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御前会議終了!ヴォルガルド王国への進軍の結論は!?

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


アステリア王国に進軍してきたヴォルガルド軍を撃退して数か月後。

アステリアの王都アステラでは御前会議が開かれますが、

意見が割れてなかなか結論が出ません。

そして、様々な情報や意見が出尽くし、いよいよ最後の採決が採られるようです。

果たして、その結論は?


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

「ブラウアー王国騎士団長よ、

今、ノース・ゲート砦とサウス・ゲート砦の守りは、どの様な状況になっておる?」


「はい、陛下。

ノース・ゲート砦は、先日の戦いでかなり兵力を落としてしまいましたが、

グリム辺境伯が、新規に兵の募集を掛けて、

砦に配備される兵が3500にまで回復しています。

更に先日、新型兵器の導入が完了し、その上で、

結界魔法による、召喚獣、そしてアンデッドの侵入阻止を試みているところであります」


「ほう、あのグリム辺境伯が、随分新しい試みをしているようだな?

先日のヴォルガルド軍侵攻に、余程懲りたようだな。

して、その新型兵器とは?」


「はい、新型兵器は"バリスタ"という名で、

元々、シルヴェイン子爵の管理下で生産されているボウガン・・・

あれを2メートルほどに大型化したものと聞いています」


「では、その開発も?」


「はい、レオン・ウォーカーが発案したものを、シルヴェイン子爵領の工場で製造した・・・

そう聞いております」


「なるほど。

あの若者が、この国に居てくれて本当に良かったな」


「陛下、まさに仰る通りであります!」


「となると、結界魔法による召喚獣、アンデッドの侵入阻止の試みも?」


「はい、レオン・ウォーカーの発案とのことです」


「ううむ・・・あの若者は、神が我が国に遣わした使者ではなかろうか・・・」


私はブラウアー王国騎士団長の話を聞いて、

あのレオンに、そんな思いを抱いてしまったのだ。


彼は、一体どれだけ、この国のために、貢献してくれているのだろうか・・・


「ソールズベリー宰相、何か言いたいことはあるか?」


私は最後に、ここまで黙って全体の話を聞いてきた

宰相のソールズベリーに確認を取ってみる。

現在68歳の彼は、この国の生き字引。


まあ、ここまで無言で居たということは、

私の進行に間違いは無かったと思うのだが・・・


「はい、陛下。

最後にこの場の全員に、ヴォルガルド遠征の是非について

挙手で確認を取るのがよろしいかと思います」


「なるほどな、分かった。

それでは皆、自身の考えに従って、手を挙げて欲しい。

今回のヴォルガルド遠征に賛成の者・・・挙手を」


ここで手を挙げた者は、スタッフォード総司令官1人だった。


「では、今回のヴォルガルド遠征に反対の者・・・挙手を」


手を挙げたのは、ブラウアー王国騎士団長、スターリング財務卿、

エサリッジ宮廷魔道士団長、そしてグランヴィル情報局長の4人。


この時、双方に手を挙げなかったソールズベリー宰相は、

この決定に従うということだろう。



「それでは、ヴォルガルド王国への遠征は、一旦、断念する。

その代わり、ノース・ゲート砦と、サウス・ゲート砦の防衛力強化を更に進めるように。

ノース・ゲートについてはブラウアー王国騎士団長に任せる」


「畏まりました、陛下」


「そして、サウス・ゲートについてはスタッフォード総司令官がサポートしてやってほしい」


「承知しました、陛下」



スタッフォードは不満だろうが、今日の報告内容から考えると、

残念ながら、現時点でヴォルガルド領内へ遠征することは難しいと判断するしかない。

今回は、彼に我慢して貰うほかなかろう。




【視点変更】 ドラガン・ヴォルガルド国王 (ヴォルガルド王国 国王 38歳男性)


「・・・では、ベルシュタインは軍の建て直しに従事しろ」

「承知しました、陛下」


「もう、この次は無いと思え?良いな?死ぬ気でやるんだぞ?」

「重々承知しております」


アステリア王国侵攻の際の軍総司令、グルーデン・フォン・ベルシュタインが

敵国から逃げ帰って来て、私は彼を再び軍の総司令に就かせることにした。


アステリア侵攻において、最終的に軍を壊滅させ、

更には兵を置きざりにして逃げ帰って来た、この男の無様な行為に、

一時は激しい怒りを感じたものだったが、

残念ながら現在、我が軍にはマトモな指揮官が残っていないのだ。

背に腹は代えられない。


その上で、

"ベルシュタインが兵を捨てて逃げて来た・・・"

そんな噂が流れると、軍の士気に関わるため、全面的にそれは伏せさせた。

ただ兵達も、薄々それを感じているとの情報がある。

そこが少々気がかりだ。



「なあ、アイゼンハイン?」

「はい、陛下」


「どうやら、アステリア王国側は、我が国への侵攻は断念したようだが、

逆に、こちらから何か打てる策はないだろうか?」


私は唯一の懐刀、宰相のヴァルター・フォン・アイゼンハインに

相談をしてみる。


「陛下、現在、我が軍は4万の新兵を徴集し、

何とか6万を超えるまでの兵数に回復しました。

ただ、本格的な立て直しはこれから。

新兵がモノになるまで、我慢が必要であります」


確かにアイゼンハインの言う通りだろう。

前回の戦いで、我が軍は大きなダメージを負ってしまった。

そこから3か月で、再びアステリア王国への侵攻など、自殺行為と言える。


ただ、奴らが、本当にこのまま黙って守りに徹するのか・・・?

私は、その点に確信が持てなかったのだ。


であれば・・・

奴らを引っ掻き回しておきたい。

できれば、最前線にある砦を破壊してしまうような・・・



「もし、敵ノース・ゲートとサウス・ゲートの砦にダメージを与えたいのであれば・・・・」


アイゼンハインの提案は、なかなか興味深いものだった。

宰相の立場である彼は、決して、戦闘のプロではないのだが・・・


「分かった、では召喚士隊のファルケン隊長を呼んでくれ」

「畏まりました」


アイゼンハインの提案した この作戦・・・

特段、成功しなくても良い。

失敗しても、こちらが失うものは殆ど無いのだ。

そう言った面でも、この作戦は秀逸だった。


けど思いっきり、アステリア王国の奴らを引っ掻き回し、

そして混乱させてやりたい。

そして、あわよくば・・・

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ヴォルガルド王国への進軍は、予算や食料の問題もあり、

最終的には否決されたようですね。

そうなると、アステリア王国は更なる国境防衛の強化が

求められる所となります。

そうなると、レオンが開発した武器が、ますます必要な状況となりそうですね。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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