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領都グリムガルド攻城戦第3ラウンド開始!追い詰められた敵軍は奥の手を隠し持っている!?

【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


国境沿いのノース・ゲート砦を奪還し、

西の領都グリムガルドへ進軍するアステリア王国軍。

ただ、敵ヴォルガルド軍に機先を制された彼らは、

レオンに召喚獣による偵察を依頼してきます。

その偵察任務で、依頼者である騎士団長の想定を

はるかに上回る結果を出していくレオン。

そんな彼の活躍で第2ラウンドはアステリア王国軍の圧勝に終わるのですが・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

【視点変更】 グルーデン・フォン・ベルシュタイン (ヴォルガルド軍 総司令 44歳男性)


「何をやっている!絶対に敵兵を街の中に入れるな!」

「ハッ!」


クソッ!

なぜこうなってしまった!?


グリムガルドの街を取り囲むアステリア王国軍に、アンデッドで奇襲を仕掛け、

更に敵の大混乱に乗じて、空からイーグル隊でS級モンスターを解き放っていく・・・


そうすれば、例え3万5千の敵軍でさえも、奴らは瓦解して、逃走していくはずだった。

それは、決して甘い夢などでは無かったはずだ。


なのに・・・・


アンデッドの奇襲は、一時的に敵を混乱に陥れたようだが、長くは続かず、

しかも、神聖ルシア真理教のネクロマンサー部隊が、

敵のS級召喚獣によって壊滅状態に・・・・


更に500は居たイーグル部隊も、敵の飛行系召喚獣に次々と撃ち落とされて行き、

何とか解き放ったS級モンスターも、結局は敵のS級に倒されてしまう。


そうしているうちに、今度はイーグルに乗る召喚士達も数を減らされていき、

最後は、こちらも壊滅状態に陥ってしまったのだ。


アステリア王国軍の、陸・空双方の、あの召喚獣達は一体何なのだ?

敵軍は召喚士を、一体何人抱えているというのだろうか?


しかも、それは明らかに、我が軍の召喚士よりレベルが高いではないか!

話が違うぞ!


当初聞いていた情報では、アステリア王国軍に召喚士部隊は無く、

冒険者も、ほぼ軍に加勢することは無い・・・・・そんな話だったのに。


そもそも、今回の侵攻での生命線は、倒した敵兵をアンデッド化し、

アンデッド兵を増やしていくことだった。

それにより、目論見では、2万以上のアンデッド兵を調達出来るはずだったのに・・・


そう考えると、私はもっとネクロマンサー隊の安全に

配慮すべきだったのではないか・・・・


奴らは、神聖ルシア真理教の隊だったので、

その管理を、奴らにまかせっきりにしてしまったのが、今回の劣勢の原因だ。


改めて、自分の迂闊さに、苦々しい思いをしてしまうのだった。




「総司令殿、戦況は余りよろしくないようですな?」


私の傍に近づいてきて、いきなりそう言ってくるのは

神聖ルシア真理教のローラン司教。


「いや、そんなことも無かろう。こういった外壁の有る街などを落とすには、

攻める側は最低でも、守る側の3~4倍の兵力は必要だ。

実際のところ、今の正面突破のやり方では、もっと必要になるかもしれん。

だが、彼等の兵力は我々の2倍弱。

簡単には落ちんよ」


「なるほど、確かにそうですな」

「で、其方たちのネクロマンサー隊・・・・・数はどの位残っているのだ?」


「ええ、想定外の奇襲を受けて、現在残っているのは15名ほど・・・」


「そうか・・・随分ヤラレてしまったな。

その数では、もうアンデッド兵に期待するのは難しそうだな」


「そうですな。

残っている15人のネクロマンサー達が、

冥約を結び、従えているアンデッドの数は、現在、精々1000体ほど。

まだ、冥約数を増やす余裕はありますが、それでも、今の数倍程度。

このままでは、アステリア王国征服は難しいでしょうな。

ただ・・・」


「ん、何か有るのか?」


「ええ。実は、生き残ったネクロマンサーの中に、

S+級のアンデッドを呼べる者が1人います。

彼のアンデッドを活用して、この場を凌ぎ、一旦、ノース・ゲート砦まで退却出来れば、

本国からの増援も望めましょう」


「ノース・ゲートまで退却すると言うか?」


「ええ、その通り。

今、このグリムガルドは完全に孤立しており、ジリ貧状態です。

この攻城戦では仮に勝てたとしても、後が続きますまい」


「・・・・」


この男、狂信的な宗教家と思っていたのだが、案外、冷静に物事を見ている。

私も、砦まで撤退・・・そんな考えは持っていた。

ただ、その踏ん切りが付かなかったのだ。


折角、攻め落として手に入れたグリムガルドなのだから・・・



「だが、敵はS級モンスターを5体も召喚できるのだぞ?

S+級一体で、奴らを打ち負かせるのか?」


「そこは、お任せください。

実は、こんな方法を考えています」


「・・・なるほどな」


ローラン司教の提案は、見るべきものがあり、

しかも、なかなか効果的なようにも思える。


「・・・わかった。その案を採用しよう」


「ありがとうございます。

では、今日1日それで耐えながら、並行して、敵の東側の戦力をそぎ落とし、

夜、暗くなったら、その東側からノース・ゲート砦へ撤退。

その際も、S+級に活躍して貰いましょう」


「了解した!では、準備を頼む」

「承知しました」


さて・・・

この作戦、上手くいくのかどうか。

まあ、失敗したら、我が軍が全滅するだけだがな。

しかも、私を含めて・・・

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


領都グリムガルドを占領するヴォルガルド王国軍。

ただ切り札のネクロマンサー部隊や召喚士部隊は壊滅に近い状態。

そんな彼らはジリ貧状態に陥りますが、

真理教幹部が提案してきたS+級のアンデッドの存在が気になりますね。

そのS+級とは一体どのような魔物で、

敵軍はそれをどのように活用してくるのでしょうか?


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

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執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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