森に現れたB級の魔物を倒したんだけど、今度はA級の魔物が現れちゃったよ!
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
街の騎士団にライフル銃を追加で納品し、
その訓練に立ち会う事になったレオン。
ディープ・フォレストの森の中で、弱い魔物を相手に、
模擬弾で訓練していたまでは良かったのですが、
突如、森の奥に強い魔物の反応が・・・
そのB級のミノタウロス3体を、何とか倒した銃撃隊でしたが、
今度は更に強い魔物が現れてしまったようです。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「どうした?レオン殿!?」
「さらに奥に・・・A級2体・・・ここからの距離は1キロメートル程。」
「なんだと!」
「これって・・・魔物の種類までは分かりません。初めて出会う魔物かも」
「・・・・」
「ただ、高さが10メートルくらい有りそうです。
取り敢えず、2体とも、今のところ止まったまま、動きは有りません。」
「レオン殿、銃撃隊でA級をやれると思うか?」
「う~ん、何れにしても、相手の正体が分からないと、なんとも・・・」
「そうか・・・銃撃隊!スコープで見て、確認できないか?」
「やってみます!」
ライフル銃の射程距離は、恐らく500メートルほど。
ただ、スコープは倍率が8倍ある。
木の陰で邪魔にならなければ、1キロメートルの距離は、
十分スコープで、認識可能だと思う。
そういえば今度、銃が無い人も遠くを見れる、
望遠鏡なんかも作った方が良いかな・・・
まあ、それは後の話しだ。
「ええと、チラッチラッとしか確認できませんが・・・」
「なんか、デッカイ巨人のように見えるな・・・」
「アイツ、棍棒を持っていないか?」
銃撃隊の人達から、そんな言葉が聞こえて来る。
「デッカイ巨人・・・・・棍棒・・・・・・トロールみたいな奴かな?」
オレは一人でブツブツと呟いていく。
「頭が見えるのであれば、再びヘッドショットで行けそうだな?」
「あ・・・あぁ、そうでした。そうですよね!」
ちょっと考え事をしていたオレだったけど、団長さんの指摘は的確だった。
「では銃撃隊、物音を立てないように、射程距離内まで移動!」
「はい!」
敵の姿を見つめながら、静かに移動を始めていく。
そして・・・射程距離に入っていく。
「再び2列に並んで構えろ!」
「了解!」
「敵が見えたら言え!」
「はい・・・・見えました!」
「撃てッ!」
"バンバンバンーッ!"
「一体、撃破!」
「よし!」
「もう一体は見えるか?」
「まだです・・・・」
「まだ見えないか?」
「まだです」
「ん、ちょっと待ってください。
もう一体が、迂回して、こっちに向かってきます!」
「なに!レオン殿、どちらから?」
「向かって左、10時の方向です!」
そういうと、オレはその方角を指さした。
「銃撃隊、少し左へ向け!」
「了解!」
"ドーンッ!・・ドーンッ!・・ドーンッ!・・"
魔物の足音・・・
しかも、走っているのか!?
「来ます!あと300メートル!」
銃撃隊、剣術隊の方を見ると、みんなの顔に緊張の表情が走っている。
10メートル級の魔物が、駆け足でこちらに向かってきているんだ。
それは仕方ないだろう。
「見えました!」
「撃てぇーっ!」
"バンバンバンーッ!"
「何発か命中!・・・
ですが、倒れませんっ!」
「落ち着いて、再び狙いを定めろ!」
「はい!」
この時、オレ達の150メートルほど先に、
10メートル級の巨人が完全な姿を現してくる。
トロール…の様だけど、体の色がこげ茶色で、体中、変な模様が付いているんだ。
「頭に狙いを定めて・・・・・
撃てぇーっ!!」
"バンバンバンーッ!"
どうだ!?
「やりました!倒れました!!」
「やったぁーーーっ!」
銃撃隊からも剣術隊からも大歓声!
自分達の手で、初めて倒した大物の魔物達。
やはり、彼らにとって、その嬉しさは半端無いだろう!
そしてオレが、その倒された魔物へ近づいていくと、
団長と団員達も、ゆっくり後ろをついてきた。
「サイクロプス・・・・A級の魔物です。
こんなのが森にいるなんて・・・」
オレは鑑定結果を団長さんや団員達に伝えていく。
サイクロプス・・・
そういえば、以前、じいちゃんが召喚しているのを見たことがあるかも。
「そうか、私は魔物に詳しい訳ではないが、
確かに、ダンジョンにいるような魔物に見えるな。」
「でも、A級モンスターと、直接 接触もせずに倒してしまうなんて、
大勝利ですよ!」
「あぁ、これで我々も、街の防衛に、少しは自信が付いたってものだな。
これも全て、レオン殿のお陰だ!」
「いえいえ、オレなんか、ちょっとお手伝いしただけですよ」
ということで、突如 森に現れたB級のミノタウロス3体と、
A級のサイクロプス2体を、騎士団だけで撃退出来た訳だ。
これは、今後の この街の防衛を行う騎士団にとって、
とても大きな自信に繋がるものと言えそうだ。
「さて・・・・危険な魔物も片付いた。
そろそろ、街へ引き上げるとするか!」
『はい!』
「・・・いえ、ちょっと待ってください!」
「どうした、レオン殿」
「・・・・・・奥にもう一体、敵が湧きました・・・・恐らくS級。」
「なんだとっ!」
「たった今ポップしたばかりです。・・・・・なぜ、こんな事が起きるんだろう?」
「ミノタウロスといい、サイクロプスといい・・・・いきなり、しかも続けざまに。」
「レオン、そのS級の正体は分からないのか!?」
剣術隊のカイルさんが、オレに聞いてくる。
「う~ん、残念ながら正体までは。ただ、かなり大きい・・・
体長は20メートル近いかも」
「20メートルだとっ!」
「しかも速い!今、こっちに走り出しましたが、物凄いスピードです!」
「なんてこった!」
今まで出会った陸上の魔物で、こんなに速いヤツは初めてだ。
しかも、木々が生い茂った森の中で、こんなに早く動けるとは・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ディープ・フォレストの森に新たに現れたA級の魔物2体。
その正体はサイクロプスでしたが、こちらも銃撃隊の活躍で
何とか倒すことが出来ました。
ただ・・・・
更なる強敵が森に現れてしまいます。
果たして彼らは、そんなS級の強敵を倒せるのでしょうか?
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




