領都グリムガルド攻城戦は第3ラウンドへ!次の作戦は午前8時!
【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
国境沿いのノース・ゲート砦を奪還し、その勢いで西の領都グリムガルドへ
進軍するアステリア王国軍。
ただ、領都を占領するヴォルガルド軍から先制攻撃を受けてしまい、
その後は騎士団長がレオンに召喚獣での監視を依頼してきます。
そんなレオンの活躍によって、第2ラウンドはアステリア王国軍が
敵を圧倒していきますが・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
「ふ~っ、敵のS級・・・何とか片付いたかな?
あとは、残っているイーグル隊のせん滅だよなぁ」
「レオン、よくやってくれた。疲れただろう?
いや~、それにしても、物凄い活躍ぶりだったな!」
敵のS級3体が何とか消え去った後、
アウレリアさんが、ねぎらいの言葉を掛けてくれる。
「ははは、アウレリアさん、オレは特に疲れてないですよ。
頑張ってくれたのは、召喚獣たちなので」
オレは若干照れながら、そんな言葉を返していった。
「まあ、そうなのだが、あれだけの召喚獣を一気に出しておいて、
特に疲れていないと言うレオンに、私は、いささか戦慄を覚えてしまうな(苦笑)」
「あははは・・・」
アウレリアさんの言葉に、オレは笑って誤魔化すしかない。
とはいえ、まだ全てが終わった訳ではないんだ。
一度は退けたS級モンスターだけど、敵の召喚士にMPの余裕があれば、
再び召喚してくることも有り得る。
なのでオレは、一度出したS級召喚獣達を、その場に待機させておくことにした。
その上で・・・
上空を飛び回っている、敵イーグル部隊のせん滅に
再び力を注いでいく。
だって、S級を出して来た召喚士さえ倒せば、もう心配は無用だからね。
そんな上空の戦闘だけど、既にオレのワイバーンやグリフォン、そしてイーグル達が、
敵イーグル部隊の多くを撃ち落としていたため、
彼らはパッと見で、100体も残っていないかもしれない。
そして、更に15分が経過・・・
敵のS級が再び姿を現すことは無かった。
恐らく、敵召喚士のMP不足か、または、既にイーグルごと撃ち落とされたか・・・
その後、上空を逃げ回る敵イーグル部隊はジリ貧状態に陥り、
30分後には、敵イーグル隊の姿を見かけることは無くなったんだ。
「レオン、本当によくやってくれた!
そなたには、全くもって、感謝のしようが無いほどだ!」
「騎士団長様、ありがとうございます!」
敵の奇襲攻撃がようやく収まったのが朝6時過ぎ。
西の空は、ちょうど日が昇り始めてきた頃だった。
今日の天気はとても良さそう。
戦争が無ければ、すごくウキウキしそうな日和だったのになぁ。
そして通信機越しに、今日これからの作戦会議が始まっていく。
オレはアウレリアさんの背後で聞き耳を立てて、作戦の内容を確認していた。
イヤ、ええと・・・
ちゃんと、皆さんから、会議に参加する許可は得られているからね?
会議の途中では、オレの召喚獣を使って、街の門を壊して兵達が中に入る・・・
そんな作戦案も出たんだけど、それはアウレリアさんの意向もあって却下となった。
ここからは、本来の攻城(街)戦。
兵だけで戦う事に決まったんだ。
オレに、これ以上の負担を掛けさせたくない・・・
そんな思いがあった一方、
兵達にも活躍の場を・・・という考えもあったみたい。
ということで、この時、オレに与えられたミッションは、
引き続き、街の中で変わった動きが無いか?
再び、空から監視していく・・・ということだった。
攻城戦の作戦開始は午前8時に決定。
オレは事前にグリフォンを召喚し、ヴァニッシュとビジョン・シンクの魔法を掛け、
空高く送り出していく。
ヴァニッシュによって、グリフォンは隠密効果を得て、
ビジョン・シンクによって、オレは彼の見ているものを、
遠隔から確認することが出来るんだ。
「レオン、街の中の様子はどんな感じになっているか?」
通信機越しにブラウアー王国騎士団長が、状況を確認してくる。
「はい、街の外壁の東側から南側、そして西側に掛けて、大勢の兵が集まっています。
外壁の上は、弓を持っている兵が多いので、
遠隔攻撃でこちらを倒そうと考えているようです。
あと、炎や大鍋なども見えるので、
外壁を梯子で昇って行くアステリア兵や、梯子自体にも、
油を掛けた上で、火矢を放ってくる可能性がありそうです。」
「なるほど・・・それは要注意だな。
先陣を切る兵達には、大盾を用意し、防具や梯子は水で濡らしておくよう指示しよう。
で、他に召喚士やネクロマンサーの姿は?」
「はい、今のところ、確認できません。
ただ、ネクロマンサーに関しては、さっきの襲撃で10人から20人は打ち漏らしているので、
油断は禁物ですよね」
「分かった。では、引き続き監視を頼む。
何か変化が有れば、また知らせてくれ」
「分かりました」
そして午前8時・・・
「進軍開始!」
各隊の指揮官による号令とともに、
いよいよ攻城(街)戦が開始された。
オレは "危険だから・・・"ということで、軍には同行せず、
後方で偵察の任務に集中。
敵に動きが有れば、都度、通信機で連絡を取る事になっていた。
「主殿」
「ん、どうしたの?ナイト」
「人間という者たちは、どうして、こうも戦を好むのですかな?」
「う~ん、まあ、みんなが好んでやっている訳じゃないと思うけど、
一部の人が戦争を起こしたら、
そうじゃ無い人達も、自分や家族・友人を守るために戦うしかないんだよね。
多分、戦争をしたがる人って、人間の中でも、ほんの少しだと思うよ。」
護衛の為に召喚している4精霊が、この戦争を遠巻きに眺めながら
そんな事を聞いてくるんだ。
なのでオレは、彼らに率直な自分の考えを伝えていく。
「じゃあ、その一部の人間というのは、本当にはた迷惑な奴らなんですね」
「そうだね、アーチャー。でもまあ、人間って1人1人考え方も立場も違うから、
いつの時代にも、そう言う人って、出てきてしまうみたいなんだよね」
「まあ、俺達に任せておけば、そんな傍迷惑な奴ら、全部ブッ倒してやるけどな!
ハハハハハ」
「まあキャスターさんったら、出来もしないことを・・・」
「何を言う、ヒーラー!オレに掛かれば、悪党なんかバッサバッサとだな・・・」
相変らず賑やかな彼ら。
まあ、一人寂しく、遠くから戦いを見ているオレにとっては、
心強い仲間なんだけどね。
そしてアステリア王国軍は、グリムガルドの外壁に取り付き、
梯子を使って外壁を登っていく。
そんな彼等を近づけまいと、必死に弓矢を撃ち放っていくヴォルガルド軍の兵。
時には油を掛けて行き、火矢を放っていくところも・・・
そういった場所では、アステリア兵が大量に梯子から落ちていく姿が見えてしまう。
その様子に、オレは少し心が痛んだ。
「召喚獣を使って門を壊した方が、兵隊さんの犠牲が少なかったよなぁ・・・」
遠くから この戦闘を眺めながら、オレはポツリと呟いてしまったんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンの召喚獣の活躍は凄まじいもので、敵のS級召喚獣すら
抑え込んでしまいました。
そして戦闘は第3ラウンドに向かい、いよいよアステリア王国軍主導の
攻撃が開始されていきますね。
その時刻は午前8時・・・
果たして、この戦闘の行方は!
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




