アウレリアさんに合流!オレ、ヴォルガルド軍の監視を開始するよ!
【毎日2回投稿 朝7時と夜21時10分!】
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
グリーン・ウッドの街に侵攻してきたヴォルガルド軍を撃退したレオンですが、
今度はノース・ゲート砦を奪われたグリム辺境伯領へ
援軍として出ているアウレリアさんの元へ向かいます。
そして無事、彼女と合流しますが、戦況は余り思わしく無いようで・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
「お疲れ様です、アウレリアさん」
「レオン、来てくれたのか!」
「はい、来ちゃいました(笑)
それで、状況はどうですか?」
「ああ・・・正直、あまり芳しく無いな・・・」
いつも自信に満ちたアウレリアさんの、やや暗い表情。
どうも状況は良くないようだ。
そして、その後、オレはアウレリアさんの宿舎に案内されて、
現在の戦況について説明を受けたんだ。
「ホントに厳しい状況みたいですね。
先行して領都グリムガルドに向かったヴォルガルド軍に対して、
グリムガルドの防衛軍が、どこまで持ち堪えられるか?
この辺りがポイントとなりそうですけど・・・」
「レオンがヴォルガルド軍だったら、グリムガルドをどう攻める?」
「そうですね、今まで見てきたヴォルガルド軍の手駒で考えると、
まず、ネクロマンサーによるアンデッド召喚と転送・・・
これでグリムガルドの内部を引っ掻き回して、
そこからイーグル部隊で空からも襲撃。
混乱に乗じて外壁の門を開けて、地上軍が門内へ突入・・・
そんな感じでしょうかね」
「あぁ、私の意見も全く同じだ。
そうなると、明日、王都からの援軍が到着して、そこから我々が追いかけても・・・」
「グリムガルドの防衛軍が頑張ってくれることに期待・・・ですかね」
どうも、この先の明るい展望が見えてこないんだよなぁ。
「もし、アウレリアさんが動きづらいようでしたら、オレが召喚獣に乗って
ヴォルガルド軍を監視しながら通信機で報告しますけど?」
「危険ではないか?敵に気づかれて遠隔攻撃でもされたら・・・」
「ははは、大丈夫ですよ。
魔法や矢が届かない高度から、望遠鏡を使って監視しますし。
それにオレ、最近、召喚獣が見る視界と、同期を取ることが出来るようになったので」
「ほぉ~、そんな事まで出来るのか?
じゃあ、レオンは高い所で飛びながら、
別の召喚獣に低空で偵察させることも出来るということだな?」
「そうなんですよ!すごいでしょ?」
「ああ、最高の偵察隊だぞ!」
ということで、オレはヴァジュラ・イーグルに乗って、
西に進軍中のヴォルガルド軍の偵察に向かうことにした。
ノース・ゲートの砦から、領都グリムガルドまでは、真っすぐな1本道が走っていて、
両者の距離は大体40キロメートルほどらしい。
そして軍の進軍速度だけど、普通の人の歩く速度が時速4~5キロメートルだけど、
数万の兵となると、その半分くらいになるらしい。
大体15~20時間くらい?
今は、午前中。
彼らが夜通し進軍するかは分からないけど、明日の早い時間には
敵軍がグリムガルドに到着しちゃいそう。
対するグリム辺境伯軍は、明日到着予定の援軍を待ってからの出陣。
そうなると、領都グリムガルドへの到着は2日後か3日後??
「う~ん、間に合うのかなぁ」
単純に、そう思ってしまうんだ。
「アウレリアさん、聞こえますか~?」
「あぁ、聞こえるぞ、レオン」
「現在、ヴォルガルド軍はノース・ゲート砦の西、大体5キロメートル付近を進軍中です」
「そうか、ポイントは夜も進軍するかどうか?だな。」
「そうですね。空から見ていると、思ったよりも移動速度が速いので、
夜も進軍したら、恐らく明日の明け方前には領都に到着すると思います。
そうなったら、グリム辺境伯軍との進軍の差が大きく付くことになりますよね」
「そうか・・・
敵は急いでグリムガルドに向かいたいから、持ち運ぶ兵糧などを最低限にして、
移動速度を速めているのかもしれないな。
援軍が到着するまで、グリムガルドが何とか持ち堪えてくれれば良いのだが・・・」
2人で話す限り、両者の見解は一致。
でも・・・
武人として知られるグリム辺境伯の判断は、
鈍いとしか思えないんだ。
やっぱりノース・ゲート砦をアッサリ奪われてしまったことが、
辺境伯の判断力に、影響を与えてしまったのかなぁ・・・
いずれにしてもオレは、今夜、彼らが進軍を続けるのか?
