森の奥で念願の「アレ」を発見!これで町は大発展間違いなし!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
C級からS級までの魔物が総勢104体出現したディープ・フォレストの森。
ギルド長のガリックは、森の奥で何か異常事態が起きていることを察知します。
そして、その調査にあたっていく冒険者達・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「勿論、全員で調査を継続する必要はない。
このまま、調査を継続するグループと、町に引き上げるグループに分けよう。」
「ギルド長、調査を継続することで、追加の報酬は出るんですか?」
E級冒険者パーティー"湖畔の風"のリーダー・エリックさんが尋ねる。
確かに、その辺は重要なことなんだろう。
「あぁ、勿論だ。
お前たちには、危険な魔物と対峙して貰ったから、
既に相応の報酬が出る予定だが、今後の調査も危険が伴うかもしれない。
こちらの報酬も期待してくれ」
「うっし!じゃあ、俺達も行くか!」
『オウ!』
ということで "湖畔の風"も、継続して調査に参加することに。
ただ、ノエルをこれ以上、森の奥に連れて行きたくないということで、
母さんはノエルを連れて、町に戻ることになった。
じいちゃんも一緒に戻るかな?
そう思ったんだけど、彼は、このまま調査継続に付き合うとのこと。
そして "朝霧の旅団(D)"と、隣町の2パーティーは、
元々受けていた、通常の依頼が残っているそうで、
母さんやノエルと共に、町へ戻ることになったんだ。
「じいちゃん、その馬の召喚獣、凄くいいね?」
ここまでで、流石に歩き疲れたのか、
じいちゃんは、自身で召喚した馬に乗って移動することにしたようだ。
その馬が、真っ白でとても美しかったので、オレは凄くそれが気になったんだ。
「レオン、これはユニコーンといって、伝説の一角獣なんだ。
馬と呼んだら、この子達に申し訳ない。
その辺りも、今後、召喚士としてキチンと覚えて行かなければな。」
「ははは、ごめんごめん」
確かに、馬とは思えない、白くて美しい毛並みだ。
額には1本の角が生えていて、気品溢れた生き物に見える。
そして・・・・
オレは特に、歩き疲れてはなかったんだけど、
何となく、じいちゃんの真似をしたくなって・・・・
「召喚【フォレスト・ウルフ】」
ウルフを召喚し、その上に乗っかることにした(笑)
「レオン、いいなぁ~」
"湖畔の風"の治癒士ルカ (13)が、羨ましそうに、オレの方を見つめている。
彼も今日はかなり疲れたことだろう。
「じゃあ、これに乗りなよ!」
そう言って、オレはもう一体、今度はフォレスト・ベアを召喚したんだ。
「すごい!オレも乗っていいかい?」
ルカだけでなく、リーダーのエリックさんも興味津々。
「ベア1体で、3人は乗れると思いますよ!」
結局、"湖畔の風"の5人は2体のベアに男3人、女性2人が分かれて乗ることに。
更に、ギルド長と父さんには、じいちゃんが、更にユニコーンを召喚して、
彼らは、そちらに跨ることになったんだ。
森の最深部の調査は、その後 2時間続いた。
そして・・・・
「あれは何だ?」
ユニコーンに跨りながら、ユニコーンがあまり似合わないギルド長が
森の奥の方を指さす。
「洞窟?」
湖畔の風のリーダー・エリック(16)さんが、目を凝らしながら、
その存在を確認していく。
「ギルド長、あれって、もしかしてダンジョンの入り口じゃないか?」
様々な地を旅し、いくつものダンジョンを攻略してきた
父さんならではの回答。
「すげ~!ついに私たちの町にもダンジョンがやってきたんだ!」
湖畔の風 槍術士のニーナ(16歳女性)さんが、胸を躍らせるような声で
喜びを露わにする。
「じゃあ、あの入口に入って、中を調べる必要があるな」
「はい、ちょっと危険ですが、デューク殿、中で索敵をお願いできますか?」
「了解した」
そう、今までの流れを考えると、森で出会った上位モンスターたちは、
この出入り口から出現した可能性が高い。
そうなると、その出入り口付近に、上位モンスターが居る可能性だってあるんだ。
そして、ダンジョンは不思議な空間となっているようで、
外から索敵スキルを使って調べようとしても、
残念ながら、ダンジョン内を探ることはできないらしい。
一旦、ダンジョンの中に入ってから索敵する必要があるんだって。
