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騎士団向けに新たな遠隔武器を開発していくよ!でもって失礼なおじさんと剣勝負へ・・・

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

本作に目を留めていただき、本当にありがとうございます!


グリーン・ウッドの街に新たに新設されたばかりの騎士団を訪ねたレオンでしたが

いきなり失礼なおじさんが出て来て、彼は迷子扱いされてしまいます。

その後、副団長が出て来て、レオンは何とか団長と面会することが出来ますが、

彼女は街の防衛に関して、いくつかの悩みがあるようです・・・


本作は処女作ということで、まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、

皆様、是非、この物語をお楽しみください!

「で、レオン殿、市長殿から話は聞いていると思うが、

現在、この街の騎士団は100名程となっている。

領主のアウレリア様が募集なされて、急遽集められたメンバーなんだが・・・

そのため、剣の技量にかなりバラつきがあってな。

こちらが期待する技量に追いついていない者も多いんだ。


我々も、可能な限り訓練を施して、彼らの能力を引き上げようと努力しているのだが、

他にも色々と仕事があって、なかなか、そこまで時間が取れていないのが実情でな。


そこで、週2回程で良いので、剣の使い手に、手ほどきをして貰いたいのだ。

ただ、私もこの街に就任して来たばかりで、正直、全く(つて)が無い。

この街で、生まれ育ったレオン殿であれば、その適任者が思い浮かぶのではないか?

そう思ってな。」


「なるほど」


「それともう一つ。

今後、我々は街の防衛のため、レオン殿が作ったとされる

あの街の外壁に、衛兵として団員を配置していくことになる。


ただ、もし魔物や盗賊などが攻めてきた場合、それらを叩くのに、

現在は剣くらいしか武器が無い。


できれば、外壁の上から、効果的な遠隔攻撃が出来れば、

わざわざ、地上に降り立って戦わなくても、優位に戦闘を進められるはず。

そこで、我々が思いつくのは弓攻撃で、それはある程度準備済みの状況だ。

ただ、もっと強力で、より効果的な武器を調達できないものか・・・

その辺りも、相談に乗って頂きたくてな」


「そうですね、そういった遠隔武器は必要ですよね。

分かりました。

実は、武器の件は、前々から準備を進めていたアイディアがありますので、

2週間ほど時間を頂ければ、試作品を作ってみます」


「おぉ~、そのアイディアとはどういった物なのか?」


「銃という武器です。絵に描くと・・・こういった形をしていて、

ここのトリガーを引くと、この細長い銃身から、

小さな金属の弾丸が猛烈なスピードで発射されて敵の体にダメージを与える・・・

簡単にいうと、そんな武器になります。」


「それだと、魔法を使えない者でも、攻撃出来るんだな?」


「はい、そうなんです。

金属の弾丸を猛烈なスピードで発射させるのに、

炎の魔石と雷の魔石などが少量必要となりますが、

それさえ用意出来れば、誰にでも扱える武器です。


幸いなことに、グリーン・ウッドの街には新ダンジョンがあって、

魔石と同等以上の性能を持つ、"属性の結晶"が多く眠っています。

なので、弾丸の大量生産も出来ますよ!」


「すばらしいな!では、その試作品の出来上がりを楽しみに待たせて貰うよ」

「わかりました」


実はこの時、オレは、結構内容を省略して話していた。

本当は炎属性の魔石(属性の結晶)だけでは、火薬の役割はしなくて、

あるものと混ぜることで初めて、火薬と同じような性能を出すんだ。


ただ、銃は誰でも作れるようになると、かなり危険な武器となるので、

その核心部分は、当面隠しておこうと思うんだ。



「あと訓練の件ですが、申し訳ないのですが、

一度、皆さんの剣術レベルを確認しておきたいのですが」


そうなんだ。

そもそも、トップレベルの団長さん達で、どのくらいの強さなのか?

そして、一番経験の浅い人がどのくらいなのか?

