騎士団のライフル銃訓練を始めたんだけど、森に強い魔物が現れちゃったよ。。
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
街の騎士団に追加のライフル銃を納め終わり、
その後、その銃の訓練に参加していくレオン。
ディープ・フォレストの森で行われるゴム弾の訓練で、
どうやらハプニングが発生していくようです。
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「よし、撃ち方はじめ~っ!」
副団長さんの合図により、まず10人がゴム弾でホーンラビットを狙う。
ただ、ラビットの速度は速く、彼らも逃げるのに必死。
簡単に当たるものじゃないんだ。
「くそぉっ!逃げられた」
「あぁ、私も・・・」
少しずつライフル銃の扱いに慣れてきた団員でも、簡単には当てられないものだ。
因みに、団員の中で銃担当となった20人は、
オレが鑑定スキルでチェックして、その適性がある人を選んだ。
最初、銃撃スキルとか、あと弓術スキルなんかは、オレの鑑定に出てこないんだけど、
その人が、一度でも銃や弓を使用すると、表示されてくることが分かったんだ。
団長さんの依頼を受けて、オレが団員全員を鑑定。
各自の適性を調べて、現在では、その適性に見合った配置を行っている。
まさに理想の人員配置ってヤツだね。
なので銃以外にも、弓適性の高い人は弓術隊に、
剣よりも槍や格闘などに適性のある人は、そちらの訓練もしている。
ただ、剣については、適性がどんなに低くても、全員が訓練を行う事になっていた。
騎士団なので、最低限、剣は使えないといけないから。
とはいっても、アウレリアさんの選んだ団員なので、
剣術適性がE級以下の人は、今のところ居ないんだけどね。
「ん、あれ?」
「どうしたレオン殿?」
ライフル銃の訓練を行っている最中、オレは念のため索敵を行ってみたんだけど・・・
「ええと今、森の中を索敵してみたんですけど、その北西に強い魔物の反応が・・・」
「えっ?」
「なんですって?」
副団長さん、団長さんが、驚きの声を上げていく。
「その魔物とは一体?」
「B級だと思うんですけど・・・コレってミノタウロスかなぁ・・・3体居るし」
「なんと!」
以前、森の奥にダンジョンが見つかったとき以来のB級モンスター出現。
今回とは、数が段違いだったけどね。
「団長、どうしますか? 街に警報を出しますか!?」
「レオン殿、ミノタウロスの周囲に人は居るか?」
「いや、居ないようです。一番近くて、ダンジョン付近の人達です」
「ミノタウロスは、3体とも動き回っているか?」
「・・・ゆっくり・・・人の歩く速さほどで、こっちの方・・・、
東の方角へ向かっているように見えます」
「そうか・・・分かった。
そしたら副団長は、銃撃隊20人の内、10人を連れて街に戻り、外壁上で防衛させてくれ。
その上で、宿舎から20人の剣術隊に、ここへ来るよう伝えて欲しい。
残った者達は、外壁を取り囲むように防衛体勢に入らせてくれ。
指揮は副団長に任せる」
「わかりました」
「ただ1名は、市長への連絡要員として、市長邸に向かわせてくれ。
市長への報告内容は次の通りだ。
3体のミノタウロス出現と、それらが街へ向かっていること、
そして騎士団の防衛体勢、この辺りを伝えて欲しい。
また、銃撃隊10人と私は、宿舎から20人の剣術隊が合流次第、
ミノタウロスの討伐に向かう。そして済まないが、レオン殿も、それに同行してほしい。
市長には、我々がミノタウロスを討伐するので、安心して欲しいとも伝えてくれ。」
「わかりました!」
という事で、15分後、宿舎からやって来た、カイルさん以下、20人の団員が合流。
団長、オレ、30人の団員でミノタウロス討伐に向かったんだ。
最初、ミノタウロスとオレ達の距離は7キロメートルほどあったんだけど、
両者が向かい合うように移動したため、20分後には、お互いの距離が
1キロメートル弱に縮まっていく。
ミノタウロスは3体とも、かなりくっ付きながら移動中。
なんとも仲の良い個体同士のようである。
「エスタさん、ライフル銃のスコープを使って、こちらから遠隔攻撃を仕掛けましょう。
そうすれば、ミノタウロスがオレ達に気づく前に倒せると思います」
「分かった、レオン殿。銃撃隊、5人ずつ2列に並べ!
前列は中腰、後列は立ったまま、向かって左のミノタウロスの頭部に狙いを定めろ!」
「了解!」
「剣術隊は、他のミノタウロスが気づいて、こちらに向かってくる可能性があるので、
その時は迎え撃て!」
「はい!」
この時、オレは、この機会が騎士団の良い実戦訓練になると思っていた。
そもそも、ミノタウロス自体、オレにとって全く脅威ではない。
召喚獣としても、すでに4体契約しているし。
ということで、銃撃隊のお手並み拝見ということになったんだ。
そして・・・・
ミノタウロスが、いよいよライフルの射程距離に入って来る。
「では撃て!」
"バンバンバンーッ!"
団長さんの合図と共に、10人の銃撃隊が、一斉にミノタウロスを攻撃していく。
オレの肉眼では、殆ど見えないミノタウロス。
木や葉っぱなどで見辛いって言うのも有るけど、単純に遠かった。
でも、スコープを通してみると、かなり接近して見えるようだ。
そうなると、スコープ上の照準と、実際のライフルの照準にずれが無ければ良いんだけど。
「左のミノタウロス、倒れました!」
「おぉーーーっ!」
盛り上がる騎士団員たち。
特に、後方で控えている剣術隊は大騒ぎしている。
「よし、次は真ん中を狙え!」
「了解!」
「撃てっ!」
"バンバンバンーッ!"
「命中!真ん中も倒れました!」
「よぉーし!」
「やったぞーっ!」
更に盛り上がる騎士団員。
でも、団長さんは冷静だ。
「続けて右のミノタウロスに照準!」
「了解!」
「撃てぇーっ!」
"バンバンバンーッ!"
「やりました!」
「おぉぉぉぉーーーっつ!」
オレの索敵でも、ミノタウロス3体の反応が消えていった。
ライフル銃によって、B級のミノタウロスを倒すことが出来たんだ!
この討伐は、騎士団にとって、とても大きな成果だよね!
団員達は全くの無傷で、B級モンスターを3体倒してしまったんだから。
ただ、銃撃音を聞いたためか、近くに居たモンスターにも動く気配が。
「あちらの方角から、フォレスト・ベアが来ます!
迎え撃ってください!」
D級のベアだから、問題無いと思うけど、
それでも、キッチリと対処しておかないと。
「では剣術隊、配置に着け!」
「はい!」
今度は剣術隊の出番。
もちろん、ライフル銃で狙撃という手も取れるけど、
団長さんは半分、剣術隊の訓練を意識しているのかもしれない。
「ベア、来ます!」
「おーっ!」
フォレスト・ベアは、体長約3mのD級モンスターなんだけど、
20人のうち5人ほどの剣術隊員で、あっさりと倒されていった。
彼らも、じいちゃんの訓練で、
確実に剣技レベルが上がっているのが分かるんだ。
ただ・・・
「えっ!マジっ?」
オレは驚いて、少々品の無い言葉を・・・
再び、予想外の出来事が起きたんだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
森でのライフル銃の訓練中、ミノタウロス3体が発生してしまいましたね。
ただこちらは、その銃が威力を発揮し、見事に騎士団員だけで討伐出来たようです。
ですが、強力な魔物の発生は、これだけに留まらないようですね。
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




