領主様に呼ばれて話したら、どうやらとんでもないことになりそうです・・・
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
通信機を開発した後、その製品化の話などがもたらされましたが、
レオンはやや慎重な姿勢の模様。
その理由は、戦争利用などの懸念によるものでした。
そんな中 彼は、街にやって来た領主のアウレリアさんに呼ばれていきます。
今回は、一体どういった用件なのでしょうね。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
そして、そんな事があった数日後・・・
領主のアウレリアさんがグリーン・ウッドにやって来た。
それを聞いて、オレはつい身構えてしまう。
今度は一体、何の件だろう・・・と。
市長のセシルさんから、その懸念の1つである通信機で連絡が入り、
オレはすぐ来賓館へ向かう事になった。
「やあ、レオン、わざわざ済まないな」
「こんにちは、アウレリアさん。今回はどういったご用件ですか?」
「ふふふ、そう警戒しなくてもいいだろう?」
「ははは、そう言う風に見えますか?」
「ああ、バッチリな」
通された部屋には市長のセシルさん、
ギルド長のガリックさん、騎士団長のエスタさんがいた。
一体、今日は何の話をするつもりなのかな?
「実はな、レオン。国王陛下から、レオンを王都へ連れてきて欲しい・・・
そう頼まれてな。」
正直、予想外の言葉。
って言うかオレ、もっと警戒していたほうが良かったかも・・・
「国王陛下が・・・オレに、どういった御用なんですかね?」
「申し訳ないが、それは私にもわからん」
う~ん、銃を売れとか通信機を作れ・・・とかだったら、ホントに困るなぁ。
まあ、通信機は最近出来たばかりだから、まだ、国王の耳には届いていないと思う。
いずれにしても、逃げたい・・・
どうしよう。。
「あの~?」
「なんだ?」
「断るって・・・ダメですかね?」
「・・・・」
「レオン君・・・国王陛下からのお召しは、断る事ができないの。
たとえ冒険者であってもね。」
「そうなんですね」
"たとえ冒険者であっても・・・"
実はこの間、じいちゃんから聞いたんだけど、
この国は、冒険者が優遇されている国で、
たとえ国王陛下であっても、本人の意志に背いて、
冒険者を勝手に貴族に取り立てたりすることは出来ない・・・
そんな法があるらしい。
以前、アウレリアさんが、オレをこの街の市長に仕立てようとした事が有ったけど、
あの時も、オレの意志なしに、無理矢理、市長にすることは、ダメなんだそうだ。
オレ、後からそれを知ったんだよね。
その理由なんだけど、このアステリア王国が元々、
冒険者によって設立された国だということが、影響しているらしいんだ。
とはいえ、国王の呼び出しまで拒否することは、さすがにNGっぽいんだよなぁ。。
「そうなると、アウレリアさん、いつ出発するんですか?」
「明日の朝一だ。」
「・・・・」
「レオンは召喚獣で飛べるんだったよな? それでいくぞ」
ということで、オレは翌朝、王都へ飛ぶことになったんだ。
「ねえ、オレ、明日、国王陛下に会いに行く事になっちゃったんだけど、
服とか何を着て行けば良いかな?」
「なにっ!? レオン、国王から声が掛かったのか?」
その日の夕食中、オレは家族にその話を切り出した。
なんか、自分一人で消化するには、ちょっと重すぎる話だったからだ。
「そうなんだよね、父さん。
今、領主のアウレリアさんが、この街に来てるでしょ?
どうも、その目的の一つが、オレにそれを伝える為らしいんだ。」
「へぇ~、レオンが国王になぁ~。
なんか、悪い噂でも王都で広がってんのか?」
「グレイ、そう言うのはやめなさい。
きっと、レオンの活躍を聞いて、一度、会ってみたくなったんだわ」
「いいなぁ~、兄ちゃん、国王に会うんだ~」
「ノエル、全然良くないよ~。オレ、さっきから、ずっと胃が痛くて~」
いつも以上に弱気なオレ。
ホント、マジで憂鬱すぎるんだ。
「レオン、明日の出発は何時だ?」
「じいちゃん、ええと、朝7時に来賓館にいるアウレリアさんの所に集合だって」
「そうか・・・じゃあ、私も一緒に行こう」
「えっ!いいの?」
「あぁ、そのほうが良いだろう」
「ありがとう!!」
いやぁ~!
その言葉に、オレは救われる思いがした。
じいちゃんが居てくれれば、ホントに百人力だもんね!
「じゃあ、親父、すまないが、レオンのこと頼むな」
「あぁ、わかった」
「お父さん、ホントに有難うございます」
ということで、思わぬ形で、オレに助け舟が出されたんだ。
そして翌朝・・・
「なんと!デューク殿も、ご一緒頂けるのですか!?」
「あぁ、すまんが、お邪魔させていただくとしよう」
「いえ、そのほうがレオンも安心でしょう。是非、お願いします」
ということで、じいちゃんの同行もOKとなった。
「じゃあレオン、お前の召喚獣で、一番速いヤツを出してくれ」
一番早いヤツ・・・
バハムートのスピードは全然分かんないし、
しかも、あんなバカでかいので移動したら、世界中が大パニックになる。。
あとは・・・
ワイバーンよりもレッド・ドラゴンのほうが速いんだけど、
ドラゴンで朝っぱらから国内の空を飛んでたら、
こっちも結構、大騒ぎにならないかな・・・
「多分、レッド・ドラゴンが一番早いと思うんですけど・・・」
「ほお、いいなそれ!」
「騒ぎになりません?」
「大丈夫だろう?」
なんかアウレリアさんって、セーラみたいだ。。
ということで・・・
「召喚【レッド】!」
"グギャオォォーーンッ!"
「おぉぉ~!凄いな、これ!レオン」
「レオン、これが、この間 言っていたヤツか」
「うん、S級のレッド・ドラゴン。多分、時速200キロメートル近く出ると思うよ、じいちゃん」
「私の心臓が止まらなければ良いがな、ハハハハ」
やっぱり、じいちゃんも召喚士。
召喚獣を見ると、気持ちがちょっと昂ってくるみたい(笑)
「じゃあ、行くか!」
ということで、アウレリアさんとじいちゃん、オレ、
そしてアウレリアさんの護衛のため、騎士団長のヴィクトリアさんと
団員の方3名が同乗することになったんだ。
あの氷の美女、ヴィクトリアさんも、流石にこのレッド・ドラゴンへ搭乗するとき、
眉毛をピクピクさせてたんだよね。
そして護衛の他の団員の3名は、足が震えるくらいビビってた(笑)
更には、街の方からは・・・
「またレオンの奴の仕業か!?」
なんて声が聞こえた気もする。
でも、今回ばかりは、ホントにオレのせいじゃないからね!
そしてレッド・ドラゴンは、上空を通過する街の人々を恐怖に陥れながら、
それでも、あっと言う間に王都へ到着したのだった。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
領主のアウレリアさんが街にやって来て、レオンを呼寄せた件ですが、
どうやら、レオンの国王陛下謁見の話のようですね。
国王陛下は、何故レオンとの謁見を求めてきたのでしょうね?
気になるところです。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