今の時点では、オレ全く分からない。


今後の訓練の指導者を検討するにしても、

その辺りの技量をキチンと把握しておく必要がありそうなんだ。


勿論、あのアウレリアさんが選出した団長さん・副団長さんなので、

この2人は、かなりの腕前なんだと思う。

ただ、そんな彼らを筆頭に、全体がどういった熟練度なのか、

何としても確認しておきたい。


「わかった。では、今から団員を集めるので、訓練場に移動しよう」

「ありがとうございます」



ということで、オレは団長さんに案内されて、裏庭の訓練場へ移動した。

副団長さんは、団員みんなに号令をかける為、宿舎のほうへ走って行った。



「・・・ということで、これから指名する者達に、一対一の手合わせを行って貰う」

「わかりました」


一応、団員の皆さんは、団長さんの言う事なので、大人しく従っているけど、

少し不満げな表情にも見える。


13歳の子供に、自分達の剣技を見せなければいけないって言うのは、

まあ確かに、納得しない人も多いだろうなぁ。


「はじめ!」

「ハッ!エイッ!」

「ヤァーッ!」


一対一の手合わせが始まっていく。

団長さんの説明では、最初は経験の浅い団員から。

そして、徐々に強い団員同士への勝負に移っていくそうだ。


確かに、最初の2人の手合わせは、お世辞にも褒められたレベルでは無かった。

恐らくこれだと、5歳だった頃のノエルにも勝てないだろうなぁ。


そして、100人全員が手合わせするのは、時間的に無理なので、

団長さん、副団長さんが選出した、松竹梅的な団員が選ばれていったんだ。


いま4組目の手合わせが行われている。

説明では、徐々に強い団員同士の対戦になっているそうだけど、

オレから見ると、正直、まだまだといった所だ。


どうしよう・・・

この人達に手ほどきする人って、一体どういうレベルの人が良いんだろう・・・

最悪、オレになるのかな・・・


「じゃあレオン殿、団員の中で、最も強い2人の手合わせをご覧頂こう」

「わかりました」


団長さんがそう言うと、一方は見覚えのある顔・・・

そう、さっき玄関でオレを迷子と勘違いした、あの人だ。

ええと、名前は・・・カイルさん?


カイルさんは巨漢のイメージピッタリな大剣を右手に持ち、

左手に盾を持っている。

普通、あのクラスの大剣って、両手で持つものだと思うんだけど・・・

凄い力だ。


そして、もう1人の女性は、細身の剣を両手に持つ、双剣の使い手みたい。

オレ、両手に剣を持つ人って、実は初めて見たかも。



「では、はじめ!」

副団長さんの掛け声で、手合いが始まっていく。


初手はカイルさんが仕掛けていく。

大剣を右手で振りかざし、力で叩きつけていった。

物凄いパワーだ。


でも、相手の女性、セレスさんって言うらしいけど、ヒラリとかわして、

反撃に打って出ていく。

なかなかのスピードと反射神経。


ただ、彼女の反撃はカイルさんの盾で受け止められていく。

そんな戦いがしばらく続いたんだけど・・・


「そこまで!」


最終的にはカイルさんが、セレスさんの剣を1本弾き飛ばし、

彼女の喉元へ大剣を突きつけて・・・・


カイルさんの勝利で終わったんだ。


「レオン殿、如何だったかな?」


「・・・そうですね。

正直、かなり基礎から始めないといけない団員さんが

多いように思われます」


忖度なく、ハッキリ言ってしまうオレ。

だって、ここでウソを言ってもしょうがないし。


にしても、今後、どのように彼らを強化して行ったらいいかな・・・


「ちょっと待ってください!」

「どうしたカイル?」


「そこまで、ハッキリ言われてしまうと、俺達の立つ瀬がありません。

そこのレオンという坊やと、対戦させて貰えませんかね?団長。

彼が、そんなに凄いのか?自分の剣で確かめてみたいですよ」


カイルさんが、そんなことを言ってくる。

正直、気持ちは分かるんだよね。


「レオン殿、どうする?」

団長さんも、他のみんなも、オレの剣術レベルを確認しないと、

ホントの意味で、納得しないだろうなぁ・・・・


「わかりました、やりましょう」

オレは即答で、その勝負を受けることにした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


騎士団のエルフの団長さんの悩みは2つ。

騎士団員の剣術レベルを上げたいため、その指導者を探したいのと、

外壁の衛兵が使える強力な遠隔武器を入手したいようですね。

果たしてレオンは、今後、彼女らの希望を叶えることが出来るのでしょうか。


そんな次回以降、どの様な波乱が巻き起こっていくのか?

今後の展開にも、是非ご期待ください。


もし「続きを読んでみたい」と感じていただけましたら、

画面下にある【ブックマークに追加】や、評価の【☆☆☆☆☆】をいただけますと、

執筆の大きな励みになりますので、是非、よろしくお願いします!

それでは、次回の更新まで、今しばらくお待ちください。

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