領都グリムガルド攻城戦開始!でも奇襲を受けるのはアステリア軍・・・
【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
ヴォルガルド軍に奪われたノース・ゲート砦を奪還するため、
アステリア王国軍は4万の兵を率いて、同砦を攻撃。
レオンの活躍などもあり、無事に勝利を収めます。
そんな彼らは、その勢いに乗って40km西の領都グリムガルドへ向かうのですが・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点】 グルーデン・フォン・ベルシュタイン (ヴォルガルド軍 総司令)
「なにっ!ノース・ゲート砦が陥落しただと!」
「はっ!そのような報告が先ほど届きました」
「そんなバカなっ!」
"ノース・ゲート砦陥落"の報を聞いた私は、
しばらくの間、茫然とした表情のまま、無言となってしまったようだ。
砦に残して来た兵の数は5000。
4万とも言われるアステリア王国軍に比べたら、確かに8分の1の兵数だ。
だが・・・
その戦力差を補うために、強力なネクロマンサーと召喚士の部隊を
置いてきたではないか!
しかも、S級モンスターを召喚できる召喚士を3人も・・・
それだけで、途轍もない戦力になっていたはずなのに。
ただ、今回の報告内容はあくまで断片的なもの。
なぜS級モンスターを活かしきれなかったのか・・・
その詳細は、現時点で分からない。
最初の2日間は、砦を守る我が軍が"圧倒的優位"との報告を受けていたのだが、
3日目になって突如状況が変化。
あっと言う間に、砦が陥落させられてしまったみたいなのだ。
一体、3日目に何があったと言うのか・・・
それにしても、グリーン・ウッドの街と言い、ノース・ゲート砦といい、
どうして、こうも上手く行かない!
グリーン・ウッドの街の侵攻は、どう考えても負けようのない戦いだった。
たった一人の英雄に、我が軍の召喚士、ネクロマンサーの部隊が
壊滅させられてしまったとの報告だが、相手は高々(たかだか)一人だ。
やり様はいくらでもあったはず。
あの街を占領し、街の民を皆殺しにしてアンデッド化し、
ノース・ゲートでの戦いや、このグリムガルドで得たアンデッドと合わせていけば、
1万のアンデッド兵が出来上がったはずなのに。
まあ良い。
先日、グリムガルドを落とした際、5千近いアンデッド兵を新たに調達出来ている。
ノース・ゲートの攻防で得た1千のアンデッド兵と合わせれば・・・
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
ヴォルガルド王国との国境に建てられたノース・ゲート砦を
苦戦の末、何とか奪い返したアステリア王国軍。
そんな彼らは、砦を奪還した翌日、
グリム辺境伯領の領都グリムガルドに向けて、
3万5千を超す兵を西に出発させていた。
ただ、その途中には、ヴォルガルド王国軍のトラップがいくつも待ち構えていて、
突如、イーグル部隊が空から襲撃してきたり、
進軍中、周囲に突如アンデッドが湧いてきたりと、
その歩みは、思いの外、順調では無かったんだ。
ノース・ゲート砦から領都グリムガルドまでの街道は、周囲が森になっているところも多く、
オレたちの進軍を待ち伏せするには、格好の地形と言えたんだよね。
オレ、レオン・ウォーカーは、一番後方のシルヴェイン子爵軍に同行していたんだけど、
常に索敵を掛けながら、異常を感じると、通信機を使って
先頭を進むブラウアー王国騎士団長やグリム辺境伯、
そしてオレ達の少し前を歩いているエルフォード辺境伯に都度連絡。
ただ、オレの索敵レベルは現在6で、その索敵範囲は半径4キロメートル程。
3万5千の軍が街道を縦長に進行すると、
軍の先頭は4キロメートルより遥か先になっちゃうので、
オレが索敵で気づいた時は、既に遅い場合が多かったんだ。
ということでオレは、途中からヴァジュラ・イーグルに乗って上空を飛び、
そこから索敵を掛けて警戒することにした。
それ以降は、敵の奇襲やトラップを受けることが殆ど無くなって、
先頭を行くブラウアー王国騎士団長やグリム辺境伯は、
かなり喜んでくれたんだよね。
そう言えば、ヴォルガルド王国軍2万数千が
ノース・ゲート砦から領都グリムガルドへ40キロメートルの道のりを進軍したとき、
前日の午前中に出発して、翌日の夜明け前くらいには到着していたんだけど、
3万5千のアステリア王国軍の歩みは本当に遅かった。
結局、2日近く掛かったんじゃないかな?
ノース・ゲート砦を奪還した翌朝に出発したアステリア軍だったけど、
その先頭が、領都グリムガルドの外壁を、遠巻きに見ることが出来るようになったのは、
翌日の結構遅い時間だったんだ。
そして、アステリア王国軍はグリムガルド到着後、
その軍列を、街の東から南回りで西側まで、ぐるりと半円形で取り囲むような
陣形を取って行ったんだけど、その陣形が完了したのは、結局その日の夜。
この日は、夜襲を掛けることはせず、翌日の朝から攻撃を行う事になったんだ。
だけど・・・
「敵襲ーーーーっ!」
そんなオレ達の事情なんか、ヴォルガルド王国軍にとっては関係ない。
いや寧ろ、オレ達の事情を逆手に取って来るんだ。
アステリア王国が野営の準備をしている所へ、突如イーグル部隊が襲撃!
と、同時に、王国軍のど真ん中にアンデッドまで大量に発生してくる。
王国軍は、一時大パニックに陥った。
その数1000体と見られていたアンデッドだったんだけど、
この時は、その5倍に迫る数が襲撃してきたんだ。
グリムガルドを落としたとき、新たなアンデッド兵を獲得したって事なのかもしれない。
ということは、グリムガルドを守っていたグリム辺境伯軍の兵達は・・・
そして同時に、空からの魔法・弓攻撃、
更には、彼らが放つ地上タイプの召喚獣によって
アステリア王国軍は、思いの外、大きなダメージを負ってしまう。
アンデッドの殆どが、元々のグリム辺境伯軍の兵だったことも、
アステリア王国軍の反撃が鈍くなる要因だったのかもしれない。
とはいえアステリア王国軍は、流石に3万5千という兵数もあって、
徐々にアンデッドはせん滅されていき、
その様子を見て、敵イーグル部隊も一旦撤退して行くことになったんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ノース・ゲート砦から40kmの道のりを経て、
グリムガルドに到着したアステリア王国軍。
ただ彼らは、いきなり敵からの奇襲攻撃を受けてしまいました。
果たして彼らは、領都グリムガルドを無事奪還出来るのでしょうか・・・
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




