失礼なおじさんと剣で対決!勝負はどちらの手に!?
蒼河遥です。
本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!
最近グリーン・ウッドの街に、新たに作られた騎士団。
ただ、その騎士団の団員は急に集められた人達ばかりで、
剣技のレベルにバラツキがあるとのこと。
そのためレオンは、団員の剣の指導者を紹介して欲しいと
団長のエスタから依頼されますが、
まずは、彼らの剣の腕前を確認したいと申し出てみました。
ただ、その申し出は、団員達のプライドをちょっとだけ
傷付けてしまったようで・・・
本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、
皆様、是非、この物語をお楽しみください!
「わかりました、やりましょう」
オレは即答で、その勝負を受けることにした。
「ヒュ~ッ!いいねぇ、坊や~」
カイルさん、完全にオレを舐めてるなぁ。。
ということで、オレは、多分180cm台半ばは有りそうな大男のカイルさんと
対戦することになったんだ。
「へへっ、坊や、ケガをしても泣くなよ?」
「心配いらないから、思いっきり打ってきてね。おじさん」
「俺は、おじさんじゃねぇーっ!!」
周囲から笑い声が聞こえてくる(笑)
そして・・・
「では、はじめっ!」
副団長さんの掛け声が聞こえた瞬間、カイルさんが踏み込んで来る。
大剣を大きく振りかざし、それをオレ目掛けて振り下ろして来たんだ。
当たったら、コレ、ケガどころじゃ済まないだろうなぁ・・・
でもね・・・
「なにぃ!」
オレは、その一撃をかわした瞬間、彼の右側に移動し、
そのまま、カイルさんの首元に剣を突きつけて行ったんだ。
だって、カイルさん、あまりにも大振りすぎちゃって、隙だらけにもほどがあるんだ。
「そこまで!」
「バカな!」
勝負は一瞬で終了。
信じられない・・・といった顔のカイルさん、そして団員の人達。
そして・・・
「も、もう一度だ!今のは、オレの油断だ!」
カイルさん、泣きの一言。
でも・・・
「カイル、戦場での油断は死・・・・分かっているよな?」
団長の厳しい一言に、カイルさんは、うな垂れていったんだ。
「なあ、レオン君、私も手合わせを、お願い出来ないかな?」
今度は副団長のフェリクスさんが勝負を申し込んで来る。
「やりましょう」
ということで、今度はフェリクスさんとの勝負が開始された。
けど・・・
「そ、そんな・・・」
「フェリクスが三手か・・・」
フェリクスさんは、素晴らしい剣技を持っていると思うけど、
まだまだ、人との対戦経験が足りていないように感じた。
フェイントを入れて揺さぶったら、一瞬で崩れて勝負ありだったんだ。
でも、この人は、キチンとした指導を受ければ、直ぐに伸びて行くと思うんだよね。
「じゃあレオン殿、私ともお願いできるかな?」
「わかりました」
そう・・・
この日、一番望んでいた対戦。
この人の力量次第で、今後のこの街の騎士団は、大きく左右されていくはずだ。
「では、はじめ!」
副団長の合図と共に、勝負がスタートした。
最初は様子見で、お互いに何手か剣を交えていく。
そして・・・・
少しすると、団長のエスタさんがラッシュを掛けてきた。
「カンッ!キンッ!カンッ!カンッ!キンッ!カンッ!カンッ!」
スピードはかなりある。
やはり、アウレリアさんが選んだ団長さんだ。
でもオレは、余裕を持って受け流していく。
そして、そのラッシュが途切れたとき・・・
「ハッ!」
今度はオレが攻撃を仕掛けていった!
上段、中段、それも右から左から、フェイントを交え・・・・
オレが揺さぶりを掛けて行くと、団長さんの剣が少し乱れて行ったんだ。
「そこまでっ!」
オレの剣が、団長さんの首筋に・・・
「参りました」
「おぉーーっ!」
「すげぇ!」
「あの団長でさえ・・・」
結果的に、オレが15手ほどで団長さんに勝つことになった。
「流石、あのアウレリア様と互角に打ち合ったレオン殿だ」
『えっ、アウレリア様とっ!?』
団長さんの一言に、周囲の団員が驚きの声を上げていく。
団長さん、オレがアウレリアさんの稽古に付き合った時の事を聞いていたのか。
まあ、互角・・・っていうのは、ちょっと言い過ぎと思うけどね。
それにしても、打ち合ってみて分かったのは、
団長さんの腕は確かで、オレの感覚でいくと、今のセーラ並みの力は有るように感じられた。
セーラの剣術レベルは、じいちゃんに鍛えられて、すでにB級冒険者以上は有るはず。
なので、団長さんも、これから、もっと剣技を伸ばしていけば、
シルヴェイン領でもトップクラスの騎士に成れると思うんだ。
あとは、騎士団全員を、誰が指導して行けば良いのか・・・・
その後、団長さんに状況を話して、指導者の選出に、
数日の時間を貰えるようにお願いしたんだ。
候補が誰も居なければ、オレがやるのも有りだけど、
基本、オレは冒険者の仕事をしたいし、
13歳の指導者の言う事を、あの人達は聞くんだろうか・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
レオンは、彼を迷子扱いした失礼なおじさんと、剣の勝負を行う事になります。
ただ、失礼なおじさんは、残念ながらレオンの敵では無かったようですね。
その後、副団長・団長とも対戦して、騎士団の剣のレベルを把握出来た彼ですが、
今後、彼らの強化のために、誰を剣の指導者として選択していくのでしょうか・・・
そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?
今後の展開にも、是非ご期待ください。
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それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。