継続して監視し、更に、もう1体の召喚獣と、ビジョン・シンクの魔法で視界を同期して、
より敵軍の近くから、軍の状況を調べていくことにした。
2体目のイーグルから見るヴォルガルド軍。
大量の歩兵の中に、所々馬に乗った偉そうな感じの人達が居る。
司令官とか、指揮官とか、そんな人達なのかな?
そして侵攻軍の中央に、黒いローブを纏った "いかにも"って感じの集団。
しかも結構な数なんだ。
「う~ん、これがネクロマンサー部隊かぁ~。
結構、人数が多いなぁ・・・
50・・・80・・・100人くらい居るかも?」
そして更に、そこから少し離れた後ろには、
多分、召喚士部隊と思われる集団も居る。
こちらは500人位?パッと見なので、正確な数は分かんないけど、
ウルフとか馬とか、思い思いの召喚獣に乗っていて派手だから、
何かひと目で分かるんだ。
「ん、ヤバい!」
オレの放った2体目のストーム・イーグルを、彼らに近づけ過ぎたせいか、
イーグル隊の召喚士に気づかれてしまったみたいだ。
召喚士達が、こちら(のイーグル)を見ながら、
向こうも3体ほどのイーグルを放ってきたんだ。
「逃げないと!」
でも、ここで一番大切なのは、上空で待機しているオレの存在に気づかせない事。
なので、2体目のイーグルを、全く別の方向に逃がすことにしたんだ。
因みに、ストーム・イーグルはC級。
オレが今乗っているB級のヴァジュラ・イーグルの半分くらいのサイズなんだけど、
その分、戦闘力も下がる。
向こうのイーグルも、パッと見て同じストーム・イーグルっぽいんだけど、
流石に3体まとめて襲い掛かってきたら堪らない。
結局、全然違う方向に10分ほど逃げ回った挙句、
オレのストーム・イーグルは倒されてしまったんだ。
まあ、また直ぐに出せるんだけどね。
取り敢えず、敵軍に警戒されるとやり辛くなるので、
オレは暫らくの間、かなりの上空から、
遠目にヴォルガルド軍を監視することだけに注力したんだ。
「そうか、夜になっても、ヤツラは進軍を止めないか」
「そうですね。このまま領都に着くまで、休まない可能性が高そうです」
「分かった、すまないが、もうしばらく、そのまま監視を続けてくれ」
「了解!」
そういえば、イーグルって夜目が効くのか不安だったんだけど、
一応、暗くなっても、ちゃんと飛んでくれるし、視界も良好!
何とか大丈夫そうだ。
まあ暗くなった方が、オレが敵から見つかり辛くなるので、
そのほうが好都合なんだよね。
にしても、空から偵察って、結構大変なんだよなぁ。
お腹は空くし、トイレには行きたくなるし・・・
なのでオレ、敵軍からかなり離れた場所に一旦着陸して、
少し休憩を取る事にしたんだ。
「ホーリー・ドーム!」
休憩中、魔物に襲われないように結界を張って、索敵も掛けて、
更にリアルタイムで魔物の動きが分かる、全方位知覚のスキルも発動させて・・・
まあ、こういう時って、臆病なくらいのほうが良いんだよね。
そんな感じで、オレは夕飯と休憩を取って行くことにした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
動きの鈍いグリム辺境伯軍に対し、ヴォルガルド軍の動きは迅速なようです。
ノース・ゲート砦を奪い獲った後、今度は辺境伯領の領都グリムガルドへの侵攻を開始。
そんな軍の状況を偵察していくレオンですが、偵察の仕事も結構大変なようですね。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