しかも、中で索敵を掛けても、索敵可能な全範囲を見ることは出来ないそうで、
たとえば地下5階層までとか、10階層までしか見れないのが殆ど。
5と10の違いは何かというと、ダンジョンの規模に依存するらしい。
中小規模は5階層単位が多く、大規模ダンジョンは10階層単位の索敵が可能らしいんだ。
でもって、その下を索敵したい場合は、地下6階層とか11階層まで行かないと、
見ることが出来ないんだって。
でも、大抵5階層か10階層の最後には、結構強いボスが待ち構えているそうなので、
そこを突破していく必要があるんだそうだ。
ディープ・フォレストの最奥で、ダンジョンの出入り口らしきものを見つけたオレ達は、
ギルド長を先頭に、その中へ入っていくことになった。
森の最奥のその先は、山岳地帯になっていて、
出入り口は、その山に繋がる崖のところに出来ている。
その出入り口に到着したオレたち。
まずギルド長が、ちょっと緊張しながら、注意して中を伺っていく。
「・・・・・大丈夫そうだ」
彼の手招きで、オレ達は後に続き、洞窟の中へ入って行った。
「じゃあ、この辺で索敵してみよう」
「お願いします、デューク殿」
中に入ると、幅5メートルくらいの通路となっていて、
先に進むにつれ、徐々に下っていくのが分かる。
ただ、これだけだと、普通の洞窟との見分けがつかない。
問題はこの先が、ダンジョンのように階層状になっていて、
沢山の魔物が生息して居るかどうかだ。
索敵範囲は狭いけど、オレも一応、スキルを発動させてみる。
「おぉ~」
「どうしたレオン?」
"湖畔の風"の槍術士 ニーナさん(16歳女性)が、興味深そうに尋ねて来る。
「オレの索敵範囲は狭いけど、それでも、下の何階層かに魔物が居るのが分かるんだ」
「えっ、レオンって索敵も出来るの?」
「うん、この間、レベルが上がったとき、覚えたんだよね~」
「スキルって、レベルが上がると覚えられる物なの?」
今度は治癒士のルカ(13♂)が、そんな事を聞いてくる。
「うん、だと思うよ。いつの間にか増えてたから」
「羨ましぃ~」
その辺りの詳細は、実はオレもよく分かっていなかった。
レベルアップしたときにステータスをチェックしたら、増えてただけなんだよね。
「レオンが言うように、下に階層が広がっていて、数多くの魔物がいるようだな。
私の索敵では地下10階層まで確認できる」
「なるほど、そうですか。となると・・・・
ここは大規模ダンジョンということで、間違いなさそうですな」
「あぁ、そう言って差し支えないだろう」
いやぁ、オレ達の町にダンジョンかぁ~。
しかも"大規模♡"
何か、大変なことになってきたぞぉ!
この寂れていた町が、とんでもないことになりそうな予感がする。
にしても・・・・・
「でも、あんな小さな出入り口から、どうやってタイタンとか出てきたんだろうね」
素朴な疑問だった。
でも、その問いに、答えられる人は誰も居なかった。
じいちゃんでさえも。
「じゃあ、今日のところは、この出入り口に、"魔除けの封印"をして終わりにしよう。
そうすれば、ここから外に、魔物は出られなくなる。」
「デューク殿、是非、お願いします」
そう言うと、じいちゃんは、呪文か何かを唱え始めた。
オレの全く知らない呪文。
じいちゃんって、やっぱりすごいんだなぁ。
そして・・・・
じいちゃんによる"魔除けの封印"は完了し、
オレ達はダンジョンを後にした。
帰りは ワイルドボアを召喚して "湖畔の風"の5人と共に、
森を颯爽と? 駆け抜けて帰ったんだ。
ワイルドボアを召喚するとき、一瞬、メテオ(タイタン)で帰ろうか・・・・・
なんて事を思ったんだけど、
彼に乗って森を走ると、森がぶっ壊れそうなので止めたんだ。
それにしても、じいちゃんが召喚したユニコーン・・・・
いつか、オレも召喚契約してみたいんだよなぁ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回、ディープ・フォレストで大量の魔物が発生したのは、
森の奥に新たなダンジョンが発生したことが原因だったようです。
そしてダンジョンが見つかったとなると、大勢の冒険者がやって来ること間違いなし。
今後、グリーン・ウッドの町は、大きく発展していくことでしょう。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




