緊急依頼が完了し家に戻ったオレ、でも領主様からあれを要望されて困った。。
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
行方不明となったC級冒険者の捜索依頼を終えたレオン達ですが、
ダンジョンの外に出てみると、周囲の森は火の海。
レオンはその原因となったドラゴンの討伐を行います。
無事にドラゴン退治を終えた彼らは、
一旦王都に戻って、ギルド本部で総ギルド長のオスカーに報告を行い、
家に戻りますが・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
ということで、この依頼の報告も全て完了した。
帰り際、オスカーさんは、オレ達3人に対して、
「今日、私の家に泊まっていかないかい?」
って誘ってくれたんだ。
とてもありがたい申し出だったんだけど、
「オレ達、今日泊まるって、両親にも、じいちゃんにも言ってないんです。
多分、心配しちゃうと思うので・・・」
ということで、今回は遠慮させて貰うことに。
その代わり、
「今度、じいちゃんを連れて遊びに来ますので、
その時は、是非、泊めてください!」
と、お願いしておいたんだ。
そして、ギルド本部を出ると・・・
「レオン、セーラ、ノエル、今日は本当に世話になったな。
でも、君たちに会えて、本当に良かったよ」
「こちらこそ、シルバー・グリフの皆さんと一緒で、
今日は本当に良かったです。
また、どこかで一緒に、お仕事しましょうね」
なんて会話を交わして、最後はガッチリ握手をして別れたんだ。
さて・・・
もう、すっかり日が傾き、今からグリーン・ウッドに帰ると
途中で日が沈んでしまいそうだ。
ということで・・・
オレ達は、ワイバーンの倍近い速度で飛ぶことができる
レッド・ドラゴンでグリーン・ウッドの街まで帰ることにした。
でもそれって、行きにワイバーンを"爬虫類っぽい"と拒んだはずの
セーラの要望(命令?)だったんだよね。
こっちの方が、もっと爬虫類っぽいだろ。。
それにしても、ドラゴンの姿を誰かに見られると、
絶対に、どこかの街でパニックが起きてしまいそうなんだけどなぁ・・・
なので、途中可能な限り、街の上空は避けて、飛ぶことにしたんだ。
ノエルとセーラ曰く、
「もう、だいぶん暗いから、絶対にバレないよ!」
だってさ。
そして、オレ達は街に着き、それぞれの家に戻って行った。
で、オレはというと・・・
「あぁーーっ!これだぁ!!」
自分の部屋に戻り、ようやく落ち着いたオレは、
自分自身のステータスを開いて確認してみたんだ。
すると・・・・・
「"意思疎通"・・・いつの間にこんなスキルが・・・」
そう、4精霊と会話できるようになった原因・・・
多分、このスキルがオレに追加されていたから。
思い当たるのは・・・
「そういえば、バハムートをじいちゃんから譲り受ける時、
そんなスキルを持っているとか言ってたよなぁ~」
どうやらバハムートと召喚契約した際、そのスキルを頂いちゃったらしい。
ただ、それによって、会話ができるようになったのは4精霊だけで、
ワイバーンやレッド・ドラゴン達とは、会話ができていない。
まあ、ドラゴンやワイバーンは、元々話ができないからだろうね。
ということで、4精霊との会話の謎は解けたのだった。
その数日後、オレは領主のアウレリアさんからの呼び出しを受けた。
オレ、また何か悪いことでもしたっけ??
「いやぁ、レオン、わざわざ済まないな。
本当は私がグリーン・ウッドに出向こうと思ったんだが、
レオンの場合、一瞬でこちらに来れるからな。
そのほうが、効率が良いと思ったんだ」
「アウレリアさん、全然大丈夫ですよ。
グリーン・ウッドからここまで、召喚獣で30分くらいですからね」
そんな挨拶から始まって行ったんだけど、
話の内容は、意外とヘビーだったんだ。
「なあレオン、セシルから話を聞いたんだが、
グリーン・ウッドの騎士団に、ライフル銃というものを作って配備したそうだな?」
来た来た・・・ついに来た。
いずれはバレるだろうと思ってたけど、思ったより早かったな。。
「アウレリアさん、結論から言います。ダメです!」
オレは、キッパリと断っていく。
「・・・初手から手厳しい回答だな。
一体、何がダメだと言うんだ?」
「領都の騎士団に配備したい。領内の各街に配備したい。量産したい。
その手のご要望には、一切応じられませんので。」
「ふむ・・・なるほどな。
で、その理由は?」
それ、わかってるでしょ。。
「この世界の均衡・・・それが変わる恐れがあります。だからです。」
「どう、変わると言うのだ?レオンの見解を聞かせて欲しいな」
「だって、あの銃が量産されて、例えば、戦争に使われたとします。
銃を持っているだけで、圧倒的に有利になりますよね。
今まで、魔法か精々弓でしか遠隔攻撃できなかったものが、
銃を持てば、誰でも、しかも確実に人を殺せます。
しかも、魔法や弓より射程距離が長く、遠い所から狙い撃ちできます。
そんなの、戦争自体を変えてしまいますよ。
戦争が変われば、国家間の力関係も変わっちゃうだろうし・・・
それに、例えば、銃が盗賊の手に入ったら・・・
銃を持っていない村や町は、直ぐに壊滅状態になるでしょう?
しかも、それは盗賊に限ったことじゃありません。
力で人を屈服させようと考える輩には、打って付けの武器なんです。
たとえ、魔法が使えなくても、力を持ててしまう。
とても、恐ろしい世の中になります。
そして、更に恐ろしいのは・・・」
「まだあるのか?」
「あの銃の技術を応用すると、もっと危険な武器を作れるんです。
それに気づく人が出てくると、とんでもない事になるかもしれません。」
「・・・・なるほどな。
レオンは、そんな恐ろしい武器を作ってしまったと。」
「・・・・」
改めて考えると、オレはこの世界で
銃を作るべきじゃなかったんじゃないか・・・
今更、そんなことを思ってしまう。
事前に色々考えていたはずだったんだけど。
けど、まだ今なら間に合うかもしれない。
全ての銃や弾丸を回収して、ひそかに破棄してしまえば・・・
「だがな、いずれ、この話が漏れて、例えば、国王などの耳に入ったら、
絶対に銃の提供を求めてくるぞ?」
「その時は・・・」
「その時は?」
「国を出ます、それしかないですよね。」
「・・・・」
「オレなら、それができると思います。
思い上がりでは無いはずですよ。
そして、家族を人質にとるつもりなら、家族も連れて出て行きます。」
「・・・・わかった。そこまで考えているのか。
いつも控えめなお前が、そこまで言うとはな。
ところでレオン、お前は本当に13歳なのか?」
「もうすぐ、14歳になりますよ?」
「いや、そういう問題では無いんだが・・・」
ということで、この話は、一旦保留となった。
アウレリアさんも、オレの考えを踏まえて、
一度、ちゃんと考えてみるそうだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
オスカーさんや、シルバー・グリフのメンバーと別れたレオンは
グリーン・ウッドの街に帰っていきます。
そして、自分のステータス画面を確認すると、
なぜ4精霊と急に話せるようになったのか? 分かったようですね。
一方、領主のアウレリアからは銃提供の要望がありますが、
ここは珍しく、レオンが自分の考えを押し通したようです。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




