガ・フレアで消滅してしまったものが多かったんだけど、
それでも、地上に墜落した死体もそれなりにあり、そこから得られた素材も、
かなりの利益をローゼン辺境伯領にもたらしたそうだ。
ということで、色々なことが有った、この日だったけど、
その晩、オレ達は、ベアトリクスさんの邸宅に泊めて頂き、
物凄い豪華な食事をご馳走して貰い、更には各自に、
すっごい立派な部屋まで用意して頂いたんだ。
これだけで、今日1日の疲れは完全に癒えていったかな?
けど、そんな優雅な部屋での宿泊が出来たところまでは良かったんだけど、
翌日の朝は、なぜか早朝からたたき起こされて、
何かと思えば、剣術の稽古が始まっていき、
ベアトリクスさん、アウレリアさん、オレ、セーラ、ノエルの5人で、
トーナメント方式で、剣の手合わせをすることになってしまったんだ。
しかもオレ、初戦にベアトリクスさんと対戦することに。
絶対にハメられているよ!これ(苦笑)
で、オレ、頑張って10分くらいは粘ったんだけど、
結局、ベアトリクスさんに負けちゃったんだ。
さすがに、アウレリアさんと剣技を競い合っている方だよね。
まあ、しょうがない。
けど、一方のベアトリクスさんは、
「14歳の若者に、こんなに苦戦してしまうとは。
このままでは、私の剣技が、レオンに追い抜かれてしまうのも、
時間の問題かもしれないな」
と、結構ショックを受けていたっぽいんだ。
そして、もう一方のブロックでは、最初にノエルとセーラが対戦。
盾の使用はNGだったということもあって、この勝負、ノエルもかなり頑張ったんだけど、
最後はセーラに負けてしまう。
やっぱりセーラは、じいちゃんの稽古を受けるようになってから、
物凄く、剣術が伸びているからね。
ノエルは、ちょっとショックだったみたいだけど、彼は本来、盾術士。
盾があれば、とてつもなく強くなる。
だから、全然ガッカリすることは無いと思う。
そして、ノエルとの勝負に勝ったセーラは、次にアウレリアさんと対戦。
以前から、
「私、アウレリア様と、一度対戦してみたいの!」
なんていう願いを口にしていた彼女だったけど、
その希望が、ようやく叶った訳だ。
そしてその手合いの結果だけど、
セーラが頑張って5分近く粘ったんだけど、結局はアウレリアさんに負けてしまった。
けど、あのアウレリアさん相手に、5分も粘るって、セーラもホントに腕を上げたよね。
このままじゃオレ、何れ彼女に追い抜かれちゃうかもしれないなぁ。
そして、決勝戦はベアトリクスさんとアウレリアさんの興味深い対戦だったんだけど・・・。
え?どっちが勝ったって?
ええと、それは秘密です。
だって、お二人から、この勝負の結果は、絶対に他言無用って言われているからね。
ということで、オレ達のローゼン辺境伯領へのバリスタ納品の旅は、
全く予定していなかった魔物との戦闘が突発的に発生したんだけど、
まあ、それも、バリスタやボウガンの実用試験と考えれば、
とても有意義なものだったんじゃないかな?
ベアトリクスさんから、追加注文を受けたバリスタが出来上がったら、
是非また、ここに来たいと思う。
っていうか、オレのアイテムボックスが納品の前提だから、
絶対に来ることになるんだけどね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
バハムートの攻撃力は凄まじいようですね。
500体を超える飛行系の敵を一瞬で消し去ってしまったようです。
そして次回から新展開へ!
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




