戻って来た日常・・・そして報告のため、オレは市庁舎に向かったんだけど
【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
侵攻して来たヴォルガルド軍を何とか撃退したアステリア王国軍。
その後、両国は戦後処理のフェーズに入っていきます。
ヴォルガルド軍は国王の号令の下、国内に徴兵令を発するようですが、
一方でレオンは平和な日常を取り戻していたようです。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
オレはグリムガルドの攻城戦を終えて、グリーン・ウッドの家に戻ると、
その晩は意識を失うように眠り、そして翌日、目を覚ましたのはお昼頃だった。
「アンタ、今、一体何時だと思ってるのっ!?」
「あはは、おはよう、みんな」
「お早くないわよ!」
今日もじいちゃんの剣の稽古を受けているセーラが、
庭に出てきたオレの顔を見るなり、そんなツッコミを入れて来る。
「セーラ、そんなこと言っちゃだめだよ!
兄ちゃんは、昨日までグリム領で大変だったんだぞ!」
そしていつも通り、弟のノエルがオレの事を庇ってくれる。
本当に兄想いの弟なんだよな。
もちろん、セーラも悪気があって、言っている訳じゃない。
彼女のそんなツッコミは、ちょっとした朝の挨拶みたいなものなんだ。
まあもう、お昼なんだけどね・・・。
「じゃあ、そろそろみんなでお昼ご飯にしよう」
『やったぁー!』
じいちゃんの言葉に、ノエルとセーラが喜びの声を上げ、
そして元気よく、手を洗いに2人揃って走っていった。
何とも微笑ましい光景といえる。
いつもの平和に戻ったんだなぁ・・・
改めてオレ、そんな感慨に浸っていたんだ。
この日、父さんと母さん(金色のラグナロク)は、
護衛依頼の仕事で、別の町に出掛けて留守だった。
セーラの両親も、違う別の町に出掛けているみたいで、
ダンジョン攻略は現在休止中。
"銀色のタンポポ"の4人は、ダンジョンの地下37階に入って、
アダマンタイトやらオリハルコンの鉱石を取りに行っているみたい。
まあ、俗にいう金策ってヤツ?
B級冒険者パーティーのタンポポが単独だと、
さすがに地下45階層は厳しいからね。
そしてオレは、ブランチを食べた後、市庁舎に向かい、
セシルさん達に、今回のヴォルガルド軍による
侵略戦争の顛末を報告しに行ったんだ。
「あぁ~!レオン君、おかえりなさ~い!!」
そう声を上げて、オレに抱き着いてくる女性・・・
オレが市庁舎に到着するとすぐ、秘書のメイさんの熱烈な歓迎を受けてしまう。
「メイさん、ちょっとご無沙汰だったね」
「レオン君、ホントよ~!私、とってもアナタに会いたかったんだから~!」
オレより8つ年上のメイさん。
年下好きにも程があるんだよなぁ。。
まあ、前世でベテラン魔法使いになり掛けてしまったオレとしては、
それほど悪い気はしないんだけどね。
市長のセシルさん曰く、メイさんは、これでも、とっても優秀な秘書さんらしいんだ。
そんな彼女のベタベタな案内で、オレは打合せ室に通されていった。
「レオン君、おかえりなさい!
アナタが無事で、本当によかったわ!」
「セシルさん、ただいま!
それに、ガリックさんとエスタさんも、ちょっとご無沙汰です!」
「おかえり、レオン!無事で何よりだ」
「あぁ、本当に無事でよかった」
打ち合わせ室に入ると、市長のセシルさん、ギルド長のガリックさん、
そして騎士団長のエスタさんの3人がソファに座って、
既に打ち合わせをしていたようだ。
実質、この人達が、このグリーン・ウッド市を動かしていると言って良い。
そしてオレは、打合せ室の立派なソファに腰掛け、
今回の状況を報告していった。
「・・・そうか。今回の戦は、かなり厳しい状況だったんだな」
「そうなんですよ、エスタさん。
正直、今回は兵と兵の戦いって感じではなく、
敵は、召喚士とネクロマンサーを前面に押し立てて、こちらを攪乱し、
かなり、戦いを優位に進められてしまった感じがします」
「まあ、奴らがグリーン・ウッドの街を攻めて来たときも、そんな感じだったしな。
あの戦いも、レオンが居なければ、どうなっていたことやら」
「ハハハ、ガリックさん、オレは敵のイーグル隊を倒しただけで、
アンデッドや歩兵を倒したのは、騎士団と冒険者の皆さんでしたよ」
「そのイーグル隊が問題だったんだ。
下手をすれば、イーグル以外の召喚獣も放ってくる可能性だって有ったんだろう?
それを近づけなかっただけでも、レオンのお手柄だ」
「何か、ガリックさんに褒められると後が怖いなぁ~」
ハハハハッ!
オレはギルド長の思わぬ褒め殺しに、ちょっと困惑してしまう。
また、道の舗装とか、森の開拓とか頼まれなければ良いんだけど・・・
「それにグリーン・ウッドだけじゃないでしょう?
レオン君の報告を聞いていると、ノース・ゲート砦奪還も、グリムガルド攻城戦も、
あなたの召喚獣が無ければ、どうなっていたか分からないわ!」
「あぁ、市長の言う通りだ。
恐らく王国軍の本隊も、戦後処理が落ち着いて、王都に戻れば、
そちらに詳細な報告が入って、
レオンは再び、国王陛下からのお召しがあるかもしれん」
「う~ん。。」
セシルさんの言葉に反応して、ガリックさんが、何とも悩ましいことを言う。
オレ、国王陛下の事は、とても尊敬できて、お会いすることは嫌じゃないんだけど、
今回は、何かすごく面倒な事にならないか、ちょっと不安があったんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
戦場から戻ったレオンは、平和な日常を取り戻したようですね。
そして、市庁舎に向かいヴォルガルドとの戦闘の報告をおこないますが、
市長らから、今回のレオンの活躍に対して、国王陛下から再びのお召しが
あるかも・・・という情報を受け、レオンはやや不安を感じてしまうようですね。
何事も無ければ良いのですが。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




