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敵S+級アンデッドが出現!アステリア王国軍は大慌て!?

【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


ノース・ゲート砦を奪還し、西の領都グリムガルドの奪還も目指すアステリア王国軍。

ただ、この攻城戦は一筋縄ではいかず、それでも、レオンと召喚獣達の活躍で、

なんとか盛り返していきます。

そんな中、徐々に劣勢となっていくヴォルガルド軍の司令官は、

その劣勢を打開するため、最後の手段に打って出てくるようです。


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)


「皆さん、敵軍に動きがあります。

こちらからは見辛い場所に隠れて動いていたので、分からなかったんですが、

南の広場の端の方に、突如、大きなアンデッドが現れました!」


「大きなアンデッド!?レオン、どのくらいの大きさだ?」


通信機による連絡に対し、アウレリアさんがいち早く反応して来る。


「オレのS級召喚獣より大きいです!

たぶん、25メートル・・・いや、30メートルくらい有ります!」


「なんだって!」



さっきは広場に出てきて、オレの召喚獣にヤラれてしまったネクロマンサー隊。

流石に、同じ轍は踏まないとばかりに、

今回は建物の影に隠れて、アンデッドを召喚してきたんだろう。


しかも・・・

その召喚したアンデッドが、想像を絶する大きさだったんだ。


もちろん、じいちゃんから譲り受けたバハムートよりは小さいんだけど、

明らかに、オレの持つS級召喚獣より大きく見える。


「ねえ、みんな? 街の中に30メートル級の骨のアンデッドが現れたんだけど、

そんなデッカいアンデッドっているものなのかな?」


オレの背後で、周囲を監視してくれている4精霊に問いかけて見ると・・・


「俺の知る範囲では、リッチ・ロードって奴が、かなりバカでかいな」


キャスターがそんな事を言う。


「リッチ・ロード? リッチの親玉ってこと?」

「まあ、簡単に言うとそうだな」


「で、どんなスキルを持っているか分かる?」

「いや、詳しく分からないが・・・」


「ええと、私が知る限りでは、

リッチ・ロードは大きな鎌を持って敵を狩り、

その倒した相手を、即座に操ることができる・・・

そんな話を聞いたことがあります」


「ほお、ヒーラーは物知りだな」

「キャスターさんに褒められても、あまり嬉しく有りませんわね」


「なんだってぇーっ!」



リッチ・ロード・・・

ヴォルガルド軍は、まだあんな隠し玉を持っていたのか。

生き残ったネクロマンサーに、あれだけの力を持つものが居たという事になる。


「皆さん、巨大なアンデッドの正体はリッチ・ロードの可能性があります。

て、えっ!消えた!?

皆さん、そのリッチ・ロードが、姿を消しました!

何処かに転送されたかも!」


「消えた!?

って、えっ!なんだアイツは!!」


アウレリアさんが、こんなに動揺した声を上げるのは、初めて聞いた気がする。


そう、街中で召喚されていたリッチ・ロードが、瞬時に消えた直後、

突如、外壁の外側に、その姿を現したんだ。


しかも、アウレリアさんや、エルフォード辺境伯軍が戦闘中の

外壁の東側に。


「マズい!召喚【リル】! 召喚【レッド】!」

"ワォォーーーンッ!"

"グギャォーーーン!"


「2人とも、あのバカでかいリッチ・ロードを倒して!」

"ワォォーーーンッ!"

"グギャォーーーン!"


オレが居る位置から、東の外壁まで大体500メートルくらい。

少し離れていたので、S級でも特に脚の速い2体を選んで、

援軍に向かわせる事にした。


彼らの脚だと、多分20秒くらいで到着すると思うんだけど、

既にリッチ・ロードが持つ大鎌一振りで、大量の兵が倒されていくのが見えたんだ。


アウレリアさんは大丈夫だろうか・・・


「私は大丈夫だ!

リッチ・ロードから少しだけ離れたところにいる。

だが、エルフォード辺境伯は大丈夫ですか!?」


「ああ、私も今のところは大丈夫。

ただ、このままだと、兵達が持たないでしょう」


「あともう少しで、フェンリルとレッド・ドラゴンが、そちらに到着します!」


「あぁ、こちらからも見えている!

助かるぞ、レオン!」


そして、リルとレッドが東の外壁に到着!

リッチ・ロードに攻撃を仕掛けようとしていく・・・

けど!


「えっ・・・・消えた」


そう・・・

リルとレッドが、リッチ・ロードに襲い掛かろうとした瞬間!

ヤツは瞬時にスーッっと消えてしまったんだ。


「これは一体・・・」


通信機越しに、アウレリアさんとエルフォード辺境伯から、

茫然とした声が聞こえて来る。



「えっ!街の中に再びリッチ・ロードが現れました!

また、どこかに転送されるかもしれません!注意して下さい!」


オレは、そう叫んだんだけど、

これって、注意のしようもないよね。

どこに転送されてくるか分からないし。


そうしている内に、再びリッチ・ロードが消えていく。


「こっ、今度はこちらに来た!

西だ、西の外壁付近だ!」


通信機越しに、グリム辺境伯からの声が伝わって来る。


「今、そちらに召喚獣を向かわせます!」

「すまん、レオン!」


そして再び、オレはリルとレッドを西に急行させていく。

同時に・・・


「召喚【ヤマタ】!召喚【オロチ】!召喚【メテオ】!

ヤマタとオロチは南の外壁へ移動して、リッチ・ロードが出てきたら倒して!

メテオは東の外壁に向かって、同じくリッチ・ロードが出てきたら倒して!」


"グウォォーッ!"


今のままだと、後手を踏んでばかりなので、オレは先行して

S級召喚獣を、西・南・東の外壁に配備することにした。


そして・・・


「召喚【スカイ・ハンター】!」

"キィーーンッ!"


「スカイ・ハンターは、街の南広場の上空へ移動して!

ネクロマンサーが居たら攻撃を!」


"キィーーンッ!"


既に偵察に出しているグリフォンは、そのまま偵察用に残しておきたかった。

なので、新たにスカイ・ハンターを召喚して、そちらをネクロマンサー対策に当てていく。


「あと、アーチャーとキャスターとヒーラーは、東の壁に移動して、

タイタンの援護と、ケガ人の回復をお願い!」


「分かりました」

「分かったぜ!」

「承知しました」


3精霊をタイタンの後に付いて行かせる。


「ナイトはオレを守って」


「主殿、承知しました!

ですが、主殿は転送魔法は使えないのですか?」


「え?転送? 出来ないと・・・思うよ?」


「でも、敵のネクロマンサーが出来るのであれば、

主殿だって出来て良いと思うのですが?」


「・・・・・」


以前、オレは色々な魔法を試してみたことが有ったんだけど、

空を飛ぶのと、転移・転送系の魔法は、どうにもダメだったんだ。


「でもそれって、自分を転送しようとしたんですよね?

召喚獣の転送なら、出来るかもしれませんよ?」


「むむむ・・・」


そういえば、今まで、それを試したことは無かったなぁ。

だったら、やってみるか!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


劣勢が強まっていくヴォルガルド軍は、最後の切り札

S+級アンデッドの召喚を行って来たようですね。

それを迎え撃つレオンとS級の召喚獣ですが、

果たして彼らは、S+級を相手に、どの様な活躍を見せてくれるのでしょう。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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