国王陛下との再会!ところで陛下の後ろでオレに手を振って来る人って誰?
【毎日1回投稿 夜21時10分Up!】7月16日(木)より1日1回投稿に変更となります
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
ヴォルガルド軍との戦闘で多大な功績を上げ、アステリアの勝利に貢献したレオン。
その後の戦後処理の一環として、彼はシルヴェイン領魔道士団の鑑定会や
そこで選ばれた召喚士達の訓練に従事する日々を送ります。
するとある時、国王陛下との2度目の謁見が決まり、
それに臨んでいく事になったのですが・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
そして翌朝・・・
「いやぁ~今まで、領主邸にレッド・ドラゴンで乗り付けて来るヤツは、
流石に居なかったよなぁ。こんなのレオンが初めてだ」
朝一で領都シルヴァのシルヴェイン子爵邸へ到着すると、
アウレリアさんが、ややイタズラじみた表情でそんなことを言ってくる。
「えぇーっ!だって、アウレリアさんが、そうしろって・・・」
「ははは、冗談だ!皆には、事前に伝えてあるから問題ない」
「そうじゃなかったら、シルヴァの街が大パニックですよぉ~」
彼女の冗談だと分かっていたけど、オレは敢えて、そのやり取りに乗ってみた。
「まあ、確かにそうだな。
そしてデューク殿、今回もよろしくお願いします」
「あぁ、こちらこそ。いつも孫が世話になりますな」
そんなやり取りを経て、
領都シルヴァでアウレリアさんと、氷の騎士団長ヴィクトリアさんを含む護衛の方
数名を拾って、オレ達は一路、王都へ向かったんだ。
「いやぁ~、それにしても、レッド・ドラゴンは本当に早いな。
シルヴァから王都まで、2時間も掛からず着いてしまうとは。
これが馬車の旅だったら、1週間は掛かってしまうんだがな~」
「あはは、まあ、オレの召喚獣の中でも、ドラゴンの速度はピカ一ですからね!」
時速200キロメートル近い巡行速度を誇るレッドは、
ホントに長距離移動に便利だ。
しかも大きいから、たくさん人が乗っても、スピードが落ちないしね。
ただ、逆に速すぎるので、身を低くしていないと風が凄いし、
少し気温の低い日は、厚着必須なんだよなぁ。
そしてオレ達は、王都の門をくぐって、王城へ向かって行ったんだ。
すると!
「あっ、オスカーさん、それにメイリンさん、おはようございます!」
「やあ、レオン、それにアウレリア殿、そしてデューク、早かったな?」
「レオン君、おはよう。それに、アウレリア殿、デューク、遠い所まで、よく来てくれたわね」
冒険者ギルド本部の総ギルド長・オスカーさんと、妻メイリンさんの英雄ご夫妻が、
オレ達のことを迎えてくれたんだ。
「クロス夫妻、本日はよろしくお願いします」
アウレリアさんも、彼らの姿を見て、うやうやしく挨拶をしていく。
そして、じいちゃんは・・・
「メイリン、体調はもうスッカリ良さそうだな?
それにしても、オスカーとメイリンが揃って出歩く姿を、私は久しぶりに見たぞ?」
「それはみんな、レオン君のお陰ね」
「そうだな、レオンには感謝してもしきれないな」
「あはは」
その件については、オレ、笑って誤魔化すしかない・・・
でも、メイリンさんが、本当に元気に回復したようで良かったと思う。
ということで、じいちゃんの元冒険者仲間、総ギルド長のオスカーさんと、
奥さんのメイリンさんも、オレの謁見に同行してくれることになった。
「いやあ、今日は3英雄が揃い踏みとは、何という素晴らしい日なのでしょうか」
オレ、じいちゃん、クロス夫妻、そしてアウレリアさん・・・
この5人で謁見の間に入り、所定の位置まで進むと、
前回の謁見の時とは違い、その左右に多くの人達が居ることに気づいた。
その中には、先日のグリム辺境伯領での戦いに援軍として駆けつけてきた、
ブラウアー王国騎士団長の姿も。
ただ、そちらへ先に挨拶する訳にも行かないので、
オレは国王陛下の正面まで、真っすぐ進んで行ったんだ。
そして、面を上げるように促されて、国王陛下に視線を向けていく。
するとやっぱり、クロス夫妻とじいちゃん、その3人の揃い踏みに、
国王陛下は驚きの声を上げてきたんだ。
「陛下、今日この場に、妻メイリンが同席出来るのも、全てこのレオンのお陰。
彼の鑑定スキルにより、メイリンの呪いの解き方が解明されたのです」
「ええ、オスカー殿、話は伺っていますぞ。
メイリン殿も、本当にお元気になられたようで良かった」
「陛下、勿体ないお言葉」
お酒を飲むと、とっても豪快になってしまうメイリンさんも、
この場ではかなり恭しかった(笑)
「それにしてもデューク殿、あなたは、何と素晴らしいお孫さんをお持ちになられたことか」
「はい、陛下。
このレオンは、私の孫であるのが勿体ないくらい、本当に素晴らしい若者です。
このような孫を授かることが出来たのは、私にとって、この上ない幸せなのです」
じ、じいちゃんっ、ヤメテーッ!!
そんな褒め殺し、オレ、ホントに困るよーっ!
心の中で叫ぶオレ。。
この時、オレの頬と耳は、多分真っ赤になっていたんじゃないかなぁ。
「かの英雄デューク殿をもってしても "勿体ないくらい"と言わしめるレオン、
其方の、グリム辺境伯領での功績は、本当に素晴らしいものがあった。
グリム辺境伯、そして、そこにいるブラウアー王国騎士団長も、
其方のことを絶賛しておったぞ」
「陛下、勿体ないお言葉・・・」
「ははは、レオン、そんなに固くならなくて良いぞ」
「あっ、はい、ありがとうございます!」
「若者は、必要以上に形式ばる必要はないからな」
「はい」
そんな感じで、国王陛下と話を始めたんだけど、
陛下の右の少し後ろに座っている人、
何処かで見覚えがあるんだよなぁ。
多分、オレとそれほど歳が変わらない男性。
っていうか、まだ少年って感じなんだけど、
でも、あんな場所に座っている人って、王族の人だよね?
王子様?
そんな人に、オレ、知り合いなんて居ないハズなんだよなぁ。
あっ、彼と目が合った。
えっ、彼が何故か、オレにコッソリ手を振っているんですけどぉー!?
どうしてぇーっ!?
やや困惑するオレ。
でも、そんなオレの頭の中身が整理されないまま、国王陛下の話は進んで行く。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
国王陛下との2度目の謁見に臨むレオンですが、
陛下の背後に座る王族の人から手を振られたりします。
王族に知り合いは居ないと思い込んでいるレオンは、
その人物の正体に気付かない様子。
果たして、この王族は一体誰なのでしょうね。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




