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総ギルド長の奥さんへの呪いは解決できる!?オレの鑑定スキルは特別だよ!

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


国王陛下との初めての謁見に召されたレオンでしたが、

領主アウレリアさん、じいちゃん、総ギルド長オスカーさんの3人も

同行してくれたこともあり、和やかな雰囲気の中、謁見を終えることになります。

そしてその夜は、オスカーさんの家に泊めてもらう事になりますが、

奥さんのメイリンさんが長い間、呪いを受けて苦しんでいる事を知ります。

その姿を見たレオンは、呪い解除に乗り出していくことに・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

オレの鑑定スキルって、今まで状態異常の解決法なんかを診れたりしてたので、

もしかしたら・・・って思ったんだ。


「ただ、レオン、頼む。

もしかしたら・・・ということもある。

確かにレオンだったら、何か良い解決方法を見出せるのでは‥‥

そんな可能性を感じてしまうんだ」


オスカーさんの悲しそうな顔。

こんなオスカーさん、今まで、見たことが無かった。


「じゃあ、ちょっとだけ、診てみます」

「ありがとう」


「ステータス・オープン」


過去にじいちゃんまで、鑑定している・・・

そうなると、オレが診ても仕方がないのかも。

そんな思いを抱きながらも、念のため、オレはステータスを確認してみたんだ。



ステータス表示の一番下・・・

確かに「呪い」の文字が表示されている。

じゃあ、この文字をタッチして、詳細情報が出てこないのか。

オレは念のため、試してみることにした。


「タッチ・・・」

すると・・・


【呪い】 闇の刻蝕紋(こくしょくもん)

徐々に体に黒いアザが広がっていき、アザが体表の9割を覆うと死に至る。

解呪方法:

体の治癒力を高める"リジェネレイト"の効果中に "ディスペル"で呪いを打ち消す。

最後にフル・ヒールで全身のアザを消去する。


「オスカーさん、じいちゃん、メイリンさんのステータスを見たら、

解呪方法が書かれているんですけど・・・」


『何だってっ!!』


オレは直ぐに、その解呪方法を読み上げていく。


「なんてことだ・・・」

「私が・・・私がやってみよう!」


こんなに興奮するじいちゃんの姿を見るのは、本当に初めてだった。

それに、オスカーさんも・・・


そして、その後、じいちゃんが、メイリンさんの横たわるベッドに脇に立ち、

オレが伝えた光魔法を、順番に掛けて行ったんだ。



最初にリジェネレイトという、体の自然治癒力を高めていく魔法を発動し、

その効果中にディスペルというデバフを打ち消すための魔法を放っていく。

通常、呪いの解除は"カーズナ"という魔法が使われるんだけど、

今回は、どうもそうじゃないみたい。

この時点で、オレが見ているステータス画面からは "呪い"の文字が消えていくんだけど、

ただ、メイリンさんの体には黒いアザが残ったまま。


恐らく、これを放置しておくと、再び呪いの効果が戻ってしまうんだろう。

なので最後に、フルヒールで、体のアザを完全に取り除いていくことになった。



「何という事だ・・・」

オスカーさんの目から、涙がボロボロと溢れている。

じいちゃんは、自分で魔法を掛け終えて、メイリンさんの変化に茫然自失。


そしてメイリンさんは、やせ細っていた体中の皮膚にハリが戻って行き、

更には、真っ白だった髪の毛にも、元の色艶が戻って行ったんだ。


ただ、オレはまだ油断できないと思い、彼女のステータス画面を注視し続けた。


30分後・・・

再びメイリンさんのステータスをチェックしてみたけど、

呪いの文字は表示されていなかった。


「本当に・・・本当に治ったのね?・・・私」


「あぁ、メイリン、治った・・・治ったんだよ、メイリン!

レオン、本当にありがとう!

お前には何とお礼を言っていいのか・・・」


「えっ、でも、実際に治したのは、じいちゃんだから・・・」


「いや、重要なのは、メイリンの呪いの解呪法だ。

私の鑑定では、そこまで分からなかった。

レオンの鑑定スキルは、本当にすごいな」


「ありがとう!じいちゃんに褒められると、何か照れちゃうなぁ」

ハハハハッ!


じいちゃんに面と向かって褒められると、何かちょっと照れくさいんだよなぁ。



そして、この日の夜は、4人で楽しく夕食を食べ、

じいちゃんとオスカーさん、そしてメイリンさんは、

かなりの量のお酒を飲んでいった。


メイリンさんは、長い間、お酒を飲んでいなかったらしいけど、

この日、久しぶりの美酒に酔いしれていた。


なんでも、メイリンさんって、

若い頃は、初代 "金色のラグナロク"の中で、一番の酒豪だったらしいんだ。

ちょっと意外だよね。


メイリンさん曰く、

「みんな、お酒が弱すぎなのよ~っ」

だってさ。



「ねえ、じいちゃん、初代 "金色のラグナロク"のもう1人のメンバーって誰なの?」


色々と3人の話を聞いていると、どうも初代はメンバーが4人だったらしい。

ただ、4人目の人がどういった人物なのか? イマイチ分からなかったんだ。

もしかして、もう、亡くなっちゃった人なのかな?



「その人は、パーティーのリーダーで、かつて "勇者"と呼ばれた人なんだ」


「え、"金色のラグナロク" って勇者パーティーだったの?」

「まあ、そういう時期もあったな」


そうなんだぁ~。

じゃあ、その勇者って人は、転生モノ的に言うと、

勇者召喚された地球人?・・・だったりして。

まあ、まさかね(笑)


ただ、その人の事を、3人はあまり深く語ろうとしなかったので、

オレもそれ以上、深く聞くのは止めた。


何れにしても、その夜は、オレも結構遅くまで付き合って、

4人で楽しく時を過ごしていったんだ。




そして翌朝・・・


「レオン君、本当にアナタにはお世話になったわ。

もう、お礼の言いようがないくらいよ」


「メイリンさんが治って、本当に良かったです」


「本当だ、レオン。もしデュークが了承するなら、

私はお前を、今直ぐにでもS級冒険者にしたいくらいだ!」


「オスカー、バカな事を言っちゃダメだ。

物事には、順序というものがあってだな・・・」


どうも、オスカーさんとじいちゃんの会話をずっと聞いていると、

イケイケなオスカーさんに対し、それを諫めるじいちゃん・・・

そんな感じなんだよねぇ。

昔、パーティーで一緒だった頃から、そうなのかな?

その当時の風景が、何となく、オレの頭の中に浮かんで来ちゃうんだよなぁ・・・


そして、メイリンさんのステータスを、朝一番にも再チェック。

でも呪いは復活していなかったので、多分、この件は無事解決したんだと思う。

オレは安心して、グリーン・ウッドの街へ戻ることが出来たんだ。



「デューク殿、それにレオンも・・・・

何か良い事でもありましたか?」


帰りのドラゴンの上で、アウレリアさんが、オレ達の明るい表情を見て、

何か感じるところがあったようだ。


「ええ、とっても良いことがありましたよ!」


って感じで、詳細は誤魔化しちゃったんだけどね。

アウレリアさん、もっと突っ込んで聞きたそうだったけど、

じいちゃんの手前、その気持ちをグッと堪えたみたい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


長年、呪いに苦しんでいたオスカーさんの妻メイリンさんでしたが、

彼女の呪いの解除方法を、レオンはアッサリと解明してしまいます。

そんな彼の能力に驚愕の3英雄たち。

それにしても、レオンの鑑定スキルは本当に驚異的ですよね。


そして次回からは、新展開となります。

一体、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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