グリーン・ウッドの街に今度は突如アンデッドが襲来!こいつら一体どこから!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
ある日突如アステリア王国に侵攻してきた東の隣国ヴォルガルド王国。
アステリア王国は北東部のノース・ゲート砦を奪われ、更にそこから
グリーン・ウッドの街への侵攻も掛けてきました。
まずはヴォルガルド軍の飛行隊を撃退したレオンですが、
敵軍の攻撃はまだまだ続きます。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
【視点変更】 カスパー・フェルゼン (ヴォルガルド王国軍 副司令 29歳男性)
あれは、一体なんだ?
突如現れた大きな魔物に、我がイーグル隊が次々と堕とされているように見えるが・・・
「誰か、状況を説明しろ!」
「申し上げます!フェルゼン副司令、只今、先行した連絡部隊から報告が入り、
イーグル隊が、敵の反撃を食らって全滅したとのことです」
「はぁ、敵の反撃!? 何をバカなことを言っている!?
こんな田舎町の兵力を相手に、どうやったらイーグル隊が全滅出来るというのか!?」
「はっ、向こうも飛行系の召喚獣を呼び出し、イーグル隊を迎撃したとの事です」
「あのデカイ魔物がそうだというのか!?」
この報告を聞いて、俺はハッとした。
ということであれば、あの噂は本当だったのではないか・・・と。
「あの英雄が・・・この街に住んでいるという噂は本当だったか・・・
ヴェイン司教、この件、どう考える?」
「フェルゼン殿、そうですな、あのデューク・ウォーカーめが、
この街に住んでいるという噂は本当かもしれませんな。
だが、あの男も既に60歳間近。
流石に、全盛期の力を発揮するのは難しいことでしょう。
あれだけの魔獣を召喚してきたのです、そろそろMPも持ちますまい。
なので、ここは我々の部隊が奇襲を掛けますので、
フェルゼン殿は事前の作戦通りに・・・」
「分かった、ヴェイン司教。では準備の方を頼む」
「承知しました」
クソッ!こんな田舎町、当初の予定では、イーグル隊で奇襲をかけて混乱させ、
そこへ、ヴェイン司教の隊と、我々の歩兵隊が力押しで落とせると踏んでいたのだが・・・
完全に予定が狂ってしまった。
まあいい、両者の兵数を考えれば、まだ明らかに我々が圧倒的優位。
まずはヴェイン司教に引っ掻き回させ、そして我々が・・・
【視点変更】 レオン・ウォーカー (主人公)
「敵主力、歩兵隊、動きました!」
「なにっ!?」
物見の声に、団長のエスタさんが驚きの声を上げる。
やはり、団長さん、副団長さんの見解としても、
敵の歩兵は、一旦、動きを止めると考えていたようだ。
けど実際には、ルミナ湖の向こう側から、3000と言われる兵の集団が見えてきたんだ。
「へっ、性懲りもなく、やってきやがったな」
最初、門の手前で待機していた父さんたち冒険者も、
全く出番がないため、いつの間にか皆、
外壁の上に登ってきてしまっていたんだよね。
まあ、敵の様子も気になるだろうし、気持ちは分かるけど。
「そういえばレオン、あの歩兵たちにトラップを仕掛けてあるんだって?」
「うん、湖の北と南の畔にね。上手く彼らの足止めが出来ると良いんだけど・・・」
あのトラップは、所詮、一時的な足止め程度のもの。
最終的には、敵の歩兵がこの外壁まで辿り着くのは時間の問題だと思うんだ。
そうしたら、銃撃隊や弓術隊で叩くか、それとも召喚獣を出すか・・・
"カンカンカンカンッ!"
「えっ!?」
「何ごとだっ!」
突然!
街の中心部から、警鐘が鳴り出す。
オレや団長さん、そしてこの場にいるみんなが、瞬時にそちらの方を振り向いた。
「ぐぁっ!なんだコイツらは!」
「街だ、街を守れぇーっ!」
「アンデッドの集団だぁ!」
街の外壁から見下ろす形で、街に視線を移したオレ達は、
予想もしない光景を目の当たりにした。
なんと街中に、アンデッドの魔物が、何十体も徘徊していたんだ。
「なにこれ・・・」
予想外の事態に驚くオレ。
でも一方・・・・
「剣術隊!第1~第5部隊は下に降りて、アンデッドを撃破せよ!
第6部隊、銃撃隊、弓術隊は外壁の上で待機!
敵の歩兵の侵攻に備えよ!」
「ハッ!」
流石は騎士団長のエスタさん!
やや動揺気味だったオレとは違い、
瞬時に状況を見て、団員達に指示を出していく。
「ここにいる冒険者達、俺達も下に降りて、アンデッドをせん滅していくぞ!」
「オーーッ!!」
更に、ギルド長ガリックさんの掛け声で、外壁に上がっていた冒険者達が
ようやく巡ってきた出番とばかりに、下へ駆け降りて行く。
一応、オレも冒険者なんだけど、ガリックさんの指示で、外壁の上に留まることにした。
歩兵に対するトラップの効果などを確かめないといけないし、
召喚獣の出番があるかもしれない。
【視点変更】 セーラ (ルミナス・トリニティー 魔法剣アタッカー)
なんか今日は、ヴォルガルド王国とかいう隣の国が、
グリーン・ウッドに攻めて来るって言うから、私、朝からワクワクしてたんだけど、
彼らのイーグル隊は、レオンの召喚獣や
レオンが作ったっていう銃を持った騎士団が、あっさりと倒してしまって、
私、すっごく暇だったの。
この後、歩兵が3000人やって来るって言うので、ちょっとだけ期待していたんだけど、
そんなところへ、いきなり背後の街にアンデッド??
この魔物、一体どこから出て来たのかしら。
まあいいわ!
どうせコイツらは、私に倒されるだけの雑魚キャラ!
どこから来ようと関係ないわ!
「セーラちゃん、右の方のアンデッドをお願い!」
「わかったわ、父さん!ノエル、行くわよ」
「OK!」
「一匹!・・・二匹!・・・三匹!」
ノエルがアンデッドの攻撃を防ぎ、私が仕留めていく。
何だかんだ、この子、頼りになるのよね。
いつの間にか、私よりも大きく成ってるし、
タンクとして、将来、結構大物になるんじゃないかしら?
まあ、私は将来、英雄になる予定だから、
そのお供くらいには、してあげても良いわ。
それにしても、このアンデッド、そこそこ強い。
今まで、倒して来た魔物の感覚でいうと、B級くらいの強さは有りそう。
だけどね。
今の私たちに、B級モンスターなんて相手じゃないわ。
もちろん、レオンが居たら、S級だって相手じゃないんだけどね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
グリーン・ウッドの街に侵攻してきたヴォルガルド軍ですが、
飛行隊がレオンによって撃墜された後、
今度はアンデッドを使って街を襲ってきましたね。
そんなアンデッドを迎え撃つ、街の兵や冒険者達。
彼らは果たして、無事、街を守り抜くことが出来るのでしょうか。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




