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ヴォルガルド軍が領都グリムガルドに到着・・・グリムガルドは風前の灯!?

【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


グリーン・ウッドの街に侵攻してきたヴォルガルド軍を撃退したレオンですが、

今度は、グリム辺境伯領に援軍として出ているアウレリアさんと合流します。

そして領都グリムガルドへ侵攻を開始したヴォルガルド軍の偵察を買って出るのですが、

ヴォルガルド軍の動きはとても速いようで・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

【視点変更】 ブランデル・グリム辺境伯 (古臭い武人 44歳男性)


「ヴォルガルド軍は、夜も進軍を止めていないのだな?サファイア隊長」

「はい、たった今、斥候隊から、そのような情報が入りました」


「そうか・・・」


シルヴェイン子爵の予想通りとなってしまったか。

斥候部隊長のミーナ・サファイアの報告に、私は苦々しい思いをする。

ただ、それは彼女が悪いわけではない。

私も理解している。


ノース・ゲート砦を失った私は、少し、慎重になり過ぎていたのかもしれない。

イーグル隊やアンデッド召喚という、一風変わった戦術に対処しきれず、

現状の打開策も見いだせなかった。

なので、王都からの援軍に縋る思いが強すぎたのだろう。


若い頃の私だったら、敗北など考えず、

強引に敵に突っ込んでいたんだろうが・・・


「私も歳を取ってしまったものだな」

「ブランデル様、決して、そのようなことは・・・」


「まあ良い。

で、サファイア隊長、敵のイーグル隊やネクロマンサーとやらは、

どの位の数、存在しているか?それが分かるか?」


「ブランデル様、申し訳ありません。

斥候部隊も、敵軍になかなか近づくことが出来ず、

そこまでは把握出来ておりません」


「・・・そうか。では、引き続き、その辺りを重点的に調査を進めてくれ」

「承知しました」


王都からの援軍の到着は明日。

しかも、明日の何時になるかはまだ分からない。


そこから領都グリムガルドへ進軍したとして・・・

クラウス(騎士団長)・・・すまぬが、グリムガルドの防衛、頼んだぞ。

我々が駆けつけるまで、何とかグリムガルドを守り切ってくれ・・・



【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)


その後、オレはヴォルガルド軍の監視を続けたんだけど、

彼らの進軍は夜中になっても止まることが無く、

その旨を、改めて通信機でアウレリアさんに報告していく。


アウレリアさんの反応は、さすがにちょっと暗かったんだよね。


そして、14歳のオレは、かなり眠くなってきたので、

敵軍に見つからない距離を取って、一人寂しく野営をすることにしたんだ。


もちろん、ホーリー・ドームで結界を張った上、

リアルタイムの全方位知覚魔法を掛けて・・・


でも、あまりに寂し過ぎたんで、オレは4精霊を召喚することにしたんだ。

もちろん、オレの護衛が一番の目的だけど、彼らは話し相手にもなってくれるから。


「では主よ、我々は、空が明るくなるまで、周囲を警戒して、明るくなったら

主殿を起こせば良いのですな?」


オレの説明を確認するように、ナイトが任務内容を反復してくれる。


「うん、お願いできるかな?」

「勿論、お安い御用です」


「オレが眠っても、みんな消えないよね?」


「はい、レオン様。私達はレオン様から召喚を解除されるか、レオン様のMPが尽きるまで

消えたりすることはありません」


「そう、よかった。

その辺って、結構曖昧だったから、直接その言葉を聞けて安心したよ」


4精霊の中で、ヒーラーは唯一女性のような見た目と言葉遣いだったんだけど、

彼女に聞くと、彼らに性別っていう概念は無いらしい。


敢えて人間に例えると "女性に近い"ってことだった。


「じゃあレオン殿、アナタが眠っている間、私達が守っておいてあげますから、

まあ、安心してお眠りなさい」


「うん、助かるよアーチャー」


「まあ、何かあったら、レオンのことを叩き起こしてやるがな。ガハハハハ」

「うん、それはお願い、キャスター」


ということで、オレはテントの中に入って、取り敢えず、安心して眠ることが出来たんだ。

こういう時、話し相手が居ると、思いの外、心強いものだよね。



そして翌朝・・・


「お~い、レオン、そろそろ朝だぞ~!」

「んん・・・」


いつもは、かなり朝に弱いオレ。

でも、この日はやっぱり緊張感が有ったためか、

キャスターのひと声で、直ぐに起きることが出来たんだ。


「オレが寝ている間、何もなかった?」

「あぁ、近づいてくる魔物が何体か居たが、全部追い払っておいてやったぜ」


「おぉ、ありがとう!」


そうやって目覚めた後、オレは軽く朝ごはんを食べて、

そのまま監視を再開したんだ。



ヴァジュラ・イーグルに再び乗って、ヴォルガルド軍を追いかけてみたら、

敵軍はもう、領都グリムガルドの目前・・・

そこで、軍は休憩を入れているようだった。


多分、この休憩が終わったら、攻撃開始なんだろうなぁ・・・

もちろん、グリムガルドの防衛軍は、この進軍のことを判っているはず。


ただ・・・

ネクロマンサーや召喚士の部隊について、どこまで情報が入っているかは不明だ。


オレがグリムガルドの街に入って、防衛軍の指揮官の人に話をしたら良いんだろうけど、

こんな早朝から、しかも戦闘開始直前で、街の門は開いていないし、

魔物に乗って、空から街に入っていったら、ヴォルガルド軍に間違えられそう。


それに何より・・・

アウレリアさんから、

「危険なのでレオンは領都に入ってはダメだ!」

そう釘を刺されていたんだよね。


あくまで、戦争は軍に任せろ・・・

ってことみたい。

どういう結果になっても。


それに、家を出てくるときに、父さんや母さん、そして、じいちゃんからも、

絶対に戦闘に加わっちゃダメ・・・って、キツく言われちゃったしなぁ。



とりあえず、アウレリアさんに連絡を取りたかったんだけど、

ここからアイゼンまでは結構離れていて、通信機の電波は届かないので、

例の中継機となる魔石をヴァジュラ・イーグル背負わせて、中継地点に向かわせて、

オレは何とか、アウレリアさんに連絡を取ってみたんだ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


動きの鈍いグリム辺境伯に対し、ヴォルガルド軍の動きは素早く、

あっと言う間に領都グリムガルドへ侵攻してしまったようです。

そんな様子を召喚獣の上から見つめていくレオンですが、

果たしてグリムガルドの街は、ヴォルガルド軍を退けることが

出来るのでしょうか?


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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