ノース・ゲート砦に向かったオレ。でもアステリア軍はS級召喚獣に襲われていた!?
【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
領都グリムガルドを追われた住民たちを助けるレオンは、
西のラステル市や周囲の街への避難をサポートしていきます。
そしてようやく避難民の退避が完了し、レオンはついに最前線の
ノース・ゲート砦へ向かう事にします。
果たしてアステリア王国軍は、ノース・ゲート砦を奪還出来るのでしょうか?
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
「レオン、本当に世話になったな。
君には本当に、感謝の言葉が見つけられない程だよ。」
「ヘイワード市長、こちらこそ、色々と有難うございました。
皆さんが、何とか落ち着いて避難生活を過ごせそうで、本当に良かったです」
避難民1万人の人達が、ある程度、安心して暮らせる環境が
ラステル市の東側に出来上がり、
その後、避難民の皆さんも、無事、そこへ到着。
それぞれの部屋の割り当てまで完了して、ようやく一段落。
途中、ラステル市以外の町に避難したい人達を、召喚獣で送ったりして、
あのグリムガルドの城塞戦から3日後、何とか、今回の避難民大作戦が
完了した感じだった。
そしてオレは、ヘイワード市長や住民の皆さんと別れ、
ラステルの街を後にして、ノース・ゲート砦の南にあるアイゼン市へ向かうところだった。
アイゼン市に向かう前、一度、アウレリアさんと連絡を取りたかったんだけど、
ラステルからアイゼンまでは100キロメートル以上の距離が有り、
中継機なしで、彼女と通信することは出来ない。
そして、これから中継機を配備するくらいなら、
そのままワイバーンで飛んでいった方が早い・・・
そう思ったので、そのままアイゼン市に向かう事にしたんだ。
でも・・・
1時間後にアイゼンの街に到着したら、シルヴェイン子爵軍を含め、全軍がもぬけの殻。
一昨日の夕方、ノース・ゲート砦に向けて、出発して行ったそうなんだ。
そんな訳で、オレは再びワイバーンに乗って、北の砦に向かう事にしたんだ。
「これは・・・酷い」
ワイバーンで10分ほど飛ぶと、ノース・ゲート砦が見えて来る。
ただ・・・
その手前の広大なエリアでは、一方的な殺戮が行われていた。
大型の魔物に追い回されるアステリア王国軍の兵士達。
あれは召喚獣?
恐らくS級だろう。
しかも、3体居る。
更に、逃げ惑う兵達に対し、地上で攻撃を仕掛けるアンデッド達。
アステリア王国軍の前線は総崩れ状態。
何れにしても、まずはアウレリアさんが心配だ。
「アウレリアさん、今どの辺に居ますか!」
オレは通信機を使って、彼女に話しかけていく。
「・・・レオンか!お前こそ、今どこにいる!?」
「オレは今、ノース・ゲートの南、約2キロメートル付近の空を飛んでいます。」
「であれば、私はその近くにいる・・・あっ、お前の乗るワイバーンが見えたぞ」
アウレリアさんと連絡を取ってみると、思いの外、オレ達は近くに居ることが分かったんだ。
なので、まずオレは、彼女と合流することを第一優先とした。
「アウレリアさん、お疲れ様です。
ケガは有りませんか!?」
「あぁ、レオン、私は大丈夫だ。
御覧の通り、今回は後方に配置されていたからな。
それより、前線の状況がイマイチ掴めないのだが、どうなっているか分かるか?」
「はい、どうやら、S級モンスター3体とアンデッドにやられて、前線は混乱状態みたいです」
「・・・そうか。ヴォルガルド軍はS級モンスターまで召喚出来るとはな」
「ざっと見た限りですけど、1体は飛行系のドラゴン、
もう一体は、サイクロプスの更にデッカイヤツっぽくて、
もう一体は頭が3つある犬みたいに見えたんですけど・・・」
「頭が3つの犬って、ケルベロスじゃないのか?」
「でも、20メートル位あったんですよね。
ケルベロスって、そんなにデッカイものなんですか?」
「ケルベロスの亜種か、ボスクラスなのかもしれないな」
「なるほど」
結局、今回のノース・ゲート砦攻略戦は、
アステリア王国軍が一旦撤退する形となってしまう。
アウレリアさんの話だと、一昨日の夜から昨日に掛けて、
アステリア軍は繰り返し、ノース・ゲート砦への攻撃を仕掛けて来たみたいなんだけど、
敵の遠隔攻撃やイーグル隊の急襲によって、ことごとく返り討ちに遭ってしまったそうだ。
そして今日も、朝から再び攻撃を行ってきたけれど上手く行かず、
痺れを切らした王都の騎士団長さんが、全軍に突撃命令を下して、
順次、石橋を渡り始めたところで、敵の遠隔攻撃を食らってしまったそうだ。
石橋の上を盾で防ぎながら進軍・・・
そんな算段で突撃したみたいなんだけど、
敵から雷魔法を連発して撃ち込まれ、盾で防いでも感電して、全然ダメだったらしい。
その上で、S級モンスターやアンデッドなどからの猛攻も受けて、
今の総崩れの状態になってしまったようだ。
今回の軍の前線は、殆どが王都からの援軍と、グリム辺境伯軍のようで、
エルフォード辺境伯軍、そしてシルヴェイン子爵軍は、
一番しんがりに配置されていたそうだ。
けど、結果的に、そのお陰で、アウレリアさん達シルヴェイン子爵軍は
今のところ全くの無傷。
逆に、大きな反撃を食らってしまったのは、その殆どが王都からの援軍だったようだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
最前線のノース・ゲート砦に向かったレオンは、
アステリア王国軍の劣勢を見せつけられてしまいましたね。
果たして今後、彼らはノース・ゲート砦を取り戻すことが出来るのでしょうか・・・
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




